ちりめんビブラートって何?ビブラートは4種類ある!


一言でビブラートと言っても、
ビブラートには大きく分けて4種類あります。

ちりめんビブラートというのも、
その中の1つです。

それぞれのビブラートに個性があり、
聴いている側の印象が大きく変わります。

この4つのビブラートを使い分けることで、
表現の幅がグーンと上がります。

ということで、今回は
ビブラートの種類についてお話します。

 

ビブラートとは?

ビブラートについて、
簡単におさらいしたいと思います。

ビブラートとは、ある一定の音を保ちながら
音を上下に揺らすテクニックです。

フレーズ・サビの終わりや間奏の前などで
よく使われるテクニックのことでした。

 

ビブラートについてもっと詳しく知りたい、
ビブラートのかけ方も知りたい方は
こちらの記事をご覧ください。

ビブラート

【完全攻略】3種類のビブラートの使い分けと出し方と練習方法

2021.11.29

 

ビブラートの種類

ビブラートはどんな間隔で上下させるか
どれだけ音を上下されるかで聴こえ方が変わります。

例えば、音を上下する間隔が短いと、
ワンワン響くようなビブラートになります。

かなり自己主張の激しいビブラートですが、
ビブラートをかける時間が短い時に使いやすいです。

このように、波の間隔と揺れ幅を変えることで
いろんな種類のビブラートができます。

 

間隔と揺れ幅でビブラートは無数にあるため、
正確には4種類と言うことはできません。

ただ、今回はわかりやすく説明するために
4種類に分けてお伝えします。

間隔の長短と揺れ幅の大小の組み合わせで
4つのタイプができます。

 

Aタイプ:間隔が短い+揺れ幅が小さい

このタイプのことを
ちりめんビブラートと言います。

緊張して震えている声と似ていて、
不安定でコントロールできていないように聴こえます。

 

そのため、ちりめんビブラートは
使わない方が良いと指導する方もいます。

確かに、ちりめんビブラートしか
出せないのであれば改善した方が良いでしょう。

 

ただ、個人的には
ちりめんビブラートも良い味があると思うんです。

例えば、宇多田ヒカルさんは
ちりめんビブラートを魅力的に使っています。

他にも、GACKTさんも
ちりめんビブラートをよく使っています。

ひとつのテクニックとして、
出せるようにしておくに越したことはありません。

 

Bタイプ:間隔が短い+揺れ幅が大きい

ワンワン聴こえるのが特徴です。

ターザンが綱を渡っている時の
「あ~ああ」という声に近いです。

伝統音楽や民謡などで
使われることが多いビブラートになります。

 

Cタイプ:間隔が長い+揺れ幅が小さい

このタイプがJ-POPなどでよく使われ、
最もスタンダードなビブラートになります。

聴き心地が良くて、
サビの余韻を出すのにもってこいです。

 

Dタイプ:間隔が長い+揺れ幅が大きい

あなたは演歌を聴くことがありますか?

演歌の歌い方やビブラートって
かなり特徴があると感じるでしょう。

J-POPやアニソンを演歌の歌い方で歌うと、
かなり違和感があるはず。

このタイプのビブラートは
演歌でよく使われるビブラートなんです。



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