こんにちは!
歌い手部のれのんです!
「歌の練習する時録音したほうがいいのかな?」
「録音したほうがいいって聞くけどなんで?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
今回は、歌練習には必須と言われている録音を
なぜしたほうが良いのか
録音したものをどうすべきか
書いていきます。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね!
なぜ録音をすべきか

録音した経験がある方はご存知かと思いますが、
自分が歌った声と
録音したものを聴いた時の声は違って聞こえます。
録音することで、この聴こえている感覚と
実際に出ている声のギャップを
埋めることができるのです。
そしてこの録音した自分の声こそが
相手に聴こえている自分の声なので
この客観的に聴いた歌声が
本当に上手く聴こえていれば
聴き手に上手く伝わっている
ということになります。
普段から録音することで
自分のリズムや音程を外す時の癖や
感情や表現など細かいニュアンスまで
客観的に把握することができます。
なので、歌を録音することは
自分の中の課題発見など
次の練習に大いに役立てることができるのです。
しかし、初めて録音した時は
自分の声が気持ち悪いと感じてしまい、
それが辛く感じてしまうことがほとんどです。
しかし、歌上達に生かすにしても
歌い手活動するにしても
録音するということは
避けては通れない道です。
「どうしても録音した自分の歌が気持ち悪い」
という方は、以下の記事を参照してみてください。
録音してみよう

録音の仕方
録音には様々な方法がありますが
最初から高級な機材を用意する必要はありません。
もし持っているのならばボイスレコーダーなどの
機材を使うことが望ましいですが、
初めて録音するという方は
簡易なスマホのアプリで十分です。
どのタイミングで録音すれば良いのか
ということですが主に3点あります。
1つは「この発声良いかも!」と
練習中の自分の声への発見や、
コツらしきものを掴んだ時の声。
もう1つは、
普段カラオケなどで歌っている時の声。
そして最後の1つは
ライブなど、人前で歌っている時の声です。
録音した時にチェックしてほしいこと

自分の歌を録音したら、
次は実際に聴いてみましょう!
その際に是非ともチェックすべき点を
ご紹介していきます。
音程
まず第一に、音程です。
自分が歌った音程のズレに対しての感覚は
人によって非常に様々なパターンがあります。
ですが繰り返し録音し、
聴き返すことで必ず音程に対しての精度が上がり、
しっかり音程が合っているか
ズレているかがわかるようになります。
普段、音程がズレても気付けない方は
何度も録音し、繰り返しましょう。
音程がズレたことに
気づけるようになります。
音程がズレた時になんとなく分かる方は
録音を聴けば高く外れたのか、
低く外れたのか具体的に分かるようになります。
具体的にどう外れるか具体的に分かる方は
繰り返し録音し、自分の歌の癖を知ることで
次第に音程のズレが小さくなっていきます。
そして特定の曲で音が外れる時は
どこの箇所で外れるのか、
しっかりメモなどしておくと
さらに良いでしょう。
リズム

「今日調子がいい!」って思っていても
後々録音したものを聴いてみると
走っていたりもたついてたりするのがこのリズム。
リズムがしっかりしているだけで
自分自身でもすごく気持ちよく
歌えるようになりますし、
客観的に聴いても
とても聴きやすくなります。
そしてそのリズムの中でも
アクセントも気にしてみてください。
このアクセントはリズム自体を作っている、
いわば根幹的なもので
リズムが合っているか、それはもちろん重要なのですが
しっかりアクセントがつくことで、
人間にとっての心地よいリズムの感覚、
グルーヴが生まれます。
「音楽を聴いていると自然と体が動く」
あの感覚がグルーヴですね。
このグルーヴが出るだけでも
非常に歌のクオリティが上がります。
ちゃんと歌いたいと思っている曲の
アクセントがどこにあるのかを確認して欲しいです。
そうすることでグルーヴの感覚も
身体で感じ取れるようになります。
歌詞を印刷してアクセントの箇所に
チェックするのもオススメです。
一度書き出して見るだけで
目に見えてどこを意識すればいいかがわかるので
飛躍的にリズムが良くなります。
表現と感情

