「宅録するとノイズが入ってしまう」
「スタジオを毎回借りるのはちょっと…」
そんな悩みを持つ方は多いと思います。
今回は宅録でクリアな音が
録れるようになる
リフレクションフィルターについて
紹介します。
リフレクションフィルターとは
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/04/illuminated-3309188_1280-300x169.jpg)
リフレクションフィルターの役割は
レコーディング時
周囲のノイズや反射音から
マイクを守ることです。
コンデンサーマイクでの録音や、
ギターやベースのアンプセッティング、
フィールドレコーディングで重宝します。
部屋鳴りが起こる理由
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/04/the-conference-3248255_1280-300x200.jpg)
レコーディングスタジオでは
良い音を録るために
部屋自体に様々な工夫がなされています。
これに対し、一般家庭では
フラッターエコーや定在波といった
録音の邪魔になるノイズが
入りやすいです。
フラッターエコーとは一般家庭の
平行な壁面を何度も音が反射して起きる
ノイズです。
定在波とは一般家庭で常に発生している
低域の音波のことです。
これらのノイズは部屋鳴りの原因となり、
録音を妨げます。
これらのノイズからマイクを守るのが
リフレクションフィルターです。
つまり、リフレクションフィルターは
宅録に必須のアイテムといえます。
リフレクションフィルターに反響する原因
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/04/abstract-2733605_1280-300x150.jpg)
録音時、リフレクションフィルターに
音が反響してしまうことがあります。
今回は原因と改善策を
いくつか紹介します。
ネジのゆるみ
リフレクションフィルターの可動部分の
ネジが緩んでいると、
反響音が出ることがあります。
これは、ネジを締め直すことで
改善できます。
背面板に反響している
録音時に、背面板を触って
震えているようなら、
背面板自体で反響が起きています。
これはマイクスタンド、リフレクション
フィルター、背後の壁面の位置関係を
調整することで改善できます。
歌い手部のおすすめ
![](https://utaitebu.com/wp-content/uploads/2018/04/stage-2089831_1280-300x200.jpg)
クラシックプロCAR900
サイズ:幅38cm、奥行き21cm、
高さ35cm、厚み5.5cm
重量:約2.0kg
コチラは非常にコストパフォーマンスの
良い逸品です。
マイク周辺では吸音しマイク後方からの
音を遮音してくれる機能を持っています。
クラシックプロ CAR300
コチラは自立するタイプで
マイクスタンドに立てる必要がない
モデルです。
SE ELECTRONICS The Reflexion Filter
コチラはリフレクションフィルターの
元祖といえるモデルです。
多くの音大でも使われる
間違いないモデルです。
吸音特性の異なる9層のマルチレイヤ―
から成り、優れた吸音性能を誇ります。
ただし、高価なのが惜しいところです。
また、重さが3.6㎏もあるため、
ストレートタイプのマイクスタンドで
使う必要があります。
SE Electronics RF-X
コチラは4層の吸音特性の異なる
マルチレイヤーからなり
「すべての周波数帯域で均等な
フィルタリング効果」
を謳っているモデルです。
上位版モデルとは異なり、
マイクスタンドのネジに専用のマウント
金具を取り付ける仕組みになっています。
セッティングが楽で重さも2.4㎏と
上位モデルよりも軽いため
宅録向きのモデルといえます。
比較的安いのも魅力のモデルです。
KAOTICA EYEBALL
コチラはマイクを全方位から囲む
リフレクションフィルターです。
正面にはポップガードがついています。
つまり、これ一つで
リフレクションフィルターと
ポップガード両方の役割を果たします。
直径193mm、重量は113gと
コンパクトで場所をあまりとらないのも
魅力です。
セッティングが楽なのも
魅力のモデルです。
Aston Microphones HALO
コチラはPETフェルト素材で
マイクの周囲を覆う構造のモデルです。
重さは1.65㎏と軽量で、
ネジ1本でマイクスタンドに固定でき、
気軽に扱えるモデルとなっています。