前に教壇に立った時、教室中に声を届けるのが
すごく大変だったことがあります。
1日の授業が終わると、私の喉は
ガラガラになっていました。
喉声を張り上げていたんですね。
「少ない息の量で通る声を
出すにはどうしたものか。」
今回はそんな方のために記事を書きました。
今日は張りのある声の出し方
について紹介します。
歌だけでなく、プレゼンの場面でも役に立つ
ので是非チェックしてみてくださいね。
張りのある声が出ない原因
息漏れ
いくら頑張ってみても声が張らない。
そんな方は息が漏れているかもしれません。
良く張った強い声ほど、
少ない息の量で出るものです。
これができる人は声帯が締まっているんです。
張りのある声は力技で出すわけではない
ということを覚えておきましょう。
息がどうしても漏れてしまう方は
エッジボイスの練習をすると良いです。
エッジボイスについて詳しくはコチラ
張りのある声を出すトレーニング
張りのある声を出す基本姿勢
張りのある声を出すためには
良い姿勢であることが大事です。
猫背では肋骨が下がり
内臓に負担がかかって良い声が出ません。
すると
声が籠る、通らない、小さい、呼吸が浅い
などなど様々な問題が起きます。
基本姿勢を作るには
・両肩と丹田を結んだ逆三角形を意識
・胸を開いた姿勢を意識
・顔、胸、みぞおちを正面に向ける
この3つのポイントを押さえましょう。
簡単な方法を一つ紹介します。
両手を挙げ、大きく伸びをします。
その姿勢のままゆっくり手を下ろします。
すると自然と上記のような姿勢が作れます。
基本姿勢が取れた後も肋骨が上がっているか
力が抜けているかチェックしましょう。
あかんべエー トレーニング
あかんべーっと舌を下向きに伸ばします。
そして「エー」と発声しましょう。
きれいな声を出そうとしないのがポイントです。
音を長く伸ばすのに慣れたら、
普通に話してみましょう。
張りのある声が出る様になっていますよ。
高音イー トレーニング
口を横長に開き、話し声で
「イー」と発声します。
そして段階的に音を高くしていきます。
・お腹から声を出すイメージを持つ
・声を顔の前に出すイメージを持つ
がポイントです。
首筋ぴくぴくトレーニング
口を閉じ、横に引っ張ります。
作り笑いのようなイメージです。
そして首を太くするイメージで
首筋を浮き出させます。
首筋を出す、戻すを
10回繰り返しましょう。
その後話すと、張りのある声が
出る様になっていますよ。
合唱団御用達エクササイズ
口を閉じ「んー」と発声します。
重たいものがきしむような音を
イメージするのがポイントです。
そして、発声を続けながら口を開け
「あー」と発声します。
この練習を毎日続けると声質は
確実に変わっていきます。
合唱団の方々も毎回行う
エクササイズなので是非やってみてください。
遠くに声を飛ばす練習
あなたの普段の話声から2音ほど
高い音で発声します。
10メートル先に声を届けるイメージです。
半音上げる(下げる)ごとに
届ける距離を倍々にしていきます。
声量のある高音、低音が出る様になりますよ。
腹式呼吸を身に着ける
いわゆる「腹から声を出せ。」
というやつです。
腹式呼吸が身につくと
張りのある声が出る様になります。
腹式呼吸は腹筋、背筋が鍛えられると
しやすくなるようです。
日常的に柔軟や上体起こしを
やっておきましょう。
歌う時にお腹に手を当てて歌うと
腹式呼吸を意識しやすくなります。
腹式呼吸について詳しくはコチラ
張りのある声を出すポイント
他にも張りのある声を出すためのポイントが
あるのでまとめて紹介します。
お腹に空気を入れるイメージ
お腹に空気が入った状態で歌うと
自然と張りのある声が出ます。
声の大小、強弱もつけやすくなり
声に表情がつけられるようにもなりますよ。
声にメリハリを
張りのある声を出す上で
一音一音はっきり発声することは重要です。
特に歌いだしの部分では強く意識しましょう。
高音はじわじわと
急に高音を出す場合は音が外れやすいんです。
なので、出す音の少ししたからじわりと
ずり上げるようなイメージで発声しましょう。
一拍目をしっかり聞く
上手く歌う上で
拍子を外さないことは重要です。
歌いだしや、フレーズの1拍目を
しっかり聞いて歌うのがポイントです。