私はボイストレーナーとして、
たくさんの人を指導してきました。
音痴で悩んでいる人から
歌が上手い人まで指導させていただきました。
年齢層で言うと、
小学生からご年配の方まで。
多くの方と歌を通じて、
関わらせていただきました。
その中で思ったことは、
歌が上手くなるスピードが違うことです。
ご年配の方がすごく上達して、
学生の方が上達しにくいこともあります。
歌が上手くなるスピードは
才能や年齢はあまり関係ないようです。
そこで、今回は
歌が上手くなるスピードが速い人の共通点を
お伝えしようと思います。
マインドセットとは?
その共通点がマインドセットです。
マインドセットとは、
一言で言うと考え方です。
成功する人には共通した考え方があると
よく言われます。
半分ほど水が入ったグラスを見て、
あなたはどう思うでしょうか?
半分”も”入っていると思いますか?
半分”しか”入っていないと思いますか?
同じシチュエーションでも、
人によって感じた方は異なります。
この感じ方の小さな違いが
大きな違いを生みます。
ネガティブな人よりも、
ポジティブな人の方が上手くいきそうでしょう。
このように思考法を変えることで、
自らのポテンシャルを活かすことができます。
マインドセットと根性論の違い
「やればできる」という考え方は
根性論とよく混同されて見られてしまいます。
しかし、この2つは全く異なるものです。
根性論は、気合があれば何でもできるという
勢い頼りの考え方です。
具体的にどうすれば解決できるか
何が問題なのかなどは考えていないでしょう。
一方、マインドセットは
解決のためのヒントを含んだ考え方です。
マインドセットと歌の関係とは?
このマインドセットは
歌にも強い関わりがあります。
昨日の点数が60点だったのに、
今日は100点を連発できるようになる。
そんなように、
急激に歌が上手くなることはありません。
ステップを踏んでいくように、
歌は一歩一歩上手くなっていくものです。
そこで、昨日は60点だった歌が
今日は65点になった。
この時に、自分が歌が上手くなったと思うか
まだまだ音痴だと思うのか。
この考え方の違いで、
歌が上手くなるスピードは変わります。
一歩一歩、成長を噛みしめて
次の一歩を踏み出せる。
そうしていく内に
いつの間にか上手くなっているもの。
一緒に頑張っていきましょう!
考え方を変えるには「言い換え」から始めると取りかかりやすい
マインドセットが大事だと分かっても、「前向きに考えよう」と決意するだけでは、なかなか行動は変わりません。気分は日によって上下するものだからです。そこで現実的なのが、自分が心の中で使っている言葉を、別の言葉に置き換えてみるという方法です。言葉が変わると、次に取る行動の選択肢も変わりやすくなります。
| よく出てくる言葉 | 言い換えの例 | 次の行動につながるか |
|---|---|---|
| やっぱり音痴だ | この音域だけ安定していない | その音域を取り出して練習できる |
| センスがないから無理 | まだやり方を知らないだけかもしれない | 調べる・試すという行動が残る |
| 全然上手くならない | 1か月前と比べて何が変わったか | 録音を聴き返す作業に移れる |
| あの人と比べて下手すぎる | あの人のどこを取り入れられるか | 具体的な観察点が生まれる |
| 今日は失敗だった | 今日はどこがうまくいかなかったか | 次回の課題が1つ決まる |
右側の言い方に共通しているのは、そのあとに何かする余地が残っている点です。「無理」「才能がない」で終わる言い方は、その時点で考えることが終わってしまいます。ポジティブに振る舞うことが目的ではなく、次の一手が残る形に言い換えるのが狙いだと考えてください。
無理に前向きにならなくてよい
落ち込んだ日に「前向きに考えなければ」と重ねると、かえって苦しくなることがあります。うまくいかない日は、判断そのものを翌日に回してしまってもかまいません。調子が悪い日の自己評価は、事実より低く出やすいとよく言われます。その日の感想を最終結論にしないだけでも、続けやすさは変わってきます。
「昨日の自分と比べる」を具体的な作業にする
比較の対象を他人ではなく過去の自分に置く、という話はよく聞きます。ただ、記憶だけで比べようとすると、たいてい実物より良かったように、あるいは悪かったように歪みます。ここは感覚に頼らず、材料を残しておくのが確実です。
比べるための最低限の準備
- 練習や録音のたびに、音源を日付つきで残す(スマホの録音機能で十分です)
- その日にやったことを1行だけメモする(例:サビの音程、息が続かない箇所)
- 週末など区切りのタイミングで、今週の1本と数週間前の1本を並べて聴く
- 変わったところを1つだけ書き出す(良くなった点でも、課題でもかまいません)
毎回すべてを聴き返す必要はありません。残すことと、聴き返すことを別の作業に分けると負担が減り、続けやすくなります。音源が増えてくると探すのに手間がかかるので、早い段階で録音データの管理のように保存の形を決めておくと、後から比較しやすくなります。
変化が見えない時期をどう扱うか
しばらく続けていると、やっているのに変わっていないように感じる時期が来ます。このとき考え方が効いてきます。変化が見えないからやめる、という判断をしてしまうと、そこで積み上げたものも止まります。一方で、いまは判断材料が足りないだけと捉えて記録を続けると、あとから振り返ったときに差が見つかることがあります。
目に見える成果が欲しいときは、練習そのものではなく、周辺の作業に手を動かすのも一つの方法です。次に歌う曲を決める、録音環境を整える、といった作業は結果が形として残るため、停滞している感覚が和らぎやすくなります。何から手をつけるか迷う場合は歌い手の始め方ロードマップで、いま自分がどの段階にいるかを確認してみてください。
投稿活動でメンタルが揺れやすい場面と、その扱い方
歌ってみたを投稿するようになると、練習だけをしていた頃にはなかった種類の揺れが出てきます。数字やコメントという、自分ではコントロールできない要素が入ってくるためです。
| 揺れやすい場面 | 起きやすい受け取り方 | 扱い方の一例 |
|---|---|---|
| 再生数が伸びない | 歌が下手だからだと結びつける | 歌の質と、届き方は別の要素として分けて考える |
| 他の人の投稿が伸びている | 自分と比べて落ち込む | 取り入れられる点を1つだけ書き出す |
| 厳しいコメントがついた | すべてを否定されたように感じる | 具体的な指摘だけ拾い、残りは保留にする |
| 反応がまったくない | 価値がなかったと結論づける | 本数がまだ少ない段階かどうかを確認する |
特に混同しやすいのが、1行目の歌の出来と、動画が見られるかどうかは別の話という点です。同じ音源でも、選曲やサムネイル、投稿する時間帯によって届く範囲は変わります。歌の評価として受け取る前に、届け方の側にできることが残っていないかを見てみると、必要以上に落ち込まずに済みます。曲選びから見直したい場合は歌ってみたの選曲を参考にしてみてください。
比べる相手を決めておく
まったく比較しないのは難しいものです。であれば、比べる相手をあらかじめ決めておくほうが現実的です。何年も活動している人と、始めたばかりの自分を並べても、材料としてあまり役に立ちません。少し先を行っている人を1人だけ観察対象にして、それ以外は参考程度に留める、という線引きをしておくと、情報に振り回されにくくなります。
まとめ
歌が上手くなるスピードには
マインドセットがとても関係します。
新しい考え方をインストールすることで、
歌が上手くなるスピードを上げていきましょう。























