【人の心に響く歌を歌うカギ!!】抑揚をつける方法

【人の心に響く歌を歌うカギ!!】抑揚をつける方法

※記事内で紹介している商品の価格・在庫状況は変動します。最新の情報は各リンク先(Amazon・楽天市場)でご確認ください。


「歌声がなんか平べったい感じかして、
つまらない歌になってしまう…。」

「表現力をつけたいけど、
どうすればいいかわからない…。」

 

どんなに音程があっていても、
なんか機械的で音痴に聴こえてしまう。

自分の歌声に表現力がないことに
悩んでいる人は多いです。

 

そうとは言っても、
どうすれば表現力はつくのでしょう?

とても漠然とした言葉で
どうすればいいかわからないもの。

 

そこで、今回は表現力をつける方法として
抑揚についてお話します。

抑揚を使えるようになることで、
メリハリのある歌を歌うことができます!

 

抑揚とは?

そもそも、抑揚とは何でしょうか?

カラオケ採点で見たことはあるけど、
よくわからないという方がほとんどでしょう。

抑揚とは、声の調子を上げたり下げたり、
強めたり弱めたりすることです。

 

なんか難しいように感じますが、
会話している時に自然に使っています。

 

「ごめんなさい」という言葉を
例に挙げてみましょう。

ちょっと低めの声で、小さく言うと
本当に反省している雰囲気になります。

 

ちょっと高めの声で、大きく言うと
怒りながら言っているように感じます。

あまり謝罪の気持ちが
ないように聴こえてしまいます。

 

このように同じ言葉でも
言い方が違うと聴こえ方が変わります。

このように言い方を変えることを
抑揚をつけることだと思ってください。

 

抑揚の種類

声質を変化させる抑揚

一言で抑揚をつけると言っても、
3つのタイプがあります。

まず1つ目が、声質を変えて
抑揚をつけるパターンです。

 

声質とは、
声のキャラクターだと思ってください。

少年っぽい声だとか、
ダンディーなかっこいい声だとか。

かわいい声なのか、
優しそうな声なのかということです。

 

また歌詞の内容によって、
声質は変わります。

例えば、お別れの失恋ソングを歌う時は
ため息まじりの弱い歌声が良いです。

芯のある力強い高音を出すよりは、
柔らかい裏声の方が似合う。

そういう場面やキャラによって
声を変えることで抑揚をつけます。

 

声量を変化させる抑揚

その歌の世界観を表現する上で、
声の大きさも大切な要素になります。

例えば、恋人が亡くなってしまった
悲しい別れのシーンを想像してください。

かすかな声で歌えば、
本当に辛い雰囲気になります。

悲しみのどん底で
絶望しているようなシーンになるでしょう。

 

逆に大きな声で歌えば、
気持ちが溢れ出る雰囲気になります。

その歌詞の内容や歌っている人の性格で
どちらが良いかは分かれます。

 

音程を変化させる抑揚

嬉しい時、楽しい時は
自然と声が高くなります。

逆に悲しい時、怒っている時は
声が低くなります。

このように普段の会話では
声の高さで抑揚をつけています。

 

ただ、歌に関して言うと、
メロディーラインで音程は決まっています。

そのため、好きなように
音程を上下させることはできません。

こぶしやフォールなどで
ちょっとした飾りをつけるくらいです。

 

曲における2つの抑揚

曲全体における抑揚

歌の中で、どのように
抑揚をつければいいのでしょうか?

曲の中でカッコよく抑揚をつける作戦は
主に2つあります。

 

まず一つ目が、
曲全体を通して抑揚をつけることです。

曲にはそれぞれ、
Aメロ・サビなどグループがあります。

その構成に応じて、
どう強弱をつけるのか考えることです。

 

よく言われるのが、
サビで一番大きくするということ。

サビが曲の山場なことが多いので、
そう言われています。

 

Aメロで抑えて歌って、
Bメロではサビに繋げるために大きくしていく…。

曲の構成を考えることで
メリハリのある歌を歌うことができます。

 

フレーズにおける抑揚

曲全体だけでなくても、
フレーズにも抑揚があります。

同じフレーズの中で強く発音する音のことで
アクセントとも言われます。

 

アクセントをつけることで、
リズム感が生まれ棒読みっぽくなくなります。

曲の中でリズム感をつけるために
必須のテクニックと言えるでしょう。

 

抑揚のある歌の例

抑揚は歌に限ったテクニックではなく、
音楽全般に言えます。

特にピアノやギターの演奏は
歌詞がない分、抑揚がわかりやすいです。

 

また、歌手によっても
抑揚のつけ方は十人十色です。

色々な歌手の歌を聴いて、
自分に合う抑揚のつけ方を学ぶのも良いです。

 

今回は抑揚がわかりやすい歌として、
『Let It Go』を例に挙げます。

声量・声質・音程の違いに注目して、
抑揚を聴き取ってみましょう。

 

Idina Menzel – Let It Go
(引用:https://www.youtube.com/watch?v=L0MK7qz13bU)

 

抑揚のつけ方・コツ

今回は、一番簡単な
声量で抑揚をつけるコツをお伝えします。

 

そこで、まずは
抑揚という漢字に注目してください。

抑揚は、抑えるパートと揚げるパートの
2つで作られていることがわかります。

 

ここで注目してほしいのは、
抑えるパートの方です。

人は特に何も意識せずに歌うと、
フルパワーに近い力で歌ってしまいます。

 

