こんにちは!
歌い手部のれのんです!
鼻づまりの日に歌を歌うと
「なんか歌いにくいな〜、」と
感じることはありませんか?
声は鼻ではなく口から出ているのに、
変ですよね。
鼻づまりも歌に関係しているのでしょうか?
今回は鼻づまりによる
歌への影響、原因、対処法について
書いていきます。
気になる方は絶対読んでくださいね!
歌への影響はある?
結論から書くと、影響はあります。
どんな影響があるのかというと
主に中音域〜高音域にかけて
発声しにくくなります。
というのも、鼻からも声は出ている
ということはご存知でしょうか?
口からだけでなく鼻からも声を出すことで、
より声の出口を確保しようとしているんです。
この技術は俗に鼻腔共鳴と呼んだりします。
鼻腔共鳴とは、鼻の空間を発声に利用することで
中〜高音域の発声を楽に出すことができる
大変便利で重要な
発声技術のことを指します。
人間は中〜高音域を発声する際に
無意識にこの鼻腔共鳴を使うことで
喉への負担を減らそうとします。
鼻づまりの時に歌うと
歌いづらく感じたり、
耳や頭が痛くなったりするのは
身体が無意識に鼻を使おうとしているのに
鼻が詰まっているせいで、
本来鼻から抜けようとしている声が逃げ場を失い、
耳、鼻を圧迫してしまうからなんです。
全く歌に影響がない、という人は
喉を酷使してしまっている可能性があるので
ぜひこの鼻腔共鳴を習得することを
オススメします。
詳しく知りたい方は
以下の記事を読んでみてください。
原因(身体の異常によるもの)
風邪
1つ目の原因として
考えられるのはただの風邪。
ですが、ボーカル、歌い手、歌手は
身体を使って音を出す楽器。
普段から風邪をひかないように、
体調を崩さないようにすることは大切です。
花粉症・鼻炎
アレルギー性鼻炎、
花粉症もこれに含まれます。
この対処法としては
鼻炎の症状を抑える薬を飲む、
マスクをする、などが挙げられます。
どうしても症状が治まらない方は
耳鼻科など医者に相談してみるのも良いです。
蓄膿症
副鼻腔炎というやつで、
長引く鼻づまりを引き起こします。
鼻声になり、
声を出すことに大きな影響を及ぼします。
鼻づまりが長引く、
鼻をたくさんかんでも奥に残っている感じがある、
などの症状がある人は要注意です。
耳鼻科に相談しましょう。
鼻中隔湾曲症
その名の通り鼻の中の骨が
ゆがんでしまうものです。
鼻中隔湾曲症を患っていると、
鼻づまりが起こりやすくなり、歌声にも当然悪影響が出ます。
慢性的な鼻づまりがある人は、
鼻中隔湾曲症の可能性があるので要注意です。
日帰りで手術をすることで
改善することができるようです。
原因(環境によるもの)
寒暖差
夏場など、
冷房の効いている部屋に入る
部屋から出る、を繰り返すことで、
身体が寒暖差に耐えられず
体調を崩してしまうことがあります。
身体を壊さないように
上着は常に持ち歩くなど、
自分で体温調整を
できるようにしておきましょう。
空気の乾燥や汚れ
埃っぽい所に行くと、
人間は体に異物が入ってこないように
くしゃみをし、鼻水を出します。
なるべく埃っぽい所に行かない、
掃除など止むを得ず埃の多い場所で作業する場合は
マスクをするなど、万全にしておきましょう。
鼻づまりへの対処
鼻づまりを引き起こしてしまった場合の
具体的な対処法をここでいくつか紹介します。
鼻をかむ
まず1つ目がこの鼻をかむこと。
基本ですが、大事です。
鼻のなかの異物は
常に外に出すようにしましょう。
ただし強くかみすぎると
鼻を痛めてしまうので
力を入れずに鼻をかむようにしましょう。
鼻うがい
鼻から水を入れるのはちょっと抵抗を
感じる人もいるかもしれませんが
花の中をスッキリさせるのに効果てきめんです。
ぬるま湯の食塩水でうがいするとか、
鼻に水を残さないようにするとか、
気を付けることはいくつかありますが、
鼻うがい初心者の人は
専用のキットを使うと間違いないと思います。
温かい飲み物の湯気を鼻から吸う
膨張した鼻粘膜を縮小させるためには、
温めるのが良いです。
暖かく湿った空気が鼻に入ると、
鼻は「もう大丈夫だ」と思って
鼻粘膜に血液を送ることをやめます。
その結果血管が収縮されて、
鼻粘膜も縮小され、鼻の通りが良くなります。
暖かく湿った空気で良いので
マスクをするのも効果的です。
鼻づまり解消のツボを押す
なんと、鼻づまりを解消してくれる
ツボが存在します。
かなり即効性のあるものなので
鼻が詰まった時はぜひ試してみてほしいです!
は鼻の付け根の両わきにある睛明と
は小鼻の左右のふくらみのわきにある迎香。
左右の人さし指どうしをこすり合わせて温め、
鼻筋の両側を睛明から迎香まで上下にさすります。
睛明を親指と人さし指をあてて
つまむようにしながら押しもんだり、
迎香を鼻の両わきからはさむように
静かに押してもOKです。
脇の下に握りこぶしを挟む
脇の下に握りこぶしを挟み、
握りこぶしを潰すように腕を
脇の下に近づけるように力を入れると、
脇の下にある交感神経が刺激されて、
鼻粘膜を収縮される効果があるそうです。
慢性的な鼻づまりでも音楽活動を続けている人はいる
実際に有名な歌手が鼻づまりのせいで、
たくさんの曲を歌うのが辛いということで
耳鼻科に駆け込んだ事例もあるんです。
その有名な歌手は鼻炎がある状態で
その地位までのし上がったということになるので、
鼻炎があっても、ちゃんと努力をしていけば
行けるところまでは行けるんです。
ただ、その歌手も鼻が治ってからは、
何曲歌っても疲れなくなったそうです。
やっぱり鼻炎の改善は
歌のパフォーマンスを上げるためには必須なんです。
実際に鼻炎に悩まされているという人は
鼻炎は生まれつきのものだから
耐えなければならないもの、ではなく
鼻炎は病気なので治さなければ
ならないものというふうに考えましょう。