【宇宙一わかりやすい!!】歌ってみたと著作権についてまとめてみた

この記事で分かること
  1. 著作権とは何か?
  2. 歌ってみたと音楽著作権について
  3. 合法的に歌ってみたをアップする方法

 

こんにちは、
歌い手部のケイです。

この記事を書き始める前に
一言だけグチらせてください。

「著作権って大切だと思うけど、
マジでよくわからんし、面倒くさい!」

 

著作権管理団体に問い合わせたり、
公的機関のサイトを調べたり…。

それでも回答が曖昧だったりして、
メールやら電話やら何回もしてしまった。

正直、歌ってみたアップするくらいだったら
いいやって思う人の気持ちもわかるレベル。

 

でも、やっぱりボカロPさんの歌を
歌わせていただく身として、

法律やルールを守って歌ってみた活動を
してもらいたいと思っています。

 

今回、歌ってみたに関する著作権について
死ぬほど調べたので、

宇宙一わかりやすく、
歌ってみたと著作権を解説します。

 


著作権とは?

歌ってみたと著作権の話をする前に
そもそも著作権って何という話をしましょう。

 

著作権とは、音楽やイラスト・小説など
作品を創作した人が持っている権利のことです。

作品と言うと、
ハードルが高く感じるかもしれませんが、

鼻歌でも、走り書きの小説でも
創作したものであれば作品になります。

 

また、著作権は
創作した時点で発生します。

正式に残したい場合は申請もできますが、
通常、特別な手続きは不要です。

 

この著作権によって、

作品が勝手に使われたり、
コピーされ、配布されることがないように

作品と作者を守っています。

 

自分が頑張って創った作品が
勝手に悪用されてたら嫌でしょうし、

貰うべきお金が入ってこなければ、
生活することもできません。

 

創作する人や企業・文化を守るために
必要な権利・法律なんですね。

 

音楽に関する著作権

次に、音楽に関する著作権は
どんなのがあるのかという話をします。

この話が
まあまあ厄介な話になります。

著作権のことを調べていて、
一回挫折したところがココです。

 

音楽に関わる著作権は
著作権と著作隣接権に分かれます。

それぞれどういうものか、
個別に解説します。

 

著作権

著作権は著作物を創作した人に
与えられる権利のことです。

 

音楽で言うと、

  • 作曲家
  • 作詞家

が著作者に当たります。

 

著作隣接権

しかし、音楽というのは
著作者だけでは成り立ちません。

楽譜を見るだけで楽しめちゃう人は
相当な変態だと思いますが、

基本的に音楽は音になって
はじめて真価を発揮するものです。

 

音楽を形する上で関わった人の持つ権利を
著作隣接権と言います。

 

  • 原盤権(曲を歌唱・演奏した人)

が著作隣接者に当たります。

 

だから、市販のCDやカラオケ店の音源を
無断でアップロードすることは

この著作隣接権の侵害になるため
違法なんですね。

 

ひとつ混乱しやすいのが、

「自分のカラオケ動画を
簡単にwebにアップロードできるよ!」

というサービスを
カラオケ会社がキャンペーンでやっていること。

 

著作権のことを考えるのであれば、
これはマジで誤解を招くから止めて欲しい。

専用サイトのみの許可で、
日が経つと自動で消えるものがほとんど。

DAMの「DAM★とも」や、
JOYSOUNDの「うたスキ動画」のことです。

間違っても、Youtubeやニコニコ動画に
アップしていいというわけではありません。

 

歌ってみたに関する著作権

音楽って言うことだけで言えば、
上で説明した通りです。

しかし、歌ってみたは
音楽だけではないことをお忘れなく。

 

絵師、動画師、MIX師、エンコード師など
様々な人が関わっています。

特に動画に携わっている絵師・動画師は
それぞれ著作権を持っています。

 

なので、無断でイラストを使ったり、
動画を使うのも当然アウトです。

曲の著作権だけを気をつけていると、
思わぬところで足をすくわれます。

 

