「歌が上手くなりたいけど、自宅では大きな声を出せない…。」
という方も多いのではないのでしょうか。
実は、自宅にあるものを使って、
お金をかけずにできるボイストレーニングがあるんです。
それは、ストローを使ったボイストレーニングです。
ちなみに、このストローを使ったボイストレーニングは、
プロの歌手も実践している手法です。
2020年の『関ジャム完全燃SHOW』という番組でも
「腹式呼吸から高音発声の練習までできる!」と話題となりました。
今回の練習方法は以下のような悩みがある人におすすめです。
- 腹式呼吸ができているかわからない
- 発声していて、喉が詰まって苦しくなる
- 高音が苦しい
- 歌声が綺麗に響かない
- 音域を伸ばしたい
ボイストレーニングというと、一般的には
「スタジオで」「講師をつけて」「1時間数千円」と
なかなか手が出せないイメージもあると思います。
しかし、ストローを使ったボイストレーニングは
「自宅で」「一人で」「必要なのはストロー1本だけ」と
手軽にできるボイストレーニングなのです。
初心者でも取り組みやすいボイストレーニング法ですので、
ぜひやってみましょう!
ストローを使ったボイストレーニングのメリット
お金があまりかからない
ストローを使ったボイストレーニングの魅力は
お金をあまりかけず、自宅にあるものでできることにあります。
ボイストレーニング専用の器具を買うとなると、
安くて2000円、高いものだと1万円を超えるものもあります。
その点、ストローは100均やコンビニなどどこでも売っていて、
100円で何本も買うことができます。
自宅にある人も多く、導入ハードルが低く手軽に始められます。
自宅で大きな声を出さずにできる
ふたつめの利点は自宅で大きな声を出さずにできる点です。
LINEなどで相談や質問を受けていると
「自宅が家族がいるため、声を出しにくい…。」という人も多いです。
その他にも、声を出さずにできるサイレントボイトレ法を
下記記事でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
自分で「正しいやり方でできているか」判断しやすい
自宅でボイストレーニングをする時の懸念点として、
自分で判断しなければならないことです。
その練習方法を正しくできているかということも、
効果が出ているかどうかも判断する必要があります。
その点、ストローを使ったボイストレーニングは
やり方が簡単で変化がわかりやすい点が特徴です。
それでは、早速ボイストレーニング法を紹介します!
ぜひやってみましょう!
ストローを使ったボイストレーニング~ボイスコントロール~
ストローは喉を痛めた人の発声のリハビリとして
医療の現場でも使われています。
声帯への負担を軽減しながら発声を整えるのに、
ストローは効果的とされているのです。
そしてそれは、歌のボイストレーニングにも応用できます。
「発声時の息の吸いすぎ、吐きすぎ」など
呼吸の乱れをストローを使うことで整える練習ができるのです。
実際、ストローを使って音階練習などをすると、
ストローをくわえている時とくわえていない普通の発声で
ほぼ変わらずに発声できる人もいれば、
ストローをくわえると途端に声を出しにくくなる人もいます。
この練習では、ストローをくわえた状態でも声が出しやすい
声の出し方を習得することにあります。
それでは、チェックポイントや練習方法を解説します。
練習方法
STEP1:ストローをくわえる
まず、軽くストローをくわえます。
奥までくわえこんでしまうと
舌にあたって発声しにくくなるので注意です。
STEP2:出しやすい音程で声を出す
まずは地声などの出しやすい音程で
軽く「うー」と声を出しましょう。
次に裏声も出してみましょう。
裏声も出しやすい音程で大丈夫です。
地声と裏声を出した時に息の量が
大きく変わらないように意識しましょう。
STEP3:音階で発声する
出しやすい音程で地声・裏声を発声した後は
音階にあわせて発声しましょう。
一音ずつ音を下げる・上げるしていきましょう。
チェックポイント
確認するポイントとしては、音階発声した時に
ストローから同じ息の量が出ているかという点です。
音程などが変化すると、どうしても息の出る量は変わりますが
できる限り一定に保つということが重要です。
理想としては、リコーダーを吹いているイメージです。
学校の音楽の授業でリコーダーを吹いたことを思い出してほしいのですが、
音程が変わっても、息の量や吹き方は別に変わりませんよね?
同じように、歌っている時も音程に関わらず
喉がリラックスできて自然に歌えていることが理想です。
ストローを使ったボイストレーニング~腹式呼吸~
腹式呼吸は歌を上達させる上で必ずマスターしたい呼吸法です。
腹式呼吸は吐く時よりも吸う時が重要になってきます。
息を吸う時に横隔膜を下げることで肺が膨らむことができるスペースを広げ、
より多くの空気を吸い込めるようにするのです。
腹式呼吸は下記記事で詳しく解説していますので
気になる方はぜひご覧ください!
