合いの手・掛け合いが楽しいボカロ曲おすすめ15選|歌枠・コラボで映える曲

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歌枠を始めてみたものの、「自分が歌っているあいだ、リスナーが何をしていいか分からなそう」と感じることはないでしょうか。コラボ配信でも、2人以上で1曲を歌うときに担当を決めきれず、結局ユニゾンだけで終わってしまう、というのはよくある話です。

そこで扱いやすいのが、合いの手やコール、掛け合いが曲の構造に組み込まれているボカロ曲です。歌い手が歌う区間とそれ以外の区間が最初から分かれているため、リスナーは参加する場所が分かりやすく、複数人で歌う場合はパート分けの設計もしやすくなります。

この記事では、ニコニコ動画で公開されている楽曲タイトル・投稿日・演奏時間を確認したうえで、合いの手や掛け合いの要素を持つボカロ曲を15曲紹介します。あわせて、歌枠やコラボでこうした曲を扱うときの段取りも整理します。なお、具体的なコールの文言は曲や場によって解釈が分かれるため、この記事では構造の説明にとどめています

合いの手・コールが入る曲を選ぶときの3つの基準

「盛り上がる曲」という基準だけで選ぶと、実際に配信で流したときに参加のタイミングが分からず、静かなまま終わってしまうことがあります。次の3点を確認しておくと、選曲のずれが起きにくくなります。

1. 参加する区間が「歌唱パートの外」にあるか

合いの手が入る曲は、歌い手が歌っていない隙間に差し込まれるタイプと、メインのメロディと重なるタイプに大きく分かれます。歌枠で1人で歌う場合、自分が歌う区間と参加してもらう区間が時間的に分かれている前者のほうが、進行が単純で扱いやすくなります。後者は複数人で歌うときには映えますが、1人で歌うと合いの手部分が抜け落ち、曲の骨格が薄く聞こえることがあります。

2. 掛け合いのパートが何人分に分けられるか

コラボで扱う場合は、その曲が何人分のパートに分割できるかを先に確認します。2人向けの曲を3人で歌うと1人が余ってユニゾンに回り、掛け合いが薄まります。デュエット向きの曲を探している場合はデュエット向きのボカロ曲まとめ、大人数のコラボを想定している場合はコラボ向きのボカロ曲まとめもあわせてご覧ください。

3. 合いの手を抜いても曲として成立するか

配信では、リスナーが合いの手を入れてくれるとは限りません。合いの手がなくても曲として聞ける構成かどうかを確認しておくと、空振りしたときのダメージが小さくなります。判断の目安は、オフボーカル音源を流しながらメインパートだけを歌ってみて、不自然に感じる空白があるかどうかです。

合いの手・掛け合いが楽しいボカロ曲おすすめ15選 早見表

選定の基準は「ニコニコ動画で投稿日と演奏時間が確認できること」「歌枠やコラボで扱われている実績があること」「合いの手・掛け合いの要素が曲の構造に組み込まれていること」の3点です。ランキングではなく、参加のしかたのタイプ別に3グループへ分け、各グループ内は投稿年の古い順に並べています。

曲名ボカロP演奏時間ポイント
ぽっぴっぽーラマーズP20085:34反復構造が明確で参加位置が分かりやすい
ネトゲ廃人シュプレヒコールさつきがてんこもり20104:54掛け声が入る区間が繰り返し現れる
Happy HalloweenJunky20144:03季節ものの定番。参加区間が明快
ぼかろころしあむDIVELA20182:33短尺でコール前提の設計
Ready SteadyGiga20203:303ボーカル構成でパートを割りやすい
ワールズエンド・ダンスホールwowaka20103:372ボーカル構成で掛け合いが多い
ヤンキーボーイ・ヤンキーガールトーマ20133:152つの立場を行き来する構成
好き!雪!本気マジックMitchie M20143:22アイドルポップス的な合いの手の型
厨病激発ボーイれるりり20153:26複数人でのカバーが多く役割分担しやすい
病名は愛だったNeru & z’520173:522パートの重なりが曲の軸になっている
リンちゃんなう!ガルナ(オワタP)20112:53短尺で合いの手が連続する
二次元ドリームフィーバーぽりふぉ(PolyphonicBranch)20123:17合いの手がテンポを押し出す構造
威風堂々梅とら20123:205ボーカル構成。パート分けの余地が大きい
ダンスロボットダンスナユタン星人20163:11短いフレーズの反復が参加しやすい
気まぐれメルシィ八王子P20163:28反復部分が合いの手の受け皿になる

タイプ1:コールが曲の構造に組み込まれている5曲

歌い手が歌う区間と、それ以外の区間がはっきり分かれているグループです。1人での歌枠でも扱いやすく、リスナーがコメントで参加する余地が生まれやすい構成になっています。

ぽっぴっぽー / ラマーズP(2008年・5:34)

