- 母音とは何か
- 母音だけで歌う練習とはどんな練習か
- 母音だけで歌う練習によって得られる効果
こんにちは!
歌い手部のりょーやです。
突然ですが、母音だけで歌う練習を
やったことはありますか?
母音だけで歌う練習は
歌唱力をアップさせるのに良いです。
そこで、今回は母音だけで歌う練習
についてお伝えしていきます!
母音とは何か?

まず初めに、
母音とは何かが分かっていないと
今回お伝えする練習を
実践することができません。
なので、まずは
母音について確認しましょう。
「あ〜ん」までの五十音がありますよね。

この中の「あいうえお」
のことを母音と言います。

母音だけで歌う練習とはどういう練習か?

母音とは何かということが
分かったと思いますが、
母音だけで歌う練習とは
どういう練習かを説明していきます。
母音だけで歌う練習は、
歌の歌詞を全て母音だけで歌います。
母音だけで歌うとはどういうことかというと、
「か」という歌詞は伸ばして発音した時に
「あ」の母音が残るので「あ」で歌います。
「ぬ」の歌詞なら伸ばして発音した時に
「う」の母音が残るので「う」で歌います。
言葉を伸ばした時に、
残る言葉がその言葉の母音になります。
その感じで、歌詞を母音だけで
歌いましょう!
例えば
「きみのこえもとどかないよ」
という歌詞を歌う場合、
「いいおおえおおおああいお」
と歌います。

全ての歌詞を母音だけで
歌ってみましょう!
母音だけで歌う練習をすることによって得られる効果

母音だけで歌う練習とはどんな練習かは
分かったと思います。
では、母音だけで歌う練習を実践すると
どんな効果が得られるのかをお伝えしていきます。
声量が大きくなる
母音を練習することで口の動きが
大きくなるので、声量が出しやすくなります。
口を大きく開けて歌う人と
口を小さく開けて歌う人では、
口を大きく開けて歌う人の方が
声量は大きくなります。
しかし、
1点注意するべきなのが、
口を大きく開くと言っても、横に広げすぎるのは
発音自体がぶれてしまうので良くないです。
口を縦に開くことを意識しながら
練習を実践するようにしましょう!
歌詞の発音がはっきりするようになる
母音だけで歌う練習を実践することで、
1音1音の発音が丁寧になるので、
歌詞の発音がはっきりするようになります。
歌詞の発音がはっきりすると、
歌を聴いている側も、
歌詞を聴き取りやすいので、歌詞の意味などが
しっかりと伝わるようになります!
歌声が綺麗に聴こえるようになる
先ほど説明したように、
母音だけで歌う練習を実践することで
歌詞の発音がはっきりするのですが、
歌詞の発音がはっきりすることにより
歌声が安定して聴こえやすくなります。
母音だけで歌う練習を実践すると、
自分の表現したい歌い方もできるようになり
聴く側からする歌の印象もかなり変わります!
「自分の歌声がパッとしない」
と悩んでいる方も、是非実践してみましょう!
まずは自分の好きな曲で練習してみましょう!

