- マスタリングとは何か?
- マスタリングをする時の3つのコツ
- マスタリングをする時に使えるフリーソフト
こんにちは!
歌い手部のりょーやです。
MIXなども完了して出来上がった音源を、
- 聴き心地の良いサウンド
- インパクトのあるサウンド
に仕上げる作業がマスタリングです。
マスタリングをすることで、
音源のクオリティを大きく
上げることができます。
今回は、マスタリングで音圧を上げるコツ
についてお伝えをしていきます!
マスタリングとは?

マスタリングは
音源作成をする際の工程のひとつで、
ミックスされた音源の音質、音圧の調整、
曲間の調整、フェードイン、フェードアウト
を調整する工程のことを言います。
マスタリングについては
下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ、見てみてください!
マスタリングをする際の3つのコツ

マスタリングをする時には
コツがいくつかあります。
今回は、マスタリングをする際の
3つのコツをお伝えします!
音響的に調整の取れた部屋でマスタリングをする
音響的に調整の取れた部屋で、
マスタリングを行うことで、正確に
マスタリングをすることができます。
防音室などを使うことができない場合は、
ヘッドフォンをしてマスタリング作業を
行うのでも大丈夫です。
正確に音を聴くことができる環境を
整えることで、良いマスタリングを
行うことができますので、
音響の環境を整えるようにしましょう!
慎重さを大切にしよう
マスタリングをする上では、
慎重さを持つことが非常に大切です。
マスタリング作業は、少しの変更でさえ、
音源に大きな影響を与えます。
大きな変更を加えてしまうと、
音源が意図しない方向に
大きく変化してしまう場合もあります。
慎重さを持ちながら、
マスタリング作業を
行うようにしましょう。
音源をしっかりと聴くことを意識しよう
全てのマスタリング作業で、
最も重要なことは
音源をしっかりと聴くことです。
音源をしっかりと聴かなければ、
イメージ通りにマスタリングを
することは難しいです。
マスタリング初心者の方は、
初めは目を閉じて、音源を聴きながら
どのようにマスタリングするかを
イメージすることを行いましょう。
しっかりと音源を聴くことは
基本的で大切なことなので、
意識するようにしてください!
マスタリングをする際に使えるフリーソフト

