カラオケ採点で得点アップ!「フォール」の意味と出し方とコツ

フォール やり方

タクミ
うーん…カラオケでいい点数出たけど、この「フォール14回」ってどういう意味なんだろう?

アイカ
良いところに気がついたね!カラオケでの加点対象になっている技術を狙って出せるようになれば、さらに高得点を目指せるようになるわ!

タクミ
本当ですか?! 狙って出せるようになりたいです! ぜひ仕組みを教えてください!

 

カラオケの採点で見かける
フォール〇回という言葉。

加点ポイントになっているものの、
よくわからないという人もいると思います。

実際、カラオケで歌っていて
勝手にカウントされることもしばしば。

 

そこで、今回は
フォールとは何なのかを
しっかりとお伝えしたいと思います。

このフォールを使いこなせるようになると、
カラオケの点数アップはもちろんのこと、
表現力がグーンと上がります!

 

また、コントロールできずに
そのままにすると、

逆に歌が下手に聞こえてしまう
可能性があるので要注意です。

 

フォールの意味

フォールとは本来の音よりも
低い音にずり下げていくテクニックです。

フレーズの終わりなどで
よく使われているテクニックです。

 

イメージ

フォール1

 

フォールを使う理由

フォールを使うことで、
どんな風に変わるのでしょうか?

歌唱技術のひとつであり、
カラオケの加点ポイントにもなっているわけで。

やはり、聴いている側の印象に
大きく影響します。

 

切ない雰囲気が出る

歌の中でフォールを使うと、
切なくて憂いのある雰囲気を表現することができます。

なので、バラード曲で使うことで
グッと魅力をアップさせることが可能です。

 

語尾の音を下げて歌うことによって、
気だるい、何かを諦めたような口調になり、

大人っぽい印象をリスナーに
与えることができます。

 

採点で得点アップ

フォール2

DAMやJOYSOUNDの採点機能では
この「フォール」という技術は加点対象になっており、
正しく使えば使うほど得点がアップします。

※多用しすぎると音程の正解率が低いと
 判断されてしまい、逆に得点が
 ダウンする可能性もあります!

 

ただ、この「使えば使うほど」というのは
カラオケの点数を上げることに限った話で、

わざと音程をずり下げるわけですから、
リスナーには下手に、不自然に
聞こえてしまう恐れがあります。

 

歌に抑揚をプラスできる

音程を伸ばし切らない、音程を下げることで
そこで使われたフレーズ、言葉のテンション、

言葉に込められた感情のトーンを抑えて
リスナーに聞かせることができます。

 

その結果、他のフレーズを相対的に力強く
感じさせることができ、歌を魅力的に
聞かせることができるのです。

 

歌に余韻を持たせることができる

歌でフォールを使うと、フレーズの最後の
伸ばしきらなかった歌声が余韻となり、

リスナーを自分の世界に巻き込み、
感情を揺さぶることができるのです。

 

バラード曲で人を感動させる歌い手は
この共感させる力が圧倒的です。

 

フォールの出し方とコツ

フォール2

まず、大前提として
フォールは多用するものではありません。

音程をずり下げると言うことは、
正しい音程から外れているわけです。

 

そのため、使いすぎはリスナーに”音痴”と
感じさせる要因となるので注意しましょう。

 

音程をゆっくり落とす

はじめに、フォールを練習する時は
急激に音程を下げず、

ゆっくりとなめらかに音程を
落とすように心がけましょう。

 

最初のうちはゆっくりと
フォールをする練習をして、
なめらかに音程を下げる癖を付けます。

 

音程変化の速度を上げる

実際に曲を歌う時は一気に音程を下げて
フォールしなければいけません。

 

そこで、徐々に音程変化の速度を
上げる練習をすることで、

スピーディーかつなめらかにフォールが
できるようにしていきます。

 

プロの歌い方を真似る

最初に申し上げた通り、
フォールの使いすぎはリスナーに
“音痴”という印象を与えかねません。

 