実際に母音だけで歌う練習を
実践しようとすると、
「どの曲で練習したら良いんだろう。」
と悩むと思います。
できれば自分のキーに合っているような、
ストレスを感じずに簡単に歌える曲が良いのですが、
なかなか歌う曲が決まらないという方は、
自分の好きな曲で練習を実践してみましょう!
自分の好きな曲で練習するのは、
テンションも上がりますし、
モチベーションも上がるものです。
自分の好きな曲で練習を始めてみるのは
非常にオススメですよ!
母音だけで歌う練習を4つの段階に分ける
母音だけで歌う練習は、いきなり1曲まるごとやろうとすると途中で目的を見失いがちです。歌詞を母音に置き換える作業そのものに気を取られて、肝心の声のほうを聴けなくなるためです。段階を分けて、そのときに見るものを1つに絞ると、練習の中身がはっきりします。
| 段階 | やること | そこで確かめるもの | 次に進む目安 |
|---|---|---|---|
| 第1段階 | 歌わずに、歌詞を母音に置き換えて声に出して読む | 置き換えが正しくできているか | 詰まらずに最後まで読める |
| 第2段階 | 1フレーズだけ、メロディに乗せて母音で歌う | 母音ごとに音量が変わっていないか | フレーズ内で音量差が気にならない |
| 第3段階 | 1番のAメロからサビまで母音で通す | 言葉が変わっても声の出し方が続いているか | 途中で息が足りなくならない |
| 第4段階 | 母音で歌った直後に、同じ箇所を歌詞で歌う | 母音のときの感覚が歌詞でも残っているか | 2つの録音で印象が近くなる |
第4段階を省かない
いちばん抜けやすいのが第4段階です。母音の練習は、母音がうまく歌えるようになること自体が目的ではなく、歌詞に戻したときに残るものを作るための練習だと考えると位置づけがはっきりします。母音で歌ったあと、間を空けずに同じ箇所を歌詞で歌い、2つを続けて聴き比べてください。ここで印象が大きく変わるなら、子音を発音するときに口や顎の動きが増えすぎている可能性があります。
1回の練習で扱う量を決めておく
母音だけで歌うと、普段より口を動かすぶん疲れやすくなります。1回の練習で扱う範囲は、曲の1ブロック程度に区切っておくほうが、集中を保ちやすくなります。練習日の組み立て方そのものに迷う場合は、ボイストレーニングの練習頻度や間隔のほうも参考にしてみてください。
また、毎回同じブロックばかりを扱っていると、そこだけが仕上がって他が手つかずになります。曲を3つか4つのブロックに分け、練習日ごとに順番で回していく形にすると、偏りが出にくくなります。1周したところで最初のブロックに戻ると、前回との差も感じ取りやすくなります。
録音して自分で判定する方法
母音の練習は、歌っている最中の感覚と、実際に出ている音がずれやすい練習です。口を大きく開けているつもりでも録音では変化が乏しい、ということが起こります。判定は耳ではなく録音で行うと決めておくと、練習の精度が上がります。録音の手順はカラオケでの録音のやり方にまとめた方法で十分です。
録音を聴くときの順番
- まず全体を1回流して、気になった箇所の時間だけメモします
- 次に、メモした箇所を「あ・い・う・え・お」のどれで起きているかに分類します
- 同じ母音で繰り返し起きているなら、その母音を単独で出して確認します
- 特定の母音に偏っていないなら、原因はメロディの高さや息のほうにある可能性を考えます
この順番で見ていくと、「なんとなく良くない」で終わらず、扱う対象が1つに絞れます。1回の録音から見つける課題は1つで構いません。複数を同時に直そうとすると、どれが効いたのかがわからなくなります。
比べる録音は条件をそろえる
前回と比べたいときは、録音の条件をできるだけ同じにしてください。マイクとの距離、部屋、機器の設定が変わっていると、声そのものが変わっていなくても違って聞こえます。スマートフォンで録る場合でも、置く場所を毎回同じにするだけで比較しやすくなります。
比べる相手は、直前のテイクではなく1週間前や2週間前の録音にするのがおすすめです。同じ日に録った2つは差がごく小さく、判断が難しくなります。少し離れた時点のものと並べると、変化があったかどうかを判断しやすくなります。
母音練習でつまずきやすいところ