マスタリングをする際には、
マスタリング用のソフトを使う必要があります。
通常、マスタリング用のソフトを購入すると、
約5,000円〜30,000円ほどかかってしまいます。
しかし、フリーソフトを使うことで、
無料でマスタリングを行うことができます!
フリーソフトは、有料のソフトに比べ
機能が劣る面もありますが、
マスタリングの手順などを覚えるためにも、
初めはフリーソフトを使って
マスタリングをするのがオススメです!
どのフリーソフトを使うのが良いのかは
下の記事でまとめています!
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
音圧を上げすぎたときに起きること
音圧を上げる作業は、やればやるほど良くなるという性質のものではありません。上げすぎた音源には、聴いてわかる副作用が出ます。どうなったら行きすぎなのかを先に知っておくと、作業中に引き返す判断がしやすくなります。
| 聴こえ方の変化 | 起きていると考えられること | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 大きいのに迫力を感じない | 強弱の差がなくなり、平坦になっている | 処理を弱め、盛り上がりの差を残す |
| ボーカルが前に出すぎて浮く | ボーカルだけが持ち上がっている | MIXの段階に戻ってバランスを見直す |
| サビでバスドラムに合わせて音が沈む | 低音に反応して全体が押し下げられている | 低音の量をMIXで整えてから再度試す |
| 「サ」「シ」が刺さって耳が痛い | 高い成分が一緒に持ち上がっている | 録りとMIXの段階で耳障りな帯域を整える |
| 音が割れる・ざらつく | 信号が入りきらない状態になっている | 入力側を下げ、処理量を減らす |
| 長く聴くと疲れる | 全体が詰まり、休まる箇所がなくなっている | 一度処理を外して素の状態と比べ直す |
特に多いのが1行目です。音圧を上げる目的は「大きくすること」ではなく「聴きやすくすること」だと考えると、判断がぶれにくくなります。数値の上では大きくなっていても、聴いた印象が良くなっていなければ意味がありません。
音圧を上げる前に、MIXの側を見直す
「音圧が上がらない」という悩みは、マスタリングの作業そのものではなく、その前の段階に原因があることが多いとされています。素材が整っていない状態で最後だけ強く処理すると、上の表にある副作用が出やすくなります。マスタリングに入る前に、次の点を確認してみてください。
- 各パートの音量バランスが、処理なしの状態でも成立しているか
- 低音が過剰に入っていないか(全体の余裕を奪っている場合がある)
- ボーカルの音量の起伏が大きすぎないか
- 同じ帯域に複数の音が重なって、お互いを打ち消していないか
- 曲の中で最も大きい箇所と小さい箇所の差が、意図した範囲に収まっているか
ここが整っていれば、最後の工程で無理に押し込む必要が減ります。逆にここが崩れていると、どれだけ処理を重ねても「大きいけれど良く聞こえない」状態になりやすくなります。MIXの手順そのものを見直したい場合は歌ってみたMIXのやり方・手順完全版を参照してください。
録音の段階に戻る判断
MIXを見直しても解決しない場合、素材そのものに原因があることもあります。ノイズが多い、音量が小さすぎて持ち上げるとノイズも一緒に上がる、といったケースです。この場合は録り直しが最短になることもあります。録音時の音量設定は録音レベル(ゲイン)設定にまとめています。
やりすぎていないかを確認する手順
作業中は耳が慣れてしまい、自分の判断があてにならなくなっていきます。確認の手順を決めておくことが、行きすぎを防ぐ現実的な方法です。
- 処理を入れた状態と外した状態を、聴こえる音量が同じくらいになるように揃えて比べる
- 比べるのは短い区間(サビの数小節など)に絞る
- 「大きいほう」ではなく「聴きやすいほう」を選ぶ
- 時間を空けてから、同じ判断ができるか確かめる
- 複数の再生環境で聴く
1番目が特に重要です。音量が大きいほうは、それだけで良く聞こえてしまう傾向があると言われています。音量を揃えずに比べると、ほぼ必ず「処理を入れたほう」を選んでしまい、判断になりません。
聴く環境を変えて確かめる
ひとつの環境だけで判断すると、その環境の癖に合わせた仕上がりになりがちです。以下のように、性格の違う環境をいくつか通すと極端な失敗に気づきやすくなります。
| 聴く環境 | 気づきやすいこと |
|---|---|
| モニターヘッドホン | ノイズ、細かい歪み、左右のバランス |
| スマートフォンのスピーカー | ボーカルが埋もれていないか、低音に頼りすぎていないか |
| イヤホン | 低音の量、耳につく高音 |
| 小さい音量で流す | 音量を下げても歌が聞き取れるか |
| 他の曲と続けて再生 | 音量差や質感の差が大きすぎないか |
最後の行は簡単なわりに効果的な確認方法です。自分の音源と、参考にしたい曲を続けて再生してみて、極端に小さい・極端に耳が疲れるといった差がなければ、大きく外してはいないと考えられます。判断の基準になる環境を整えたい方はモニターヘッドホンの選び方を参考にしてください。
自分でやるか、任せるかの考え方
マスタリングは、必ず自分でやらなければいけない工程ではありません。何を優先するかで選び方が変わります。
| 選択肢 | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 自分で行う | 投稿本数が多い、少しずつ覚えたい | 判断基準ができるまで時間がかかる |
| MIXを依頼する人にまとめて任せる | 作品として仕上げたい、期日がある | 希望の方向を言葉で伝える準備が必要 |
| 自動処理の機能を使う | まず標準的な状態を知りたい | 素材が整っていないと結果も安定しない |
依頼する場合は、「音圧を上げてください」だけでは意図が伝わりにくいことがあります。「今の状態だとサビが埋もれる」「他の曲と並べたときに小さく感じる」のように、困っている状態を具体的に伝えるほうが結果が近づきやすくなります。依頼時の準備はMIX依頼の準備ガイドにまとめています。
関連記事の役割分担
マスタリングまわりの記事は、それぞれ扱う範囲を分けています。用語や工程そのものの説明はマスタリングって何?マスタリングについて解説!、使えるソフトの紹介はマスタリングができるフリーソフトにあります。この記事は「音圧を上げるときの判断の仕方」を扱う位置づけなので、あわせて読むと全体像がつかみやすくなります。
最後に
いかがでしたか?
マスタリングのコツが
分かったと思います。
今回お伝えした
マスタリングのコツを意識しながら、
実際にマスタリングを
実践してみてくださいね!
- ミックスされた音源の音質、音圧の調整、曲間の調整、フェードイン、フェードアウトなどを調整する工程のことをマスタリングという。
- 音響環境を整えた部屋でマスタリングを行うようにしましょう。
- 音源をしっかりと聴くことを意識してマスタリングを行うようにしましょう。

























