弾き語り、カラオケ好き、ボーカリスト
などなど
歌が好きな方は1度はハモリに
憧れたことがあるのではないでしょうか?
自然にハモれるとカッコイイですよね。
良いハモリは歌をより上手く感じさせます。
ハモリは歌っている人も聴いている人も
気持ちよくなれる素敵な技術なんです。
今回はそんなハモリについて
書いてみようと思います。
ハモリとは

ハモリと言えば皆さんは
どんなイメージをもつでしょうか。
コーラスに人がふわっと歌う
きれいなハーモニーを響かせる アレです。
ハモリとは
メインのメロディーと異なる音程の
メロディーを重ねて歌うことです。
例えば「ド、ミ、ソ」という和音を
同時に鳴らした場合
「ド(C)」の音しか聞こえません。
これはドが基音となり
その後ろでミとソが鳴り
倍音としてきれいに聞こえる状態です。
ハモリもこれと同じで基音となる
メインメロディーの和音を歌えれば
全体がきれいな倍音として響くんです。
ハモリのコツ

ここまで理論的にハモリについて
紹介してきました。
しかし、ハモリを実践するときは
とにかく感覚重視で行きましょう。
メロディーラインの見つけ方
まずは、ゆずの「夏色」や
コブクロの「桜」など
コーラスの音程を見つけやすい曲で
練習してみましょう。
それができたら、実際にはない
違う音階でハモってみましょう。
メロディーラインの見つけ方としては
まず和音に注目します。
メインのメロディー以外のそのコード内の
音を3度上か下で取ってみましょう。
メロディーラインの3度上か下を歌う
ハモリの基本はメインのメロディーラインの
3度下または3度上を歌うことです。
3度とは楽譜上で音符2つ分です。
つまり
「カラオケでキーを4つ下げると
3度下のハモりメロディ」とはいきません。
キーを3つ上げ下げすればハモれる
という訳ではないので注意してくださいね。
例えば、「ド」の3度下(楽譜上で音符を
2つ下に下げる)だと
「ラ♭」これはキー4つ下です。
短3度、長3度のどちらかは
その曲の調によります。
臨時記号の♯や♭がつかない方が正解です。
メロディーラインの3度上か下を歌うのが
できる様になったら
4度、5度下または上も挑戦してみましょう。
主旋律と副旋律のバランスを
きれいにハモるためには当然ですが
メインのメロディーをかき消すほどの
音量で歌うとまずいです。
メインよりも少し小さめの声で歌うのが
良いでしょう。
また、ビブラートをかけたり、
しゃくりを入れたりと、歌声に個性を出すと
ハーモニーが崩れてしまうので要注意です。
つられないでハモルコツ
多くの方がつまずくポイントが
こちらでしょう。
どうしても主旋律につられて
きれいなハモリができない方は多いです。
対策は大きく分けて4つ
・最初の音を外さない
・メロディーラインと音階を強く意識する
・耳でハモリの音程を覚える
・上手くハモレた時の響きを覚える
自分の声に集中しつつも、全体の響きあいも
チェックするというのは難しいですが
この3つを意識してやってみてください。
ハモリの練習方法