同じ練習をしていても、途中で止まりやすい箇所はある程度共通しています。次の表を、原因の当たりをつける材料として使ってみてください。
| 録音で気づくこと | 考えられること | 試してみること |
|---|---|---|
| 「い」と「う」だけ音量が落ちる | 口の中の空間が狭くなりやすい母音のため | その2つだけを取り出し、他の母音と同じ音量で並べて出す |
| 母音にすると音程が曖昧になる | 子音がなくなり、音の始まりの合図が減っている | 各音の出だしを短く区切って、輪郭を作ってから伸ばす |
| 母音では歌えるが歌詞に戻すと崩れる | 子音の発音時に口の形が大きく動いている | 子音を軽く、母音の形をできるだけ保ったまま歌う |
| 後半になるほど発音が雑になる | 1回で扱う範囲が長い | 区切りを短くし、同じ範囲を回数で重ねる |
| 高いところだけ母音がそろわない | 曲の高さが今の音域と合っていない場合がある | 歌う高さを変えて、同じ現象が起きるか確かめる |
最後の項目のように、練習方法ではなく曲の高さのほうに原因がある場合もあります。そのときは、カラオケのキー調節で高さを変えて同じ箇所を試すと、切り分けができます。曲そのものを選び直したいときは練習曲の選び方もあわせてどうぞ。
歌詞を母音に置き換えるときに迷いやすい音
「きみのこえもとどかないよ」のような歌詞は置き換えやすいのですが、実際の曲には、日本語ならではの迷いどころがいくつもあります。置き換え方が毎回変わると、録音を比べるときの条件もそろわなくなるので、最初に自分のルールを決めておくと練習が安定します。
| 歌詞の中の音 | 例 | 置き換え方の一例 |
|---|---|---|
| 「ん」 | みんな | 「ん」は口を閉じたハミングのまま残し、次の母音へ移るところを確かめる |
| 小さい「っ」 | きっと | 前の母音を短く切り、音を詰めずに間を空ける |
| 伸ばす音「ー」 | ずーっと | 前の母音をそのまま伸ばす |
| 「きゃ」「しゅ」「ちょ」など | きょう | 後ろの小さい字の母音を使う(「きょう」なら「おお」) |
| 話すとほぼ聞こえない母音 | 「です」の「す」 | メロディに音符があるなら「う」で歌い、音符がなければ省く |
| 同じ母音の連続 | おおきな | 音符が2つなら2回に分け、1つなら1音として伸ばす |
| 英語の歌詞 | love など | 近い日本語の母音に寄せる。迷う語は原曲の発音を聴いて決める |
迷ったときは「その音にメロディの音符が付いているか」で決めると、判断がぶれにくくなります。決めた置き換えは歌詞カードに書き込んでおくと、第1段階の読み上げがそのまま確認作業になります。
鏡で見るのは「顎」と「舌先」
母音だけで歌うと、口の開け方に意識が向きやすくなります。ただ、母音の形は唇だけでなく舌の位置でも変わるため、鏡を使うときは口の外側だけでなく、顎と舌先も見ておくと原因を絞りやすくなります。
| 見る場所 | 気になる動き | 試すこと |
|---|---|---|
| 顎 | 母音が変わるたびに大きく上下する | 顎の動きを小さくし、口の中の形で母音を変えてみる |
| 舌先 | 「い」「え」で舌先が奥へ引っ込む | 舌先を下の前歯の裏に軽く置いたまま出してみる |
| 唇 | 「い」「え」で横に引きすぎる | 口角を引く量を減らし、縦の開きを少し残す |
舌先を下の前歯の裏に置く形は、多くの母音で基本の位置として紹介されています。ただし、無理に固定すると別の力みにつながることもあるので、違和感があれば形にこだわりすぎないようにしてください。母音ごとの舌の位置は正しい舌の位置、高い音で母音がそろわないときの寄せ方は母音を揃えるコツ、特定の母音だけ高音が出しにくい場合は母音別のミックスボイスの出しにくさで詳しく扱っています。
最後に
いかがでしたか?
母音だけで歌う練習をすることによって
どんな効果があるかが分かったと思います!
母音だけで歌う練習をすることで
歌唱力を高める練習になりますので、
是非、実践してみてくださいね!
- 母音とは五十音の中の「あいうえお」のことである。
- 母音だけで歌う練習を実践することで歌唱力アップにつながることがある。
- 自分の好きな曲から練習を始めることでモチベーションを上げて練習に臨むことができる。























