「なんかリズムがズレてしまう…。」
「リズム感ってどうすれば良くなるの?」
どんなに音程が合っていても、
リズムがズレてしまうと台無しです。
リズム感がないと言っても、
どうすれば良くなるのかわからないもの。
そこで、今回はリズムがズレてしまう原因から
リズムを取る方法まで丁寧に解説します。
リズムがズレてしまう原因
リズムがズレてしまう原因は
大きく分けて3つあります。
それぞれの原因を
具体的に見ていきましょう。
曲をあまり聴いていない
テレビでCMでなんとなく聴いた曲が
急に歌いたくなること。
昔、少し聴いていた曲が
歌いたくなることってありますよね。
ただ、頭で再生できるほど
よく聴いているわけではない。
そういう曲を歌おうとすると、
どうしてもリズムはズレてしまいます。
また、あなたは
どんな時に音楽を聞いていますか?
通勤・通学の電車の中や
何かしながら聴いていることがほとんどだと思います。
ただ、BGMとして聞き流している状態だと
リズムをしっかりと覚えるのは難しい。
実際、歌ってみようとすると
「あれっ?」となることがほとんどです。
つまり、歌えるまで聴き込んでいないことが
第一の原因として挙げられます。
歌うことに気が行き過ぎてしまう
すごいアップテンポの曲で
息が切れながら必死に歌っている。
音程の上下が激しく、
音程を合わせようとするので精一杯。
そんな風に歌うことに必死だと、
ついリズムは置き去りになってしまいます。
歌を歌うということは、
音程とリズムを同時に考える必要があります。
2つのことを同時にやるって
意外と難しいですよね。
片方のことを集中すると、
片方のことが適当になってしまう。
音程を合わせることに必死だと、
リズムが適当になってしまいます。
リズム感が良くない
普段からよく聴いていて、
そんなに歌うのが難しい曲ではない。
という場合は、
リズム感が良くないことが考えられます。
体内時計のように、
人はそれぞれ体内リズムというがあります。
わかりやすく言うと、
身体の中にあるメトロノームです。
このメトロノームが速く動いたり、止まったりして
リズムがズレることをリズム感が悪いと言います。
自分ではリズムを取っているつもりなのに、
ズレてしまう人はこれに当たります。
リズム感を良くする方法
リズム感を鍛えることは
かなり難しいと思われがちです。
ただ、安心してほしいのが、
リズム感を良くすることは可能です。
ちょっとした練習・コツを掴むことで
簡単にリズムをしっかりと取れるようになります。
メトロノームを使う
リズム感を良くするためには、
正しいリズムを身体に覚えさせることが大切です。
非常にオーソドックスで地味なやり方ですが、
これがリズム感を良くする一番の練習法だと思います。
まずテンポを120にして、メトロノームの音に合わせて
「1、2,3,4」と数を数えましょう。
一緒に手拍子をすると良いです。
次に、「1と2と3と4と」という風に
数字の間に「と」という言葉を入れましょう。
この「と」が裏拍のリズムになります。
120のテンポに慣れてきたら、
テンポを速くしたり遅くしたりしましょう。
自分の好きな曲を使う
メトロノームでテンポを取れるようになったら、
実際に曲を使ってみましょう。
自分が歌いたい曲を流して、
「1と2と3と4と」と数を数えます。
曲を通して、リズムがズレることがなければ
リズム感はかなり良くなっているでしょう。
余談ですが、
リズムは曲によって異なります。
ただ、ほとんどの曲は
リズムが途中で変わることはありません。
そのため、基本的に
一曲を通して同じ速度でリズムをとれます。
リズムを取るコツ・ポイント
では、実際に歌っている時に
リズムを取るコツをお伝えします。
リズム感が良くなって、
リズムを取るコツを知れば、もう無敵です。
伴奏をよく聴く
まず、大切なのが
伴奏をよく聴くことです。
歌を歌っていると、
どうしても歌うことに集中してしまいます。
高い声を出そう、声を伸ばそうと
考えながら歌うことは素晴らしいですが、
集中すると周りの音が聞こえにくくなります。
その結果、速くなったり、遅くなったりして
ズレてしまうもの。
そうならないために、
周りの音を聞くことを常に意識しましょう。
特にドラムの音を聴くと良いです。
ドラムはリズム隊と言われ、
主にリズムを刻むことが役割です。
そのドラムの音を聴くことで、
曲のリズムを知ることができます。
身体を使う
プロの歌手、歌が上手い人が
足をトントンと動かしている姿を見たことがありませんか?
リズムがズレてしまう人の多くは
歌っている時にほとんど動きません。
手拍子をする・足踏みをするなど、
体を使うとリズムが取りやすいです。
恥ずかしいことはないので、
身体を使ってリズムを取ってみましょう!