その結果、サビでこれ以上揚げることができず
平坦な歌になってしまうのです。

だからこそ、Aメロなどのパートでは
なるべく声量を抑える。

そして、サビは全力で歌うことで
声量にメリハリのある歌を歌えるようになります。

 

抑揚は「決めてから歌う」もの

抑揚をつけようとして、歌いながら気持ちを込めようとする方は多いのですが、この方法だと毎回違う形になり、うまくいった歌い方を再現できません。おすすめは、歌う前に紙の上で設計してしまうやり方です。以下の手順なら、感覚に頼らずに形を作れます。

  1. 歌詞を印刷して、曲の構成ごとに区切る(Aメロ/Bメロ/サビ/間奏明けなど)
  2. 区切りごとに、強さを1〜5の数字で書き込む。いちばん強い場所を5にして、残りを相対的に決めます
  3. 5を1〜2か所に絞る。3か所以上あると、どこも山に聞こえなくなります
  4. 1や2の場所を必ず作る。低い数字がないと、5が高く聞こえません
  5. 数字どおりに歌って録音し、聴き返して数字と一致しているかを確認する

手順5がいちばん大事です。自分では抑えたつもりでも、録音を聴くと差がほとんどないということがよくあります。思っているより大きく差を付けて、ようやく聴き手に伝わる程度になることが多いようです。

どこを上げ、どこを下げるかの判断材料

数字を書き込む段階で「どこを高くすればいいのかわからない」と止まってしまう場合は、次の材料を手がかりにしてください。複数が同じ方向を指している場所ほど、判断に迷いがありません。

見るところ上げる方向に働くとき下げる方向に働くとき
メロディの高さその区間で音がいちばん高くなる低い音が続いている
伴奏の厚み楽器が増え、音数が多くなる楽器が減り、静かになる
歌詞の内容結論・言い切り・繰り返しの最後状況の説明、前置き
曲の位置最後のサビ、曲の終盤1番の入り、間奏明けの1行目
直前との関係直前が静かで、対比が作れる直前が強く、続けると平坦になる

迷ったときは、いちばん下の「直前との関係」を優先してみてください。抑揚は音量そのものの大きさではなく、前後の差で感じられるものだからです。単独で強く歌える場所より、直前が抑えてある場所のほうが、結果的に強く聞こえます。

同じ歌詞が繰り返される場所の扱い

サビが2回、3回と繰り返される曲では、全部同じように歌うと後半になるほど印象が薄れます。回を追うごとに数字を1つずつ上げる、最後の1回だけ手前を極端に抑える、といった作り方をすると流れが出ます。すべてを最大にするのではなく、いちばん聴かせたい1回のために、その手前を用意するという考え方です。

やりすぎと足りなさを、録音で判定する

設計どおりに歌えているかは、歌っている最中には判断できません。録音して確認する工程を必ず入れてください。判定のときは、次の順で聴くと材料がそろいます。

  • 歌声だけで聴く……数字を書いた紙を見ながら、そのとおりに差が付いているかを確認します
  • 伴奏と合わせて聴く……伴奏が厚い場所は、歌声だけのときより差が伝わりにくくなります
  • 音量を絞って聴く……小さい音量で聴くと、強弱の差が残っているかどうかが見えやすくなります
  • 数日おいて聴き直す……録った直後は判断が甘くなりがちです

やりすぎのサインは、抑えた部分が聞き取れなくなっていること、強い部分で音程が不安定になっていることの2つです。どちらかが起きている場合は、差を付けすぎています。逆に「全部同じに聞こえる」なら、抑える側をもっと下げる余地があります。

判定は毎回同じ条件で行う

聴く機材や音量を変えてしまうと、抑揚が変わったのか聴き方が変わったのかがわからなくなります。確認に使うイヤホンやスピーカー、再生する音量は固定しておくと、前回との比較ができます。判定の条件をそろえておけば、少しずつ設計を修正していく作業がやりやすくなります。

強弱以外で差を付ける手

声量だけで抑揚を作ろうとすると、抑えた部分が伴奏に埋もれてしまうことがあります。声量以外にも差の付け方はあるので、組み合わせて使うと無理がありません。

  • 息の量……音量は保ったまま、息を多めにすると柔らかい印象になります
  • 語尾の処理……最後まで伸ばすか、早めに切るかで印象が変わります
  • 言葉の頭の強さ……フレーズ内で強く発音する音を決めると、リズムが立ちます
  • 入りのタイミング……わずかに遅らせると、そのフレーズが目立ちます

フレーズ単位で強い音を置く考え方は歌のアクセントのつけ方で詳しく扱っています。息の成分で質感を変える方法はブレス音・息の音の扱いが参考になります。抑えた部分が伴奏に埋もれてしまう場合は、録りやMIXの側で解決できることもあるので歌ってみたMIXのやり方も見てみてください。



歌い手部公式ボイトレテキスト
絶対歌唱力トレーニングブック

歌い手部公式のボイストレーニング教本がついに登場!「歌が上手くなりたい!」という人の夢を叶える最初の一歩になるべく、歌で最も大切な「絶対歌唱力」を徹底的に身につけられる内容にしました。期間限定で無料プレゼント中なので、今すぐ手に入れよう!

1 個のコメント

  • ありがとうございます!とても勉強になりました!
    ずっと前からの悩みだったので、うれしいです
    ありがとうございます

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です