自分の感覚やタイミングで判断せずに、
歌手の歌声をガイドラインにして
その通りに歌う練習をしてみましょう。

もしその後に自分で
「ここにフォールを入れてみたい」

と思った場合は実際に試して録音し、
客観的に聴くようにしてみましょう。

 

フォール代表例1:Mr.Children 「Sign」 

冒頭の「届いてくれるといいな」の
「な」でフォールが使われており、

「望みは薄いかもしれないけど、そうだといいな」
という思いが伝わってきます。

 

フォール代表例2:ポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」

1:35、サビ終わりの「続くはずさ」の「さ」の
部分でフォールが使われており、
音程の下がり方から、放物線が連想できます。

「この声よ遠くに届け!」という思いが
伝わってきます。

 

日常会話の中で意識してみる

フォールを自然にするコツは

相槌を打つ時の「あぁ」
人をなだめる時の「まぁ」
友達に話しかける時の「ねぇ」など

日常で使われる挨拶・相槌での言い回しを
意識することです。

 

実際に声に出して読んでみてください。
「あぁ」「まぁ」「ねぇ」

どれも語尾の部分でフォールに
なっていることがわかると思います。

 

この語尾が自然に下がる
感覚を意識して歌えば、

音をつなげたまま滑らかに
音程を落とせるようになるはずです。

 

その他カラオケの点数を上げるテクニック

フォール3

しゃくり

しゃくりとは、本来出すべき音よりも低い音を出して
なめらかに音程を上げるテクニックです。

下から上にグイッと上げていくイメージです。

 

詳しくは下記の記事で出し方を紹介しているので
気になる方はご覧になってみてください!

【基礎歌唱技術!!】しゃくりの意味と出し方を徹底解説します!

2021.12.31

 

ビブラート

ビブラートとは、
音を上下に揺らすテクニックです。

 

本来出すべき音の近くで、
わざと音を上下に揺らすというものです。

ビブラートは、フレーズ・サビの終わりや間奏の前など
声を伸ばすところでよく使われます。

 

詳しくは下記の記事で出し方を紹介しているので
気になる方はご覧になってみてください!

ビブラート

【完全攻略】3種類のビブラートの使い分けと出し方と練習方法

2021.11.29

 

こぶし

こぶしとは、
音を上下に震わせるテクニックです。

ビブラートも音を上下にさせる
テクニックですが、こぶしとは違います。

 

こぶしについて詳しくは
下記の記事で出し方を紹介しているので
気になる方はご覧になってみてください!

歌がカッコよく聴こえる!!こぶしの出し方とコツ

2020.02.01

 

意図せず「フォール」判定されてしまう場合

カラオケで歌っていて、意識していないのに
フォールと判定されてしまう方は、
もしかしたら音程がブレがちかもしれません。

正しい音程から発声できるように
練習をすることをオススメします。

 

変なフォール癖がついてしまうと
直すのに苦労します。

正しい音程が出せているか
可視化することができるチューナーを使い、
練習をするのがオススメです。

【練習に最適!!】歌う人のために作られたボーカル専用チューナー

2017.03.05

 

まとめ

カラオケの点数を上げるためには
うってつけなフォールですが、

ビブラート、こぶし、しゃくりと同様、
本来狙って出すものではく、

その表現によってリスナーに
どんな印象を与えたいかという
目的があって生まれた技術です。

 

ビブラートは「もっと歌声、音を空間に響かせたい」
という狙いから生み出された方法で、

こぶしは「力強くこの言葉を伝えたい」
という目的から生み出されたテクニックです。

 

どれも「カラオケで高得点を狙うため」
ではありません。

 

歌い手として成功したいのであれば、

点数のためではなく、
「リスナーに自分の歌声をどんな風に
感じ取ってもらいたいか」を明確にして

その目的を達成するために
そのテクニックが必要であれば
練習するようにしましょう。

 



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