- 楽曲におけるハモリの役割
- ハモリのコツ
- ハモリのうまい人の持つイメージ
皆さんの周りにはカラオケで コーラス部分を
上手くハモれる人はいませんか?
ハモりは歌っている本人も、聴いている人も
気持ち良くなれる最高のテクニックです。
ハモることができれば、
好感度もアップするでしょう。
そこで、今回は、即興で
ハモりを入れるコツを紹介します。
ハモリをいれるコツとは?
ハモリとはメインメロディの3度上もしくは
3度下を歌うことです。
短3度、長3度のいずれかというのは
曲調によります。
臨時記号の「#」や「♭」がつかない方
が正しいです。
臨時記号とは#や♭のように
楽曲の途中で1つの音の高さを一時的に
変化させる記号のことです。
3度上か下か、どちらを選べばよいかは
好みもあると思います。
おおまかな印象でいうと、3度上の方が
音が高くどちらかというと華やかな印象です。
3度下は落ち着きがあり重厚な印象です。
最近の曲なんかはサビで非常に高い音を
メインボーカルが歌っており、
3度上をハモろうとすると声が出ない
可能性もあります。
そういう意味では3度下の方が
無難かと思います。
ただし、3度下をハモる方が
メインの音程につられやすいです。
高い音の方が目立って聴こえやすいので
「気がつけばメインと同じ音程を歌っていた」
ということが起こりやすいです。
ピアノなどの鍵盤を活用すると、
正確な音が確認できます。
3度上、3度下というのは
楽譜上では2つ上か2つ下に移動します。
全音2つ分上、下にすればいい、と考える人
がいますが、それは違います。
上の図のように
全音で2つ下がるはミの場合、レです。
(黒鍵を①、レの白鍵を②と数えます。)
音符2つ下はミの場合、ドです。
(レの白鍵を①、ドの白鍵を②と数えます。)
このような鍵盤をイメージして
2つ上がる、下がる、という
3度上下でもってハモりのメロディを作るのが
基本といえます。
3度上(ドならミ、など2つ上の音)か、
3度下の音がハモりとして多いです。
始めはメインのメロディにつられてしまうと
思いますが、最初の音を外さないようにして
丁寧に音の“階段”を上がったり下がったりする
イメージで歌います。
和音とか知っている人ならメロディーに対し
3度上、3度下の音程を取れば良い。
楽曲をよく聞くとメインボーカルの主旋律
とは別に、ギターやピアノなど楽器でサブの
旋律を微妙に外して演奏しています。
つまりそのサブ旋律を覚えて歌えば良いです。
ハモリの原理については
こちらの記事で解説しています。
上手くハモるための練習方法
STEP1:ハモリやすい曲で練習
一番最初は、ハモリやすい曲をカラオケで
歌うのがオススメです。
一人でもメインメロとハモリを重ねて、
響きを確認しながら練習出来るからです。
メインメロはリモコンのガイドメロ機能
のONとOFFを切り替えながら練習します。
- 歌っている音源を聞いて、 ハモリのメロディを注意深く聞き取る
- カラオケでハモリラインのみを歌う
- メインメロディとあわせて歌う
STEP2:既存曲でハモリアレンジ
今度は、既存曲でハモリパートがない曲を
ハモリアレンジしてみましょう。
電子キーボードやピアノを使って、
3度上、3度下のハモリパートを
作ってみます。
3度上、3度下のハモリラインまで
作れるようになったら、
今度は4度、5度の音程も取り入れて
ハモリパートを作ってみましょう。
ハモりの良し悪しは個人の感覚なので、
自分の感性でメロディラインを作って歌う、
という作曲に通ずるものがあります。
世の名曲の中にも、ハーモニーとしては
濁った音でも
あえてハモリメロに取り入れている場合も
多々あります。
STEP3:ハモリメロをオリジナルで作る
最後は、自分の感覚を信じて、オリジナルな
響きのハモリメロを作っていきましょう
カラオケに行くと、ハモりのある曲は
だいたいハモりメロディが入っているので、
それを聞いて練習するのがおすすめです。
家でも、スマホやPCなどからイヤフォンを
半分抜くとボーカルの声が消えて
カラオケっぽく聴こえるという裏技もあります。
ハモりに慣れてきたら、スマホアプリの
ピアノで、メインのメロディ音を丁寧に
ひろって、
その3度上か3度下のメロディでハモる練習を
すると、即興でハモれるようになります。
ハモリやすい曲について詳しくはコチラ
上手くハモるためのコツ
最も重要なのは音の階段を意識することです。
メインのメロディを肩の高さだと意識して、
高い音は頭の方、低い音は胸の方、など
意識します。
↑平井 堅さんのように声の高さと
手の動きを連動して歌うと意識しやすいです。
ハモリのコツについて詳しくはコチラ
- 上手いハモリは最高のテクニック
- 三度上か三度下を歌う
- 音の階段を上り下りするイメージが重要