練習方法
STEP1:足を肩幅くらいに開いて立つ
まず、足を肩幅くらいに開きましょう。
力が入っていないリラックスした状態が大切なので、
姿勢を意識しすぎずにラクに立ちます。
STEP2:ストローをくわえて、呼吸する
次にストローをくわえて、呼吸をします。
腹式呼吸を意識して、息を吸う時にお腹がふくらみ
息を吐く時にはお腹がしぼむことを確認しましょう。
息をなるべく長く吸って、長く吐くように意識して、
ロングブレスで行うのが良いです。
1日5セット程度やるのがおすすめです。
腹式呼吸の感覚が掴めてきたら、
次はストローなしでもやってみましょう。
ストローなしでも自然な感覚で腹式呼吸ができていればOKです。
チェックポイント
腹式呼吸を自分ができているかどうかは、
「息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹が凹んでいるか」です。
鏡の前に実践して視覚的に確認するか、
お腹を触って確認しましょう!
ストロー発声は「SOVT」と呼ばれる練習の一種
ストローをくわえて声を出すこの練習は、専門的にはSOVT(Semi-Occluded Vocal Tract/半閉鎖声道)と呼ばれる方法のひとつです。口の出口を細く狭めると、吐いた息の一部が声道の中へ押し戻され、その圧力が声帯にかかる負担を軽くすると説明されています。ストロー1本で声の出し方が変わるように感じるのは、この仕組みによるものです。
同じ考え方の練習には、リップロールやタングトリル、ハミングがあります。唇を震わせるのが苦手でストローを選ぶ人もいれば、道具が要らないリップロールのほうが続く人もいて、どれが自分の喉で安定するかで選ぶのが現実的です。リップロールのやり方はリップロールの効果的なやり方とコツ、舌を使うやり方はタングトリルとリップロールをご覧ください。
ストローの太さと、水を使ったやり方
ストローは太さによって抵抗の強さが変わります。細いほど負荷は上がりますが、細ければよいというものではありません。抵抗が強すぎると、かえって喉に力が入ってしまいます。
- 内径5〜6mm程度の一般的なストロー:最初はこの太さが扱いやすく、迷ったらここから
- カクテル用の細いストロー(3〜4mm程度):抵抗が強く息が苦しくなりやすいので、慣れてから試す
- タピオカ用の太いストロー(10mm前後):負荷が軽めで、歌う前の準備や、声を使ったあとに軽く整えたいときに向きます
もうひとつ、水を入れたコップやペットボトルにストローを挿し、泡を立てながら声を出すやり方もあります。水深の分だけ抵抗が増え、唇や頬に伝わる振動で状態が分かりやすくなるのが特徴です。まずは水深1〜2cmほどから始め、息が苦しくなるようなら浅くしてください。周りが濡れやすいので、置き場所には気をつけましょう。
時間の目安と、やめたほうがよいサイン
長く続けるよりも、短く区切って回数を分けるほうが取り組みやすい練習です。1回3〜5分、1日2〜3回くらいを目安に、歌う前の準備運動と、歌い終えたあとの軽い整えに組み込む形が続けやすいと思います。
うまくいっていないときは、次のような状態が出ます。
- 頬がふくらむ・顎に力が入る:息を押し込んでいます。吹こうとするのをやめ、息が通り抜けるのに任せます
- 口の横から空気が漏れる:唇で密閉できていません。奥までくわえ込まず、軽く閉じ直します
- 音が途切れる・ひっくり返る:音の上げ下げが速すぎます。ゆっくりに変えるか、動かす幅を狭めます
- 喉が痛い・声がかすれる:その日は中止します
ストローを外した直後に同じ音を普通に歌ってみて、くわえていたときの楽さが残っているかを確かめると、練習が実際の歌声につながっているかを確認できます。なお、声のかすれや喉の痛みが長く続く場合は、練習で様子を見るのではなく耳鼻咽喉科など医療機関に相談してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
歌が上達するには、まず、
呼吸や発声といった土台となる部分のトレーニングが大切です。
どんなに売れている実力のあるトップアーティストでも、
日々のボイストレーニングを欠かせません。
ストローでのボイストレーニングは、継続的に行えばいずれ、
今までの自分の歌との違いを実感できます。
しっかり続けることができれば成果は出ます。
歌が上達した自分の姿を想像しながら、
日々のトレーニングを積み上げ、諦めずがんばってくださいね!
