独り言

ただ、この点に関しては
微妙なところもあると感じています。

というのも、歌ってみたという文化自体、
二次創作で成り立っています。

有名な歌い手さんも
昔は無名だったわけです。

その時にボカロPや動画師に
毎回、許可をとっていたとは考えにくいなと。
(あくまで推測ですが。)

権利権利言って、縛りすぎると、
逆に文化の衰退に繋がるという指摘もあります。

あまり過剰に著作権について心配して
怖いから止めようとは思ってほしくないです。

二次創作と著作権は
いつも権利のせめぎ合いをしていますが、

良い落としどころが見つかると
嬉しいですね。

 

著作権管理団体とは?

時々、JASRACやNexToneという
名前を聞きませんか?

JASRACやNexToneは
著作権管理団体と言われる組織です。

 

著作権者に変わって、
著作権を代わりに管理する団体です。

楽曲の利用を許可したり、
著作権料を徴収して、著作権者に分配したり。

しほりさんやファンキー末吉さんの件があるので、
本当に正しく分配されているかは疑問ですが。

 

著作権管理団体という制度自体は
かなり画期的なものです。

 

利用者がレコード会社やアーティストに
使用許可の連絡をするってハードルが高いもの。

それに、まず返信が来ないので
結局、使えずじまいになるでしょう。

 

また、自分が著作者だとして
毎日、何百人の人から連絡来たらどうでしょう?

カフェでBGMとして流したいとか、
結婚式でお祝いに歌いたいとか。

一人ひとりと著作権料のやり取りをして、
入金を確認して、許可して…。

 

そんな利用者と著作権者の手間を
軽減してくれる仕組みこそ

JASRACやNexToneなどの
著作権管理団体なのです。

 

ただ注意しなければならないのが、
著作権管理団体は著作権のみを管理します。

音楽隣接権やイラスト・動画の権利は
管轄外なので要注意です。

 

手間軽減とか言って、間でお金もらうなら
音楽隣接権とか、動画の権利
も一括管理して欲しい。

切実に。

 

歌ってみたを合法的にアップする手順

「弁護士になるのか!?」っていう程、
権利やら法律やらの話をしてきましたが、

結局、一番知りたいのは
合法的に歌ってみたを投稿する方法でしょう。

 

そこで、合法的に
歌ってみたをアップする手順を

ステップ毎にまとめて、
出来るだけわかりやすく説明します。

 

STEP1:アップロードするサイトと著作権管理団体の包括契約を調べる

まず、アップロードするサイトを
決めましょう。

今で言うと、

  • ニコニコ動画
  • Youtube
  • nana

の三択になるのかなと思います。

 

どの著作権管理団体と
包括契約を結んでいるかまとめました。

  • ニコニコ動画
    →JASRAC・NexTone

  • Youtube
    →JASRAC・NexTone

  • nana
    →JASRAC・NexTone

 

それぞれ、どのサイトも
主な管理団体と包括契約を結んでいます。

 

もし、これ以外のサイト・アプリに
投稿したいと思っている場合、

著作権管理団体と包括契約を結んでいなければ、
ほぼ確実にアップロードできません。

(ボカロPに直接許可をもらえれば可能ですが、
現実的ではありません。)

 

STEP2:歌いたい曲が包括契約に含まれているか確認する

次に、歌いたい曲を著作権管理団体が
管理しているかを確認します。

いくら包括契約を結んでいても、
管理していなければ意味はありません。

 

それぞれ、下のページから検索できるので、
検索して確認しましょう。

JASRACの管理楽曲データベース
NexToneの管理楽曲データベース

 

もし、歌いたい曲が
包括契約に含まれていなかった場合、

合法的にアップロードできないため、
投稿を諦めるしかありません。

(直接許可を取るという選択は
現実的に不可能と判断しています。)

 