耳コピ練習法
最も堅実な練習方法がコチラ
良く聴く曲の副旋律を
耳で覚えてしまいましょう。
カラオケとかで、うまくハモリを
入れてくる人は
おそらく即興であわせている
わけではありません。
その曲を何度も聴き、メロディーラインを
熟知しているんですね。
原曲にハモリのついている曲なら
その音程を耳コピしましょう。
必要に応じて楽器や楽譜作成ソフトで
音を確認するのも有効です。
楽器を使う場合、ハモリのパートのみを
弾けるようになって
その後で歌えるよう練習すると良いです。
ちなみにハモリは3度下よりも3度上で
歌う方が簡単のようです。
しかし、最近のJpopには
メインが高い音程の曲も多いんです。
3度上が難しいなら3度下で歌ってみましょう。
3度下で歌う場合はメインの高い音に
つられやすいので注意してくださいね。
DTM練習法
楽器で音程の確認できない人はDTMに
音源を入れ音程を探ってみましょう。
原曲の楽譜を基に何種類かハモリの楽譜を
作るイメージでやってみましょう。
DAWソフトを使った練習法
DAWソフトを使えば
簡単にハモリを身に着けられます。
まず、コーラスでハモリたいパートの
メロディーラインを打ち込みます。
次に打ち込んだメロディーの3度下か上で
並行するコーラスラインを打ち込みます。
そして、濁って聞こえる部分を
半音~全音ずらして調整します。
出来上がったハモリパートを
何度も聴きながら歌う練習をしてみましょう。
カラオケマシンで練習
カラオケマシンを使えば
手軽にハモリ練習ができます。
リモコン設定でガイドメロ機能のONOFFを
切り替えながらメインとコーラスの
響きあいを確認して歌ってみましょう。
ハモリ用練習曲
ハモリ練習に最適な曲をいくつか紹介します。
HY 「AM11:00」
アラジンの「ホール・ニュー・ワールド」
安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」
コブクロと綾香の「Winding road」
「どこに入れるか」を先に決めてから録る
ハモリの音程が取れるようになると、次に迷うのが曲のどこに入れるかです。全編に重ねると厚ぼったくなり、逆に入れどころを外すと目立たないまま終わってしまいます。歌ってみたの音源として仕上げる場合は、歌う前に紙かメモアプリで区間を決めておくと、録りの回数がぐっと減ります。
| 区間 | 入れたときの働き | 判断のしかた |
|---|---|---|
| 1番のAメロ | 早い段階から厚みが出るが、後半との差が出にくくなる | 基本は入れない。静かに始めたい曲ほど空けておく |
| Bメロ後半 | サビへ向かう助走として働きやすい | サビ直前の数小節だけ入れる、という使い方が扱いやすい |
| 1番のサビ | 曲の顔になる部分の密度が上がる | 全部に入れず、伸ばす音だけに乗せる形から試す |
| 2番のサビ | 1番との差を出せる | 1番より本数や範囲を増やすと展開が作りやすい |
| 落ちサビ | 薄くしたい箇所なので、入れると狙いと逆に働くことがある | あえて外すか、ごく小さい音量に留める |
| 最後のサビ | いちばん厚くできる | ここを頂点にする前提で、前半を抑えておく |
迷ったときは「最後のサビをいちばん厚くする」という一点だけ決めて、そこから逆算すると配分が決まりやすいです。ハモリの線そのものの作り方に不安が残る場合は、ハモリとは?ハモリの原理とやり方とハモリを入れるコツ・即興でハモる練習法を先に読んでおくと、この記事の内容と役割を分けて使えます。
一人で重ねるときの録りの段取り
多重録音でハモリを入れる場合、順番を決めておくだけで作業が安定しやすくなります。思いついた順に録っていくと、あとで差し替えたい箇所が出たときにやり直しの範囲が広がってしまいます。
- 主旋律を先に完成させる。ハモリは主旋律に合わせて作る線なので、主旋律が仮のままだと合わせ先が動いてしまいます
- 決めた区間だけを、区間ごとに録る。ハモリを頭から通しで歌うと、入れない区間で無音を待つことになり集中が切れやすくなります
- 同じ区間を2〜3テイク録っておく。あとで聴き比べて選べるようにします。上書きせず、別ファイルとして残してください
- 上の線と下の線は続けて録らない。片方を録り終えてから、耳を切り替えて次に進みます
- 録り終えたら、その日は判断しない。歌った直後は自分の狙いが記憶に残っていて、実際の聞こえ方を判定しにくくなります
歌っているとき、何を聴いているか
ハモリでつられてしまう原因の多くは、練習不足よりもモニターで聴いている中身にあります。ヘッドホンから主旋律が大きく返ってきていると、耳がそちらに寄ってしまい、狙った線を保ちにくくなります。
- 伴奏を主にする……ハモリの音は伴奏の和音の中にあります。伴奏がよく聞こえているほど狙いやすくなります
- 主旋律は入り口の確認用に小さく……完全に消すとフレーズの入りが分からなくなるので、位置が分かる程度に留めます
- 自分の声は片耳で聴く……ヘッドホンを片方だけ外すと、生の声と返りの両方を確認しやすくなります
返りの音量そのものが安定しない場合は、入力段階の設定から見直すと解決することがあります。手順は録音レベル・ゲインの設定方法にまとめられています。
別録りにするか、一発で歌うか
カラオケで友人とハモる場面と、音源として仕上げる場面では、そろえるべきものが変わります。どちらのやり方を選ぶかを先に決めておくと、練習の内容も決めやすくなります。
| その場で一緒に歌う | 別々に録って重ねる | |
|---|---|---|
| 合わせる相手 | 相手の声を聴きながら、その場で寄せる | すでに録れている主旋律に寄せる |
| やり直し | できないので、入りの音を外さないことが重要 | 何度でも録り直せる |
| 音量の調整 | 歌い方で調整する必要がある | あとから変えられるので、歌うときは無理に抑えなくてよい |
| 向いている練習 | 耳で相手の線を追う練習 | 同じ線を安定して繰り返す練習 |
ここで見落とされやすいのが音量の扱いです。その場で歌うときは主旋律より控えめに出す必要がありますが、録音して重ねる場合は事情が変わります。小さく歌うと声の質そのものが変わってしまい、あとから音量を上げても弱いままの印象が残ることがあります。録るときは普通の声量で歌い、バランスは重ねる段階で決めるほうが扱いやすいです。重ねたあとの調整は歌ってみたMIXのやり方・手順完全版で扱っています。
そろえるのは音量よりも「切り方」
重ねたときに気になりやすいのは、実は音量よりも言葉の終わりの位置です。主旋律が切れたあとにハモリだけが残ると、そこだけ別の声として浮いて聞こえます。逆に語尾の長さがそろっていると、多少音量が違っても一つの塊として聞こえやすくなります。
- 語尾を切る拍を決めておく……「2拍目で切る」のように数えて決めると、テイクごとのばらつきが減ります
- 息継ぎの位置を主旋律と同じにする……別の場所で吸うと、そこだけ音が欠けて聞こえます
- 伸ばす音は揺らさない……揺れ方まで一致させるのは難しいため、重ねる線ではまっすぐ保つほうが混ざりやすくなります
この3つは、録音でも生でも共通して使えます。とくに語尾は、歌っている本人にはそろっているように感じられて、録音で聴き返すと初めてずれに気づくことが多い部分です。合わせるべき場所を先に言葉で決めておくと、感覚に頼らずに再現しやすくなります。























