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【2026年9月更新】掲載していた機種の多くが終売・在庫僅少になっていたため、2026年9月時点で購入できる現行モデルに入れ替えました。選び方の考え方は変えていません。
「宅録でもクリアな音質で録音したい。」
今日はそんな方のため記事を書きました。
歌い手部のおすすめモデルも紹介するので
是非チェックしてください。
ICレコーダーとは

ICレコーダーとは
音声をデジタル録音する機器のことです。
コンパクトでありながら、長時間録音できる
のが魅力です。
会議やセミナー、インタビューでの録音、
ボイスメモなど様々な用途で利用されてます。
ボイスレコーダーという製品もありますが、
基本的には同じものです。
厳密には、ボイスレコーダーは
アナログ・デジタルを問わない
音声録音機器の全般を指します。
しかし、現在はデジタル録音が主流のため、
両者に違いはほぼありません。
なお、歌や楽器の録音に使うものは
「ハンディレコーダー」と呼ばれることが増えています。
会議用のICレコーダーとは売り場が分かれていることも多いので、
探すときはこの言葉も覚えておくと早いです。
モノラル録音/ステレオ録音とは
ICレコーダーの録音には
ステレオ録音とモノラル録音があります。
ステレオ録音は音源の位置を
把握しやすいのが特徴です。
会議などの場面で重宝します。
モノラル録音は音源の位置を
特定しづらいですが、
価格がお手頃なのが特徴です。
セミナーやインタビューなど
登場人物が少ない場面で重宝します。
ICレコーダーの選び方

ICレコーダーはモデルによって
実に様々な機能がついています。
会議やセミナーの記録や個人的なボイスメモ、
楽曲の録音など用途も様々なので
自分に必要なモデルを選ぶことは大切です。
必要ない機能のついた高価なモデルを
買わないよう注意が必要です。
音質で選ぶ
楽器演奏やコンサートの録音で使う場合は
音質で選ぶことが必要です。
カラオケ・バンドリハ・自室での録音では
上位モデルも重宝します。
音楽を録音しようとすると
音質劣化が少ないレコーダーが必要です。
そこで音声信号を圧縮せずに記録する
リニアPCM対応はチェックしたいポイントです。
近年は「32bitフロート」に対応したモデルが増えました。
録音時のレベル設定の失敗をあとから補正しやすい方式で、
音割れによる録り直しを減らしたい人は
この対応の有無を見ておくと選びやすくなります。
手持ちのマイクをつなぎたい場合は、
XLR入力とファンタム電源への対応が必要です。
この2つは価格帯によって付かないことが多いので、
先に決めておくと機種を絞り込みやすくなります。
音楽編集に便利な重ね録りができる
「オーバーダビング」機能や、音を響かせる
「リバーブエフェクト」、チューナー、
メトロノームなど
音楽に特化した機能が
搭載された機種も多いです。
メモリーで選ぶ
高音質モードで録音される方は、
メモリ容量もこだわりましょう。
本体の内蔵メモリーは4GB程度の機種が多く、
高音質設定で長時間録ると足りなくなります。
microSDカードに対応していれば、
機種によって大きく容量を増やせます。
高音質で長時間録音したい場合には
カード対応のものが便利です。
電源で選ぶ
乾電池式の場合、電池がなくなったときには
すぐに交換できるというのは便利です。
これに対し充電式は、充電さえしておけば
電池を買う必要がないですが
録音途中で切れてしまうと、電池のように
交換できないというデメリットがあります。
充電式にもいくつか種類がありますが、
USBで充電できるタイプが多いです。
このタイプならパソコンからも
ACアダプタ経由でも手軽に充電ができます。
稼働時間で選ぶ
セミナーや会議の録音で使う場合は
稼働時間で選ぶ必要があります。
長時間録音の可能性がある場合には、
1回の電池交換・充電で十分な時間稼働
するものを選びましょう。
パソコン接続できるかで選ぶ
パソコンにデータ移行したい人は
USB接続ができるモデルを選びましょう。
パソコンとUSB接続が可能であれば、簡単に
データを移動させることができ、便利です。
音声を編集したり、
他人にデータを渡す場合には必須です。
最近の機種は、USBオーディオインターフェース機能を
備えているものが増えました。
パソコンにつないでそのまま録音用マイクとして使えるので、
レコーダーとインターフェースを1台で兼ねられます。
サイズで選ぶ
ICレコーダーを使用する場面を想定し、
サイズや携帯性の良いモデルを選びましょう。
歌い手部のおすすめ

この記事の選定基準
紹介する機種は、次の3つで絞っています。
