- ハモリの定義
- プロのハモリ方
- 上手くハモる方法
「ハモリって、ボーカルの裏で
うっすら聞こえるだけの声でしょ。」
「ハモリはうちのバンドには必要ないかな。」
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、ハモりが入っていると
曲の聴き映えが良くなります。
そして、楽曲全体が華やかになります。
今回は歌ってみた動画にも使える
ハモリについて解説します。
是非チェックしてください。
ハモリのつけ方
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/05/music-sheet-1326999__480.jpg)
以下の3つのポイントを意識すると
ハモリをつけやすいです。
- メインメロディーの三度上か三度下を歌う
- メインメロディーより小さめの声で歌う
- 音の階段を上り下りするイメージを持って歌う
ハモリの説明については
こちらの記事で解説しています。
ハモリのコツについては
こちらの記事で解説しています。
正確なハモリは難しい
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/05/sheet-music-977668__480.jpg)
音楽知識の無い人が、ハモリのラインを生成
するのは難しいと思います。
簡単な音楽知識でいえば3度上
(例えばドに対してミ)とか
5度上(ドに対してソ)で歌えば
ハモリになります。
しかし、コードラインによって
メジャーかマイナーか変わったり、
スケール以外の半音階を使用したり
音楽的な知識が必要です。
感覚でやっている人もいるとは思いますが、
音感がないと不協和音になってしまいます。
また実際に歌う場合には、メインのボーカルと
ニュアンスを合わせたり、
音の切れる長さやタイミングを
正確に合わせなくてはなりません。
ちゃんとハモれてる人はごく一部です。
ハモのライン自体が不協和音になっていたり、
ハモのラインがあっていも音程が外れていたり
メインの歌とリズムや長さ、ニュアンスまでも
がバラバラだったりします。
ハモ生成には音楽知識と音感が必要です。
ハモの生成する際には、コードの和音の構成や
メインメロディーとの兼ね合いを考えながら
ハモリのラインを考えていきます。
これが出来ていないと不協和音だらけで
下手な歌に仕上がってしまいます。
MIX師に頼むのもアリ
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/05/music-1010703__480.jpg)
初めはハモリはMIX師に生成をお願いしましょう。
実際に歌っているハモの音程やリズムを
無理に補正するより、メインボーカルから
機械的にハモリを生成してしまった方が
綺麗に仕上がると思います。
間違った音程を歌っていたり、リズムや
ニュアンスがバラバラなボーカルを無理に
補正する作業はあまり音楽的とは言えません。
MIX師の探し方については
こちらの記事で解説しています。
プロのハモリのつけ方とは
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/05/sheet-music-2380940__480.jpg)
プロのハモリのつけ方について紹介しましょう。
- アレンジャーがハモリのライン(音程)やガイドメロを作成
- レコーディング前に歌い手さんが自主練習
- 実際にレコーディング
プロのハモリのつけ方は以上の流れが多いです。
ソロシンガーの場合、ライブ等のハモリは
事前にレコーディングしておいたものを
カラオケに混ぜておき、
メインだけ歌うということが多いです。
ちなみにこのようなメインボーカル抜きの
カラオケの事をマイナスワンと呼びます。
エレクトロやテクノなど、あえてハモリや
コーラスを機械的に聴かせたい場合等を除けば
ハモリをメインVoから機械的に
生成することはほとんどないです。
これはやっぱりプロには歌唱力があり、
ハモリを綺麗に歌うこともたやすく、
作曲家が実際にハモリのラインや
コーラスのラインを作ってくれるからです。
また、ハモリを実際に歌うことで、
倍音が増強され厚みが増します。
これが、実際にハモリを
歌うメリットと言えます。
Audacityを使った方法
Audacityでピッチを変える方法を紹介します。
まず、歌ってるものと同じカラオケのパートを
もう一つ用意します。
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/06/af2733b1f169fe24778a8b22a281afda-1024x721.png)
次に、今用意したパート
(画像で見ると一番下のパート)を選択します。
そして、上のバーの「エフェクト」から
「ピッチ変更」を選択します。
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/06/196caa9e11ee9222d4c76e32e14e20d2-1024x814.png)
・原キーから+3キーにしたい時は、音程の差の
ところを画像と同じように「3.00」にしてok
・原キーから-3キーにしたい時は、
音程の差を「-3.00」にしてokを押します。
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/06/3-1024x805.png)
カラオケのピッチ変更はこれで完了です。
次は、今ピッチ変換をしたオケでハモリを
つけたい部分を歌います。
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/06/4th-1024x804.png)
再生しながら歌ってしまうと主旋律のカラオケや
自分の歌まで再生してしまうので
ピッチを変えたカラオケのパートの
「ソロ」ボタンを押すか
ピッチを変えたカラオケパート以外のパートの
「ミュート」ボタンを押して録音を開始します。
Audacityの使い方については
こちらの記事で解説しています。
上手くハモるためには?
基本的な3度ハモりを作ることを目的に
話を進めていきます。
よく言う、上ハモリとか下ハモリ
というものです。
大まかな流れはこうです。
- その曲のキーを知る。
- スケールの音を確認して使える音、
使えない音を把握する。 - メロディーに対して3度の音
(上にするか下にするかはお好み)を割り当てる。 - 違和感が出た箇所がある場合調整する
例えばボカロの曲のハモリを歌いたい場合、
ボカロ曲等の場合は、本家に
ハモリだけの音源が置いてあったりします。
本家にハモリの音源が無いか確認してみましょう。
ハモリの音源さえあれば、それを聴きながら
ハモリのラインを覚えて、真似するだけです。
ハモリ音源が無い場合は、音楽知識のある人に
依頼するか、自分で音感を身につけましょう。
ハモリやすい曲については
こちらの記事で解説しています。
ハモリの録り方
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/05/piano-1655558_1280-1024x682.jpg)
次にハモリの録り方を紹介します。
まず、ハモリより先に
メインボーカルを録ることが大事です。
というのも、ハモリを歌う際には、メインに
歌い方・音程の録り方・ニュアンス等を
あわせる必要があるからです。
メインボーカルを録り終えてから、
メインボーカルを小さめの音量で
聴きながらハモリを歌うと良いです。
メインボーカルに寄り添う様な
ハモリが歌えると良いですね。
メインとハモリがバラバラだと、
仕上がりが悪くなるので気をつけてください。
最後に
いかがでしたか?
ハモリの入れ方がわかったと思います。
ハモリを入れることで
曲のクオリティーがグッと上がり、
他の歌い手の歌ってみた動画と
差別化することができます。
この記事を参考に
ハモリにも挑戦してみてください。
- 正確なハモリには音楽的知識が必要です。
- メインメロディーの3度上か3度下で歌う。
- 初心者はMIX師に依頼するのがおすすめです。