・ボイトレをしたいけど自宅では大きな音が出せない。
・スキマ時間もボイトレをして有効活用したい。
上記の方にオススメの記事です。
自宅でボイトレをしたいけれど、大きな音が出せずに
悩んでいる方も多いかと思います。
本記事では声や音を出さずにできるボイトレ法を
お伝えしていきますね。
音を出さないボイトレ法は、実際に音を出すボイトレと
同じくらい大切なものなんです。
理由は以下の通りです。
- 体や喉の調子を整える。
- 歌う時の体の仕組みが理解できる。
- 歌う時に必要な筋力や柔軟性が向上する。
これらの効果は闇雲に歌い込むだけのボイトレでは
得ることができません。
思考停止で歌っているだけだと間違った歌い方を
している場合も多いです。
それではいつまで経っても成長はできないですよね。
最悪の場合、身体や喉を痛めることもあるので
注意が必要です。
今まで歌い込むだけのボイトレをしていた人は
一度立ち止まって今回の内容を実践しましょう。
基礎的な部分を補うために、音を出さないボイトレは
歌が上手くなる上で避けては通れないもの。
今回の内容をこなしていけば、レベルアップに
必ず繋がっていきます。
是非最後までお付き合いください!
音を出さずできるボイトレ法5選
今回は音を出さずできるボイトレ法を5つ紹介します。
内容は以下の通りです。
- 姿勢を正すトレーニング
- 喉を開くトレーニング
- 腹式呼吸のトレーニング
- 表情筋のトレーニング
- 舌のトレーニング
いずれも音を一切出さずに実践可能です。
自宅に居る時や電車の移動中、仕事の合間の時間でも
できる内容のボイトレ法になっています。
時間の有効活用にもオススメです。
それでは、始めていきましょう!
姿勢を正すトレーニング
良い声を発声するためには、正しい姿勢を
作ることがすごく大切です。
立っている時も座っている時も、
無意識に正しい姿勢をキープできるように
普段から意識して過ごしましょう。
正しい姿勢をキープすることで、声を出す時の
無駄な力みが無くなります。
無駄な力みがなくなることで音域の幅を広げる
助けにもなるので、とても重要です。
姿勢を正すトレーニングは以下の手順で行います。
- 腰に手を当てて真っ直ぐ立つ
- 両肩を閉じて(肩甲骨を閉じて)胸を張る
- 胸の張りを維持したまま肩の力を抜く
この流れを空いた時間にやっておくことで
次第に姿勢を無意識に正せるようになっていきます。
いざ歌う時にだけ姿勢を正すようにしても
どうしても不自然な感じになってしまうはずです。
姿勢に意識が向いていると歌に集中できないので
普段から頻繁にこのトレーニングを行いましょう!
もともと姿勢の悪い人は、姿勢を正そうとするだけで
キツく感じるかと思います。
でもそれが立派なトレーニングという証拠なので
慣れるまで我慢して取り組んでみてくださいね。
体幹も鍛えられ、発声が楽になっていきます。
喉を開くトレーニング
喉を開くトレーニングを行うことでお腹から出す息を
最大限に活用して声を出すことが可能になります。
喉を開くことを意識できていないと、無理な力が入り
身体や喉を痛めてしまう原因になるので注意です。
声が細く、迫力が無いと悩んでいる方にも有効。
リラックスして声を出すことを意識しましょう。
喉を開くトレーニングの手順は以下の通りです。
- リラックスして喉の力を抜く
- 口を閉じながらあくびをする
- 喉仏が下がるので10秒キープする
これを数回繰り返して行いましょう。
慣れないうちはとてもキツく感じますが、
この状態を瞬時に作れるようになると
力強い迫力のある発声ができるようになります。
自宅で行う場合は床に寝転がり、仰向けの状態や
横向けの状態でも喉を開くことができるように
トレーニングしてみましょう。
どんな状態でも喉を開くことができると
多少姿勢が悪くなるパフォーマンスをした時でも
良い声が出せるようになります。
腹式呼吸のトレーニング
腹式呼吸ができると、瞬時にたくさんの息が
吸えるようになります。
歌の途中で息が切れてしまったり、喉が枯れる方は
腹式呼吸が身についていない可能性が高いです。
吐く息のコントロールも腹式呼吸だと安定するので
無意識にできるようにトレーニングしましょう!