最後に確認したいのは歌の表現と感情です。
実は録音で一番録音で確認した方がいいポイントは
この表現と感情の部分なんです。
自分ではすごく心をこめて歌ったつもりのバラードも、
激しく強弱をつけてパワフルに歌ったつもりのロックも
録音して聴くと「あれ?」ってなることが多く、
案外インパクトに欠ける中途半端な表現になっている
なんてことが多々あります。
「自分がこういう気持ちで歌った時、
どう聴こえているのか」
しっかりと聴いて分析してください。
録音することで自分がどう歌を歌いたいのか
考える機会にもなります。
比べられる形で録るための条件そろえ
録音は「録ること」よりも「前回と比べられること」で価値が出ます。ところが、毎回ちがう場所・ちがう距離・ちがう音量で録っていると、変化が練習の成果なのか環境の違いなのかが判別できません。条件をそろえてから録るだけで、聴き返しの精度は大きく変わります。
| そろえる条件 | 具体的なやり方 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|
| マイクとの距離 | 拳1つ分など、自分の基準を決めて毎回同じにする | 声の太さが変わり、上達したように錯覚する |
| 録音する場所 | 同じ部屋・同じ向きで録る | 反響の量が変わり、印象だけが変わる |
| 入力の音量設定 | 設定値を記録し、毎回同じ位置に戻す | 音量差が大きくなり、比較しづらくなる |
| 伴奏の音量 | 再生側の音量も固定する | 歌いやすさが変わり、結果もぶれる |
| 録る時間帯 | できるだけ同じくらいの時間に録る | 声の状態の差が結果に紛れ込む |
もうひとつ大事なのが、1回に変えるのは1つだけという原則です。口の開き方と息の量とマイクの距離を同時に変えてしまうと、良くなった(あるいは悪くなった)原因がわからなくなります。変えるのは1つ、あとは前回と同じ。この形にしておくと、聴き返しが検証になります。入力音量の合わせ方は歌ってみたの録音レベル(ゲイン)設定で解説しているので、基準値を決める段階で参照してみてください。
聴き返しは「順番」と「絞り方」で決まる
録ったものを一度に全部評価しようとすると、なんとなく下手に聞こえた、という印象だけが残りがちです。回ごとに聴く対象を絞ると、具体的なメモが残せるようになります。以下は一例です。
| 聴く回 | この回で聴くこと | メモに書くこと |
|---|---|---|
| 1回目 | 通しで聴き、引っかかった場所に印をつけるだけ | 秒数または歌詞の場所 |
| 2回目 | 印をつけた場所だけを繰り返し聴く | 何が気になったのか(音の高さ・タイミング・音量など) |
| 3回目 | ブレスの位置と長さ | 息継ぎが間に合っていない箇所 |
| 4回目 | 語尾と子音の処理 | 切れ方が乱暴な箇所、聞き取りにくい言葉 |
| 5回目 | 伴奏に混ぜた状態での埋もれ方 | 声が聞こえにくくなる箇所 |
ブレス・語尾・子音は見落とされやすい
音の高さやリズムに比べて、息継ぎの位置、言葉の終わり方、子音の立ち方は意識から抜けやすい部分です。ところが、聴いている側にとっては聞き取りやすさに直結します。息継ぎの音が大きく入りすぎている、語尾が最後まで保たれず消えている、サ行やタ行が強く出すぎている——こうした点は、録音を聴かないとまず気づけません。1つ見つけたら、その箇所だけを取り出して録り直すと修正が早く進みます。
伴奏と混ぜた状態でも聴く
声だけで聴いた印象と、伴奏に混ぜたときの印象は違います。声だけでは気にならなかった揺れが目立ったり、逆に問題ないと感じたりします。最終的に人が聴くのは混ざった状態なので、判断はそちらを基準にしてください。混ぜてからの調整については歌ってみたMIXのやり方・手順完全版にまとめています。
記録の残し方——後から探せる形にしておく
録音を続けていると、ファイルはあっという間に増えます。名前がつけられていないと、半年前の自分と比べたいときに探し出せません。録った直後に名前をつけて、メモを1行残すところまでを一連の作業にしてしまうのがおすすめです。
ファイル名の付け方の例
- 日付を先頭に置く(並べたときに時系列になる)
- 曲名または練習内容を入れる
- テイク番号を末尾に付ける
- キーを変えている場合はその情報も入れる
- 使えると思ったテイクには目印になる語を足しておく
「日付_曲名_キー_テイク番号」のような形に決めておけば、あとは機械的に付けられます。名前の付け方は途中で変えないのがコツで、途中で変えると過去のファイルが検索から漏れます。ファイルの保存先やバックアップの考え方は歌い手のための録音データ管理・バックアップ術で扱っています。せっかく残した記録が消えると比較の材料がなくなるため、増えてきたと感じた時点で一度整えておくと安心です。
メモに残す項目
- その日変えた条件(1つだけ)
- 気になった箇所とその場所
- 次回やることを1行
- 体調や環境で普段と違った点
この4行だけでも、続けていくと自分の傾向が読めるようになります。同じ指摘が何度も出てくるなら、それが今の課題です。毎回ちがうことを書いているなら、まだ聴き方が定まっていないサインとも言えます。
録音環境の影響を切り分ける
聴き返して気になった点が、必ずしも歌い方の問題とは限りません。環境や機材が原因で、そう聞こえているだけということもあります。ここを混同すると、直らないものを直そうとして時間を使ってしまいます。
| 聞こえ方 | 環境側の要因として考えられること | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 声がぼやけて響きすぎる | 部屋の反響 | 布や吸音材を置いた状態で録り比べる |
| 音量が勝手に上下する | 録音アプリの自動調整機能 | 設定でオフにできるか確認して録り直す |
| 常に「サー」という音がある | 空調や機材のノイズ | 歌わずに30秒録って、その音が残るか聴く |
| 近づくと音が割れる | 入力音量が大きすぎる | 設定を下げて同じ距離で録り直す |
| 低音がやたら太い | マイクに近づきすぎている | 距離を変えて録り比べる |
自宅で反響やノイズが取りきれない場合は、録る場所を変えるのも有効です。カラオケボックスで歌ってみたを録音する方法では、部屋選びや持ち込みの注意点をまとめています。自宅側でできる対策を知りたい方は賃貸・実家でもできる宅録の防音対策を参照してください。
なお、聴き返して音の高さのズレが気になる場合は、そこだけを取り出した練習に切り替えると進みが早くなります。ズレの方向を確かめる手順は音痴は遺伝する?音痴を治す3つの方法で扱っているので、録音とあわせて使ってみてください。
























