「宅録するとノイズが入ってしまう」
「スタジオを毎回借りるのはちょっと…」
そんな悩みを持つ方は多いと思います。
今回は宅録でクリアな音が
録れるようになる
リフレクションフィルターについて
紹介します。
リフレクションフィルターとは
リフレクションフィルターの役割は
レコーディング時
周囲のノイズや反射音から
マイクを守ることです。
コンデンサーマイクでの録音や、
ギターやベースのアンプセッティング、
フィールドレコーディングで重宝します。
部屋鳴りが起こる理由
レコーディングスタジオでは
良い音を録るために
部屋自体に様々な工夫がなされています。
これに対し、一般家庭では
フラッターエコーや定在波といった
録音の邪魔になるノイズが
入りやすいです。
フラッターエコーとは一般家庭の
平行な壁面を何度も音が反射して起きる
ノイズです。
定在波とは一般家庭で常に発生している
低域の音波のことです。
これらのノイズは部屋鳴りの原因となり、
録音を妨げます。
これらのノイズからマイクを守るのが
リフレクションフィルターです。
つまり、リフレクションフィルターは
宅録に必須のアイテムといえます。
リフレクションフィルターに反響する原因
録音時、リフレクションフィルターに
音が反響してしまうことがあります。
今回は原因と改善策を
いくつか紹介します。
ネジのゆるみ
リフレクションフィルターの可動部分の
ネジが緩んでいると、
反響音が出ることがあります。
これは、ネジを締め直すことで
改善できます。
背面板に反響している
録音時に、背面板を触って
震えているようなら、
背面板自体で反響が起きています。
これはマイクスタンド、リフレクション
フィルター、背後の壁面の位置関係を
調整することで改善できます。
歌い手部のおすすめ
クラシックプロCAR900
サイズ:幅38cm、奥行き21cm、
高さ35cm、厚み5.5cm
重量:約2.0kg
コチラは非常にコストパフォーマンスの
良い逸品です。
マイク周辺では吸音しマイク後方からの
音を遮音してくれる機能を持っています。
クラシックプロ CAR300
コチラは自立するタイプで
マイクスタンドに立てる必要がない
モデルです。
SE ELECTRONICS The Reflexion Filter
コチラはリフレクションフィルターの
元祖といえるモデルです。
多くの音大でも使われる
間違いないモデルです。
吸音特性の異なる9層のマルチレイヤ―
から成り、優れた吸音性能を誇ります。
ただし、高価なのが惜しいところです。
また、重さが3.6㎏もあるため、
ストレートタイプのマイクスタンドで
使う必要があります。
SE Electronics RF-X
コチラは4層の吸音特性の異なる
マルチレイヤーからなり
「すべての周波数帯域で均等な
フィルタリング効果」
を謳っているモデルです。
上位版モデルとは異なり、
マイクスタンドのネジに専用のマウント
金具を取り付ける仕組みになっています。
セッティングが楽で重さも2.4㎏と
上位モデルよりも軽いため
宅録向きのモデルといえます。
比較的安いのも魅力のモデルです。
KAOTICA EYEBALL
コチラはマイクを全方位から囲む
リフレクションフィルターです。
正面にはポップガードがついています。
つまり、これ一つで
リフレクションフィルターと
ポップガード両方の役割を果たします。
直径193mm、重量は113gと
コンパクトで場所をあまりとらないのも
魅力です。
セッティングが楽なのも
魅力のモデルです。
Aston Microphones HALO
コチラはPETフェルト素材で
マイクの周囲を覆う構造のモデルです。
重さは1.65㎏と軽量で、
ネジ1本でマイクスタンドに固定でき、
気軽に扱えるモデルとなっています。