腹式呼吸のトレーニングの手順は以下の通りです。
- 息を勢い良く全て吐き切る
- 吐き切った状態で10秒キープする
- リラックスしてゆっくりと息を吸う
- お腹の膨らみが大きくなったら①に戻る
深く息を吐き、深く息を吸う動作を繰り返します。
お腹に手を当て、息を吸う時の膨らみを確認しつつ
取り組むようにしてください。
体の動き方を理解すれば、ふと腹式呼吸をすることを
忘れてしまった時に修正が容易に可能です。
表情筋のトレーニング
どんな表情をするかで、歌声は大きく変化します。
表情が固いままだと伸びやかで表現豊かな歌声は
出せません。
恥ずかしがらず、色々な表情を作れるように
トレーニングをしておきましょう!
表情筋のトレーニングは母音の口の形を
繰り返して行います。
声を出さずに以下の母音と子音を発声するつもりで
口を動かしましょう。
- アエイウエオアオ
- カケキクケコカコ
- サセシスセソサソ
- タテチツテトタト
これを「ワエイウエオワオ」まで行いましょう。
目をできるだけ開き、口角は上げながら
しっかりと動かすようにしてください。
普段から表情が固い人は、
だんだんと痛くなってくるかと思います。
表情筋がしっかりほぐれている証拠なので
慣れるまでは我慢してトレーニングしましょう!
このトレーニングをすることで
声を響かせる力や、表現力も高まります。
テレビを見ながら、ゲームをしながらでも良いので
こまめに行ってみてくださいね。
舌のトレーニング
舌の柔軟さがないと、口の中に十分な空洞を作れず
響く声が出せません。
滑舌が悪い原因にもなります。
舌は普段から意識して動かすことがないので
筋力や柔軟性が衰えやすい部分になります。
特に舌の付け根の筋力を鍛えて、喉のあたりに
大きな空洞を作れるようにしましょう。
舌のトレーニングは以下の手順で行います。
- 舌を唇に当てず前に突き出し10秒キープ
- 舌を唇に当てず横に広げて10秒キープ
- ①と②を繰り返す
唇で舌を支えず、舌だけの力で動かすようにします。
舌を横に広げるというのは、
舌を歯と並行して平らにする感じです。
この際も唇や歯に舌が当たらないように注意です。
鏡を見ながらやるとやりやすく、
意識もできるので効果が高まります!
舌の付け根やサイドを重点的に鍛えることで
口の中の広がりが大きくなり、響く声になりますよ。
声が響かなかったり、高い声が出にくい人は
舌が喉の奥で寝ちゃっているのが原因です。
このトレーニングを継続することで、響く声や
高い声が出るようになっていきます。
まとめ
今回は音を出さずにできるボイトレ法を
5つ紹介してきました。
- 姿勢を正すトレーニング
- 喉を開くトレーニング
- 腹式呼吸のトレーニング
- 表情筋のトレーニング
- 舌のトレーニング
とても地味なトレーニングですが、
非常に重要なものばかりです。
しかしそれが、あなたの基礎体力となり
歌声にも大きく反映してくれます。
具体的には以下の効果が見込めます。
- 声量が上がる
- 音域が広がる
- 表現力が高まる
- 滑舌が良くなる
- 喉を痛めなくなる
いずれも魅力的な効果ですよね!
歌声だけに限らず、リラックス効果やダイエット効果
ストレス発散の効果もあります。
今回の記事内容を何度も読み返しつつ
時間がある時はトレーニングに励んでみてください。