カラオケで精密採点を入れると、
音程のバーが表示されると思います。
歌が上手い人は
この音程バーにピタッと合っています。
一方で、大きく外れているわけではないけど
半音だけずれてしまう人もいます。
(昔の自分がそうだったので、
すごいもどかしい気持ちがわかります…。)
半音下げればいいのかと思って、
半音キー調節下げてみると、
さらにその半音低く歌っていると
音程バーに表示されてしまう。
大きく音程が外れているわけではないけど、
微妙に音がずれている。
見た目的に気持ち悪いだけでなく、
合いそうで合わないのがもどかしいです。
そこで、音程が半音ずれる原因と
その治し方を説明します。
音程が半音ずれる原因
音程が半音ずれる原因のひとつとして、
発声の問題が挙げられます。
胸式呼吸で歌っているせいで、
喉にムダな力が入っている。
出せない音を無理やり出そうとして、
喉が閉まっている。
そういう発声に関することが
半音ずれる原因になっていることもあります。
ただ、発声の問題で半音ずれる人は
自分の歌える音域の曲を歌えば合うはずです。
しかし、この悩みを抱えている人は
ほとんどの曲で音程が半音ずれるでしょう。
そういう人の根本的な原因は
発声の問題ではなく、耳にあります。
ドの音を聴いて出そうとした時に、
ドの半音下を出してしまう。
シの音を聴いて出そうとした時に、
シの半音したを出してしまう。
聴いている音と出している音を
間違って認識していることが原因です。
間違った音程で
耳が覚えている状態とも言えます。
音楽にはリズム以外に
メロディーやハーモニーがあります。
メロディーやハーモニーは
歌だけに限った話ではありません。
カラオケにもライブにも伴奏があり、
全てを含めたハーモニーが大切なのです。
全ての音が調和された状態を
音程が合っていると言うのです。
ガイドメロディーや伴奏を聴くことで、
出すべき音がある程度わかります。
特に曲の歌い出しは
目印となる音があることがほとんどです。
だからこそ、プロの歌手も迷うことなく、
歌い始めることができるわけです。
その合図を正しく認識して、
出せるようになれば良いのです。
音程が半音ずれるのを治す方法
つまり、音の認識のずれを治せば、
音程が半音ずれることは改善できます。
聴いている音と出している音を
合わせる練習をしましょう。
「合わせる練習とは言っても、
それがわからないから困っているんだ…。」
と言いたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで登場するのが、
チューナーを使ったトレーニング法です。
楽器でよく使うことがあるチューナーですが、
もちろん声に使うこともできます。
チューナーで音を鳴らして、
その音を実際に声出してみる。
すると、基準の音に対して
高い・低い・合っているを教えてくれます。
音程が半音ずれてしまう人は
最初はほとんど合わないと思います。
チューナーに沿って音程を調整して、
音が合うまで頑張りましょう。
チューナーはスマホの無料アプリもあるので、
探してみてください。
また私が愛用している
ボーカル専用のチュナーも紹介しておきます。
こちらの記事も参考にしてください。