【発声の基本!!】声帯閉鎖の感覚・鍛えるためのトレーニングとは?


「高い声を出すと、なんか気持ち悪い声になる…」
「声が弱々しくて、全然通らない…。」

そんな悩みを抱えている方は
声帯を閉じる感覚を身につけましょう。

 

声帯を閉じると言われると、
なんか難しそうと感じるかもしれません。

ただ、この記事を読めば
声帯を閉じる感覚や方法がわかってくるはず。

 

声帯閉鎖は良い歌声を出すだけでなく、
発声の基本中の基本になります。

ここでしっかりと理解しておきましょう!

 

声帯を閉じるって何?

声帯とは、
喉の奥にある2枚のひだのことです。

この2枚のひだの間を空気が通ることで
息をしたり、声を出したりします。

上の図のように、呼吸時には開いていて
発生時には閉じています。

 

この2枚のひだがくっついていると、
空気が通る時に2枚のひだが振動します。

この2枚のひだが振動した音が
声となって聴こえるのです。

 

2枚のひだがくっついている状態を
声帯が閉じている(声帯閉鎖)と言います。

声帯の閉じ具合は主に5段階に分かれます。

  1. 息が通らないほど、
    声帯がしっかり閉まっている状態
     
  2. 詰まった声が出る
    声帯がかなり閉まっている状態
     
  3. 声を出すために最低限の力で
    声帯が閉まっているベストな状態
  4. 少し息が漏れている
    声帯がかすかに開いている状態
  5. 声が出ず、息が漏れる
    声帯が完全に開いている状態

 

下図を参考にしてください。

 

声帯閉鎖を身につけると何が良いの?

芯のある声が出せるようになる

芯がなくて弱い声になってしまう方は
声帯閉鎖が弱い傾向にあります。

そのため、声帯を閉じる感覚を身につけることで
芯のある声を出すことができるようになります。

 

声量が増える

上の番号で言うと、3番の
声を出すために最低限な閉じ具合がベストです。

息漏れが多い4番では、
声を出すための息の消費量が多いです。

 

また、声帯がキツく閉じている2番だと、
強く出さないといけないためかなり力を使います。

そのように声帯の閉じ具合が
声量に直結します。

必要最低限の声帯の閉じ具合を知ることで
長く声を出し続けることができます。

 

声色を操れるようになる

3番のベストな閉じ具合だけを
できるようになれば良いわけではありません。

というのも、2番の声帯を閉じ具合は
ささやき声などに使われます。

切ない雰囲気や弱々しい雰囲気を
出すことができます。

 

また、4番の詰まった声を使えるようになると、
シャウトが出せるようになります。

感情がこもった苦しそうな雰囲気を
出すこともできます。

声帯のとじ具合で声色を変えることで、
喜怒哀楽など感情を表現することができます。

 

声帯閉鎖のやり方

 

STEP1:声帯閉鎖の感覚をつかむ

口を横に開いて、
低い声で「アー」と声を出します。

声帯が上手く閉鎖できると、
ビリビリと振動する感覚がわかるはず。

 

STEP2:閉鎖筋を鍛える

声帯閉鎖の感覚が上手くつかめない、
声帯閉鎖を鍛えたいという方にオススメの練習法があります。

エッジボイスという練習法で、
詳しくはこちらの記事をご覧ください。



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