STEP3:利用許可の出ているオフボーカル音源を探す

本家のオフボーカル音源を探す

次に、歌ってみたで利用できる
オフボーカル音源を探します。

一番、確実で安心なのは
ボカロP本人がアップしている場合です。

 

動画の概要欄に書いてあることがあるので、
チェックしてみましょう。

piaproというサイトを通して、
音源を配布していることが多いです。

 

注意事項

ボカロPによって、ガイドラインが異なるので、
その曲のボカロPの利用ガイドを必ず確認しましょう。

 

例えば、40mPさんを
例に挙げてみましょう。

40mPさんの代表曲のひとつ、
からくりピエロの動画ページがこちらです。

(引用元:https://www.nicovideo.jp/watch/sm15022913

 

このリンクを押すと、
ダウンロードページに飛べます。

その中から、
利用ガイドを探しましょう。


(引用元:https://piapro.jp/my_page/?view=profile&pid=pianica

 

利用ガイドを開くと、
様々な場合に応じた説明が書いてあります。

40mPさんの場合は非営利で
歌ってみたに使う場合は許諾が必要ないようです。


(引用元:http://40meter.blog125.fc2.com/blog-entry-155.html

 

二次創作のオフボーカル音源を探す

もし、本家がオフボーカル音源を
アップしていなくても、

歌ってみたを投稿することは
無理ではありません。

 

ニコカラやDTM音源など
二次創作のオフボーカルを探しましょう。

その音源を作った権利者が
歌ってみたの使用を許可していた場合、

その音源を使って、
録音・投稿することができます。

 

補足事項

著作権(作詞作曲)は包括契約で
クリアしているので、

音源を作った人(原盤権)の許可が
出ていればOKということです。

 

STEP4:オフボーカル音源をダウンロードする

これで問題なく使える
オフボーカル音源が見つかりました。

 

基本的に配布されているものであれば、
ダウンロードURLがついているので、

そちらを使って、
ダウンロードするようにしましょう。

 

ただ、時々、許可は出ているけど
ダウンロードURLは無いこともあるので、

そういう場合は
自分でダウンロードする必要があります。

 

音源をダウンロードする方法は
こちらの記事で解説しているので、

必要であれば、
こちらもご覧ください。

【歌ってみた動画を作成】歌ってみたのカラオケ音源をダウンロードする方法!

2018.07.02

 

STEP5:録音・MIX・投稿をする

後はその音源を使って、
録音・MIX・投稿をするだけです。

「だけ」とは言っても、
これもかなり作業量がありますが…。

 

補足事項

たまに優しさ(?)で
オフボーカル音源をそのまま

二次配布・無断転載する方がいますが、
これはアウトなのでご注意を。

nanaでしばしば問題になる違法音源
このことを指しています。

JASRACと契約している云々に関わらず、
複製権侵害になります。

(複製権とは、著作権に含まれる権利で
許諾なく複製することを禁じています。)

 

最後に

いかがでしたか?

かなり長かったですが、
最後まで読んで下さりありがとうございます。

 

著作権についても深く理解でき、
音源の探し方もわかったと思います。

ぜひ、この記事を参考に
歌ってみたを創ってみてください。

 

何か間違いや質問があれば、
コメントにお願いします。

かなり丁寧に調べたのですが、
法律家・弁護士ではないのでご了承を。

 

  1. 著作権とは、音楽やイラスト・小説など作品を創作した人が持っている権利のことである。
  2. 歌ってみたに関する著作権は作詞作曲した人の権利、歌唱・演奏した人の権利、PV・動画に携わった絵師・動画師の権利が主に挙げられる。
  3. ニコニコ動画・Youtube・nanaはJASRAC・NexToneと包括契約を結んでいるので、その管理楽曲であれば、著作権者(作詞作曲のみ)の許可なく投稿できる。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ケイ@ボイストレーナー

かつて自身も音痴だったことから、躓きやすいポイント・悩みやすいポイントをよくも知っている。そのポイントを丁寧に指導することで、わかりやすく、驚くほど変わるボイストレーニングに定評がある。