「歌声を録音したら、息を吐く音が
入ってしまった。」
歌い手の皆さんの中には
こんな経験がある方も多いでしょう。
そんな時役に立つのがポップガードなんです。
今回は持っていれば、プロのような収録が
できるポップガードについて紹介します。
ポップガードの役割
ノイズをカット
ポップガードとはレコーディングスタジオで
ボーカリストとマイクの間にある網のことです。
ポップガードは収録時の破裂音や
マイクのノイズを軽減する役割があります。
ナイロン製のものが多いですが
金属製のものもあるようです。
ポップガードの効果と必要性は
コンデンサーマイクの性質に由来しています。
コンデンサーマイクは繊細な音を拾うため
高感度にできています。
このため、ちょっとした吐息の音も
拾ってしまうんです。
破裂音の時に出る突風によるノイズを
ポップノイズといいます。
ポップガードはこのノイズから
マイクを守る役割があるんです。
マイクを湿気から守る
レコーディングの際、マイクに口を近づけて
歌うため
どうしても湿気の多い息が
マイクにかかってしまいます。
ポップガードには、マイクを
この湿気から守る役割もあります。
近接効果の軽減
歌う時、口とマイクが近すぎると
低音が利きすぎてしまうことがあります。
これを近接効果といいますが、ポップガード
には、口とマイクの距離を保つことで
近接効果を軽減する役割もあるんです。
ポップガードの使い方
マイクスタンドにとりつけ
ほとんどのポップガードは
グースネック式で
マイクスタンドに取り付けるタイプです。
口とマイクの間にセット
ポップガードを口とマイクの間に取り付けます。
マイクとポップガードの間が3~7センチ
ポップガードと口の間が5~15センチ
になるようセットしましょう。
歌っている最中に手がぶつかると
ノイズが入ってしまいます。
歌いやすい場所でセットしてみましょう。
布製と金属製の違いとは
ポップガードには
布製と金属製のものがあります。
布製は安価ですが、音がこもりやすい
という特徴があります。
金属製は布製に比べ、音が通りやすく
洗いやすいという特徴があります。
歌い手部がおすすめするポップガード
STEDMAN PROSCREEN
STEDMANのPROSCREENの特長は
風がまっすぐ通過せず、斜め下に落ちる
です。
ノイズの原因になる風をかき消してくれる
優れものなんです。
Dicon Audio ポップガード DCP-2
グースネック式の金属製ポップガードです。
金属製なので、音の通りも良く、洗いやすい
優れものです。