- 2026年9月時点でAmazon・楽天で購入できること(終売・在庫僅少のものは入れ替えました)
- 歌や楽器の録音に使える音質設定があること(リニアPCMまたは32bitフロート対応)
- 録ったデータをパソコンに移して編集できること
価格は2026年9月時点の実売の目安です。
変動しますので、最終的な金額はリンク先でご確認ください。
以下、価格の安い順に紹介します。
ZOOM H1essential ― まず1台目に
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実売13,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
この価格帯で32bitフロート録音に対応しているのが特徴です。
32bitフロートは、録音時のレベル設定を
あとからデータ側で大きく動かせる方式です。
「サビで音が割れていたので録り直し」という失敗が
起きにくく、最初の1台として扱いやすいです。
USBマイクモードを備えているので、
パソコンにつないでマイクとして使うこともできます。
ソニー(SONY) ICレコーダー ICD-UX570F ― 持ち歩き用の1本
実売9,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
今回紹介する中ではいちばん手に取りやすいモデルです。
薄型の本体にUSB端子が内蔵されています。
ケーブルなしでパソコンに挿せるので、データの取り出しが速いです。
ただし、こちらはリニアPCM(非圧縮)録音には対応しません。
作品づくりの本録音ではなく、
練習の記録や、思いついたメロディを
その場で残しておく用途に向いたモデルです。
タスカム(TASCAM) DR-05X ― 宅録の定番
実売19,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
旧版で紹介していたDR-05の現行モデルです。
サンプリング周波数は96kHz/24bitまで対応し、
リニアPCM(WAV)とMP3で記録できます。
基本はWAVで録音して、
パソコン側で加工するのがおすすめです。
マイクは左右に無指向性のステレオマイクを装備しています。
microSDカードにも対応します。
「X」の型番が付いた世代から、
USBオーディオインターフェース機能が加わりました。
パソコンにつなげばそのまま録音用マイクとして使えるので、
レコーダーとインターフェースを1台で兼ねられます。
単三電池2本で駆動し、USB給電にも対応します。
重さはスマホ並みで、持ち歩きも無理のない範囲です。
タスカム(TASCAM) DR-07X ― マイクの向きを変えられる
実売18,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
旧版で紹介していたDR-07MKIIの現行モデルにあたります。
音質のスペックはDR-05Xと同等ですが、
2つのステレオマイクが可動式になっています。
広がりを出せるA-B方式に加えて、
マイクをクロスさせるX-Y方式にも切り替えられます。
レコーダーに対して演奏者が広範囲にいる場合は、
A-B方式のほうが中央部の音が抜けて不自然になりにくいです。
弾き語りを1台で録る、バンドのリハを録るなど、
録る対象が変わる人はこちらが扱いやすいでしょう。
※在庫が少ない時期があります。購入前にリンク先でご確認ください。
タスカム(TASCAM) DR-40X ― 外部マイクをつなぎたいなら
実売19,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
旧版で紹介していたDR-40の現行モデルです。
いちばんの違いは、XLR/TRS入力が加えられている点です。
外部のミキサーやマイクからの入力に対応します。
ファンタム電源の供給にも対応するので、
コンデンサーマイクを直接つなげます。
内蔵マイクと外部入力を合わせて4トラックまで録音でき、
既存の音源に歌を重ねるオーバーダビングにも対応します。
電池が3本必要で重量はありますが、
そのぶん長時間の駆動に対応します。
OM SYSTEM LS-P5 ― 旧オリンパスLS-Pシリーズの現行機
実売26,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
旧版で紹介していたオリンパスLS-P2/LS-P4の後継です。
オリンパスの音響製品はOM SYSTEMに引き継がれており、
LS-Pシリーズは現在この名前で販売されています。
96kHz/24bitのハイレゾPCM録音に対応します。