2008年12月投稿、初音ミクを起用した初期ボカロの一曲です。同じ構造が繰り返される作りで、聴いている側が「次にどこが来るか」を予測しやすいのが特徴です。

歌枠で扱う場合、5分半という尺は1人で通すには長めです。反復構造ゆえに単調に聞こえることもあるため、途中で声色を変える、コメントを拾う時間を挟むなど、曲以外の要素で変化を作ると持たせやすくなります。歌枠の組み立て方全般は歌枠のはじめかたで扱っています。

ネトゲ廃人シュプレヒコール / さつきがてんこもり(2010年・4:54)

2010年10月投稿、初音ミクを起用した楽曲です。掛け声が入る区間が曲全体を通して繰り返し現れる構成です。

この曲は4分54秒という尺のわりに、歌い手が歌う総量が多い部類に入ります。テンポも速めなので、通しで歌う前にオフボーカル音源で口の動きだけを確認しておくと崩れにくくなります。

Happy Halloween / Junky(2014年・4:03)

2014年10月投稿、鏡音リンを起用した楽曲です。季節ものとして10月前後の配信で選ばれやすい一曲です。

参加する区間が明快なので、初めてコール系の曲を扱う場合の入り口として組みやすいと言えます。ただし4分を超える尺と速めのテンポが重なるため、歌枠の1曲目より、声が温まった中盤以降に置くほうが安定しやすくなります。

ぼかろころしあむ / DIVELA(2018年・2:33)

2018年8月投稿、鏡音リンを起用した楽曲です。2分33秒と短く、コールが入る前提で設計されています。

短尺であることは歌枠では利点になります。1曲あたりの拘束時間が短いぶん、反応が薄かった場合の切り替えが早いからです。コメントへの反応のしかたは歌枠のコメント対応にまとめています。

Ready Steady / Giga(2020年・3:30)

2020年9月投稿。初音ミク・鏡音リン・鏡音レンの3ボーカルで構成された楽曲です。

3ボーカル構成のため、3人コラボのパート分けがそのまま設計できるのが扱いやすい点です。1人で歌う場合は、どのパートを主軸にするかを先に決めておかないと、途中で担当が曖昧になります。

タイプ2:複数人で歌詞を分け合う掛け合い型5曲

2人以上で歌うことを前提に設計されている、あるいは複数ボーカルで構成されているグループです。コラボ企画の候補として検討しやすい曲を集めました。

ワールズエンド・ダンスホール / wowaka(2010年・3:37)

2010年5月投稿、初音ミクと巡音ルカによる楽曲です。2つのボーカルが交互に、あるいは重なりながら進む構成になっています。

コラボで扱う場合の難所はテンポの速さです。掛け合いのタイミングがずれると、2人分のズレとして目立ちます。個別に録音して後で合わせる方式なら、同じクリック(メトロノーム)基準で録ることを事前に取り決めておくと合わせやすくなります。

ヤンキーボーイ・ヤンキーガール / トーマ(2013年・3:15)

2013年3月投稿、GUMIを起用した楽曲です。2つの役割が交互に現れる構成で、2人での分担がしやすくなっています。

2人で歌う場合、声質の対比をどう作るかが仕上がりを左右します。似た声質同士だと掛け合いが埋もれやすいため、片方が息を多めに、もう片方が芯を強めに、といった役割分担をあらかじめ決めておくと輪郭が出やすくなります。

好き!雪!本気マジック / Mitchie M(2014年・3:22)

2014年2月投稿、SNOW MIKU 2014のテーマ曲として制作された、初音ミクによる楽曲です。アイドルポップス的なアレンジで、合いの手の型が分かりやすく提示されています。

歌枠で扱う場合、リスナーが参加する型が読みやすいため、初見の視聴者でも入りやすい構成と言えます。一方、明るい方向に振り切ったアレンジなので、しっとり系の曲が続いた後に挟むと落差が大きくなる点は意識して配置したいところです。

厨病激発ボーイ / れるりり(2015年・3:26)

2015年1月投稿、鏡音レンを起用した楽曲です。歌ってみたのカテゴリでは複数人によるカバーが多く見られる曲のひとつです。

コラボ向けとしてはパートを細かく割りやすいのが利点で、2人でも3人でも成立させやすい構成です。ただし語数が多いパートがあるため、担当を決めるときは「歌える人に難しい区間を寄せる」より「各自が無理なく歌える範囲で分ける」ほうが、全体としてまとまりやすくなります。

病名は愛だった / Neru & z’5(2017年・3:52)

2017年9月投稿、鏡音リンと鏡音レンによる楽曲です。2つのパートが重なる箇所が曲の軸になっています。

この曲を2人で歌う場合、重なる区間の音量バランスが課題になります。両方が同じ強さで歌うと音が濁りやすく、片方が引きすぎると掛け合いに聞こえません。MIXで調整する前提にせず、録音時点でどちらが前に出るかを区間ごとに決めておくと後が楽になります。

