皆さんは「自分って音感ないな…」
と思ったことはありませんか?
今回は音感をつけるトレーニング
について解説します。
音感とは
音感には、大きく分けて2つ
絶対音感と相対音感があります。
絶対音感とは、ある音の高低を
その音単独で聞き分ける能力です。
例えば「赤ちゃんの泣き声はラだね。」と
どんな音でも音階にできてしまう感覚です。
絶対音感を養うには幼少期(4~5歳)まで
の教育が非常に重要と言われています。
大人になってからは習得できない
と言われています。
これに対し相対音感は音階を辿る感覚です。
この音はさっきの音に対して高い
というようにその調の音階が分かる感覚です。
相対音感は大人でも鍛えることができます。
相対音感を鍛えるためには
毎日楽器を練習することが効果的です。
音程の差を正確に把握するため調律が
整っている楽器を使用することが重要です。
相対音感を身に着けるメリット
相対音感が身につくと聞いた曲がどんな
コード進行、メロディーなのか分析できます。
いいフレーズが思い浮かんだ時にも
メロディーなら鼻歌を歌い、録音できます。
でもコード進行の場合はこのような
記録の方法は不可能です。
しかし相対音感が身についていれば
コードを後で再現することができます。
音程が合わない原因と合わせるコツ
についてはコチラ
音感を鍛えるトレーニング方法
相対音感トレーニング
ドレミファソラシド練習法
ドレミファソラシドというメロディーを
正確に身体に叩き込みます。
1,楽器やチューナーなど、正確な音を調べること
ができるものを手元に置きます。
ドレミファソラシド、ドシラソファミレド
と声を出します。
2,楽器などで最初のドだけ確認します。
感覚だけを頼りにドレミファソラシド
ドシラソファミレドを出してみます。
ときどき楽器などで出している
声の音程を確認します。
ほんの少しでも音程がずれていたら
1に戻ります。
慣れてきたら色々な旋律を適当に作って
声に出してみましょう。
ドレミ唱、移動ド唱法
これは楽譜のある簡単な曲だとやりやすいです。
例えばかえるの歌をドレミファミレドー
という歌詞に置き換えて歌ってみます。
チューリップの歌をドレミードレミー
という感じで歌ってみます。
歌いたい曲の楽譜がある場合
・「#」が付いていたら、最後についた
「#」の位置にある音がシ
・「b」が付いていたら、最後についた
「b」の位置にある音がファ
という風に読み替え
ドレミファソラシドを振り分けていきます。
童謡レベルの簡単な曲なら耳コピの練習も
兼ねて自分で音階を考えるのもいいです。
これも楽器などを使い正確な音を出せるようにし
自分の感覚で正確に出るか確認します。
和音感覚トレーニング
ハモる能力や和音の中から一音一音を聞き
分ける能力がつきます。
すると絶対音感がなくとも伴奏やハーモニー
から自分の出すべき音がわかるようになります。
ハモってる感覚を身につけることで
和音的にありえない音が無くなります。
メロディーあやふや、楽譜読み違えた
とかいう状態でも良い音が出るようになります。
ハーモニー練習法
1,コーラスや弦楽四重奏など
複数のパートがハモっている音源を聴きます。
2,主旋律を口ずさみます。
3,ベースパート(一番低い音)を口ずさむ。
4,上から2番目…など間のパートを口ずさみます。
声に出せない音域でも歌っている
つもりで音を追い続けます。
多少他のパートと混ざってもいいので、最低限
ハーモニーの中にある音を出せるようにします。
分離唱練習法
1.楽器を使って、ド・ミ・ソの
和音をバランスよく鳴らす。
2.よく和音を聞き、真ん中のミの音を
和音に溶け込ませるように発声。
3.出しながら微調整して、自分の声が聞こえ
なくなるくらいまで溶け込ませる。
4.できたら、ド・ソについても同じよう
に出していく。
5.これを色々な調・音域でやってみる。
歌いだしトレーニング
好きな歌のイントロの音階を覚える
というトレーニングです。
繰り返し聴いている曲はイントロを
聞いただけで、判りますね。
カラオケでも歌いだしの音階が
難しかったりしますね。
このトレーニングでイントロの音階を覚えれば
そんな悩みもなくなり、音感も鍛えられます。
ピアノ鍵盤トレーニング
ピアノを持っている方は鍵盤を
実際に叩き、練習しましょう。
ドの鍵盤を弾き音が聞こえたら
実際にドと発声しましょう。
単純な方法ですが、効果的なんです。
チューナートレーニング
ギターのチューニング等に使うチューナー
を使ったトレーニングです。
自分の声の音程を図ることもできるの
音感をつけるのにも役立ちます。
チューナーを使ったトレーニング
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