無指向性マイクを2機のほか、
指向性マイクを1機中央に持つ3マイクシステムを
採用しているのが特徴です。
X-Y方式のようにクロスさせずとも
中間の音の欠如が少なく、より自然です。
録音レベルのリミッターを備えており、
レベルは細かくマニュアル調整もできます。
左右の録音レベルメーターを見ながら、
その場でレベル合わせが行えます。
内蔵メモリーのほかmicroSDカードに対応し、
USB給電にも対応します。
ZOOM H5studio ― 1台を長く使い回したいなら
実売35,000円前後(2026年9月時点・変動あり)。
旧版で紹介していたLS-100やPCM-D100の役割を引き継ぐ位置づけです。
32bitフロートの4トラック録音に対応し、
XLR/TRSコンボ入力を2系統備えています。
特徴はマイクカプセルが交換できる点です。
X-Yカプセルが標準で付属し、
用途に応じて別売カプセルに差し替えられます。
1台を長く使い回したい場合に向いています。
歌だけでなく、楽器やバンド練習の記録まで
同じ1台でまかないたい人向けのモデルです。
スマホの録音で足りる?レコーダーを足すかの判断
手元のスマートフォンでも歌は録れます。違いが出やすいのは、音質そのものよりも「録音中に何が起きるか」と「録ったあとの扱い」です。標準の録音アプリは自動で音量を調整する設定になっているものが多く、サビで音量が下げられ、静かなAメロで持ち上げられるといった動きが入ることがあります。機種やアプリによって違うので、まず手持ちの設定を確認してみてください。
| 確認する点 | スマートフォン | ハンディレコーダー |
|---|---|---|
| 録音レベル | 自動調整のアプリが多い。手動で固定できるかはアプリ次第 | 手動で固定できる機種が多い。32bitフロート対応機はあとから調整しやすい |
| 録音中の割り込み | 着信・通知音・バイブの振動が入ることがある。機内モードで防ぐ | 録音専用機なので割り込みが起きにくい |
| 保存形式 | 圧縮形式が標準のアプリが多い | WAV(リニアPCM)を選べる機種が多い |
| 外部マイク | 変換アダプターや対応マイクが必要 | 入力端子付きの機種ならそのままつなげる |
練習の記録や、思いついたメロディのメモならスマートフォンで足りることも多いです。投稿用の歌を録る段階になって、音割れや通知音での録り直しが続くようならレコーダーを足す、という順番でも遅くありません。スマホだけで仕上げる手順は スマホだけで歌ってみたを作る方法 にまとめています。
買ったあとにつまずきやすい操作とファイルの扱い
ボタンを押す音・手で触れる音
本体を手で持ったまま録ると、ボタンの操作音や持ち直す音がそのまま入ります。机に置くかスタンドに固定し、録音を始めたら数秒置いてから歌い出すと、不要な部分はあとから切り取れます。一部の機種はBluetoothでスマートフォンのアプリとつながり、離れた場所から録音の開始・停止や録音レベルの確認ができます。対応の有無や別売アダプターが必要かは機種ごとに違うので、公式サイトで確認してください。
ファイル・バッテリー・再生
| 項目 | よくある失敗 | 購入前・使う前に見ること |
|---|---|---|
| ファイル名 | どのテイクが本番だったか分からなくなる | 日付や連番が付く設定か。録り終えたらすぐ名前を付け直す |
| ファイルの分割 | 長く録ると途中で別のファイルに分かれていて戸惑う | 一定のサイズで自動分割される機種がある。上限は取扱説明書で確認 |
| バッテリー | 録音の途中で電源が切れる | 連続録音時間の表示と、USB給電しながら録れるか。予備の電池も用意 |
| 再生 | 本体のスピーカーで聴いて「大丈夫」と判断してしまう | 本体スピーカーは確認用と考え、ヘッドホン端子から聴いて音割れやノイズを確かめる |
カラオケボックスなど外で録るときの段取りは カラオケボックスで歌ってみたを録音する方法、録ったあとに残ったノイズの扱いは 歌ってみた録音のノイズ除去 で扱っています。
ICレコーダー以外の選択肢
ICレコーダーは1台で完結するのが利点ですが、
パソコンでミックスまで仕上げていくなら、
マイクとオーディオインターフェースを
そろえたほうが後々やりやすくなります。
何をどう買いそろえるかは歌ってみたのスターターセットの選び方とおすすめで、
総額の目安は歌い手になるためにはいくら費用がかかるのか?でまとめています。
活動全体の流れを先に見ておきたい方は
歌い手の始め方ロードマップもあわせてどうぞ。






