タイプ3:合いの手が曲の推進力になっている5曲

合いの手が「おまけ」ではなく、曲のテンポ感やノリを作る役割を担っているグループです。

リンちゃんなう! / ガルナ(オワタP)(2011年・2:53)

2011年12月投稿、初音ミクと巡音ルカによる楽曲です。2分53秒という短さのなかに、合いの手が入る区間が連続して配置されています。

短尺かつ密度が高いため、合いの手を自分で入れるなら息継ぎの設計が必須です。メインパートと合いの手を1本のテイクで録ろうとすると息が続かないことが多いので、録音の場合はトラックを分けて重ねるほうが現実的です。配信では、合いの手をリスナーに任せる前提で組むと負担が下がります。

二次元ドリームフィーバー / ぽりふぉ(PolyphonicBranch)(2012年・3:17)

2012年2月投稿、初音ミクを起用した楽曲です。合いの手が曲のテンポを押し出す役割を担っている構成です。

ポイントは合いの手の区間でテンポが走りやすいことです。勢いのある区間ではメトロノームより前に出てしまいがちで、後半で伴奏とずれる原因になります。録音時は合いの手部分だけを取り出してクリックに合わせる練習を挟むと、ズレを抑えやすくなります。

威風堂々 / 梅とら(2012年・3:20)

2012年10月投稿。巡音ルカ・初音ミク・GUMI・IA・鏡音リンという複数のボーカルで構成された楽曲です。

ボーカルが多いぶん、コラボでのパート分けの自由度が高いのが特徴です。一方、1人で歌う場合は、複数の声で構成されていた部分をどう1人分にまとめるかを決める必要があります。全部を追うより担当する声を絞るほうが、聞きやすくなることが多いです。

ダンスロボットダンス / ナユタン星人(2016年・3:11)

2016年12月投稿、初音ミクを起用した楽曲です。短いフレーズの反復が多く、参加のタイミングが取りやすい構成になっています。

歌枠では反復部分がそのまま参加の受け皿になります。1回目で構造を示せば、2回目以降は自然に参加が増えやすい流れが作れます。歌う側としては、反復部分を毎回同じ表現で通すか少しずつ変えるかを決めておくと、単調さを避けられます。

気まぐれメルシィ / 八王子P(2016年・3:28)

2016年6月投稿、初音ミクを起用した楽曲です。反復されるフレーズが合いの手の受け皿になりやすい構成です。

歌ってみたの視点では、機械的に正確に歌うより、フレーズごとの表情を作るほうが曲になじみやすいタイプと言えます。ピッチ補正を強くかけすぎると表情が平坦になることがあるので、補正量は控えめから試すのが無難です。

歌枠・コラボで合いの手曲を扱うときの注意点

合いの手やコールが入る曲は場が動きやすい反面、段取りを詰めておかないと空回りしやすくなります。注意点を整理します。

  • 参加を強制しない:繰り返し呼びかけると、参加しない人が居づらくなります。参加できる場所を示すだけにとどめるほうが、結果的に場が続きやすくなります。
  • マイクの音量を先に決める:合いの手を自分で入れる場合、メインより小さめの声量になることが多く、そのままだと聞こえません。配信前にリハーサル録音をして、両方が聞こえる位置を確認しておきます。
  • コラボは担当表を先に作る:「なんとなく交互に」で始めると、被る区間と空く区間が出やすくなります。歌詞カードに担当者名を書き込んだものを共有してから録音・配信に入るようにします。
  • 権利まわりを確認する:配信サービスによって、扱える音源の条件が異なります。事前に歌ってみたと著作権で整理しておくと、後から動画を非公開にする事態を避けやすくなります。

また、合いの手系の曲はテンポが速めのものが多いため、歌いやすいボカロ曲のようなテンポが落ち着いた曲を前半に置き、場が温まってからこのタイプに移る組み立てにすると、無理なく進められます。

まとめ:「誰がどこを担当するか」を決めてから録る

この記事の要点を整理します。

  • 合いの手・コールが入る曲は、参加のタイミングが伝わりやすいのが利点です。
  • タイプ1(コールが構造に組み込まれている)は、1人での歌枠でも扱いやすいグループです。
  • タイプ2(掛け合い型)は、複数ボーカル構成の曲が中心で、コラボのパート分けが設計しやすいグループです。
  • タイプ3(合いの手が推進力)は、1人で歌う場合に「自分で入れるか、任せるか」の判断が必要になります。
  • いずれの場合も、担当区間を先に決めてから録音・配信に入ることが、被りや空白を防ぐ対策になります。

合いの手が入る曲は、場の反応に左右されます。反応が薄い日もあるという前提で、合いの手がなくても成立する歌い方を用意しておくと、気持ちの面でも続けやすくなります。まずは短めの1曲を選んで、オフボーカル音源で担当区間を決めるところから試してみてください。



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