【基礎歌唱技術!!】しゃくりの意味と出し方を徹底解説します!

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カラオケ採点の加点ポイントのひとつに
しゃくりというものがあります。

しゃくりの意味や効果について
どれくらい知っていますか?

 

しゃくりを使いこなせるようになると、
歌に滑らかな印象を与えることができます。

今回は、そんなしゃくりについて
徹底的に解説していきます。

 

しゃくりとは?

しゃくりとは、本来出すべき音よりも低い音を出して
なめらかに音程を上げるテクニックです。

下から上にグイッと上げていくイメージです。

歌手では、福山雅治さんや絢香さんが
キレイなしゃくりを使いこなしています。

 

しゃくりの例として
福山雅治さんの『桜坂』を聴いてみましょう。

「揺れる木漏れ日」の「れる」と「これ」、
「薫る桜坂」の「さら」に注意して聴きましょう。

本来の音程よりやや低い音からなめらかに
音程が上がっているのがわかりますか?

 

 

もう一曲、例を聴いてみましょう。

斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』でも
しゃくりがよく使われています。

1:40あたりのサビで、「今日」の「」、
「を思いながら」の「」で使われています。

 

 

しゃくりの効果

しゃくりは、歌に滑らかな印象を与え、
曲に深みを与えることができます。

福山雅治さんの歌に深みがあるのは
しゃくりの影響も大きいです。

聴き手の感情を揺さぶる表現のひとつとして
歌に感情を乗せやすくなります。

 

また、少し低い音から出すことによって
声帯の負担を軽くする役割もあります。

いきなり全速力で走るのではなく、
助走を入れて走るようなイメージです。

 

注意事項

これはあくまで、しゃくりを意図的に狙って
かつ自然に出せた場合の効果です。

しゃくりは、本来の音よりも低い音から出すので、
一時的に音が外れているということもできます。

そのため、あまりにも多用すると
音程が不安定に感じ、音痴に聴こえます。

 

歌っていて、しゃくりが無意識に出てしまう人や
多用してしまう人は要注意です。

正しい音程を瞬時に出せていなくて、
音を探っている可能性が高いです。

まずは正確に音を取れるようになって、
その後に表現を磨くようにしましょう!

【たった3分で音痴改善!?】正しい音程をとる方法とは?

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しゃくりのやり方とコツ

しゃくりの出し方のポイントは
音を繋げて歌うことを意識することです。

「あーあー」と低い音から高い音に
音を切らずに音程を変化させてみましょう。

音を切らずになめらかに音を変えることを
ポルタメントと言います。

 

まずは、具体的な音程は気にせず
出しやすい音で「あーあ」と発声しましょう。

声が途中で切れてしまう人は
ゆっくり音を上げることを意識すると良いです。

 

しゃくりの感覚を身につけることができれば
次は歌でしゃくりを使う練習です。

自分の好きな歌で構いませんので、
本来の音に向かって、音を持ち上げるように歌いましょう。

もし、歌う曲に迷ったら、音が高すぎず
ラクに発声できる音域の曲を選びましょう。

 

歌っていて、しゃくりできているかわからない方は
録音するかカラオケ採点で確認しましょう!

また、どこでしゃくりを入れるのが良いか
わからない方は歌手のマネをするのが良いでしょう。

最初は自分では判断がつかないと思いますので、
マネを重ねることで感覚を養っていきましょう。

 

しゃくりを上手く使うタイミング

歌の表現の観点では、特にサビなど
強調したいメロディや歌詞で使うと効果的です。

さきほど例で挙げた『歌うたいのバラッド』が
まさにこのパターンです。

 

しゃくりを使うタイミングとしては
フレーズの始まりか終わりで使うと良いです。

フレーズの途中で使われることもありますが、
一般的に入れやすいのは最初と最後です。

 

また、低い音から高い音に音程が一気に上がる時
しゃくりは使いやすいです。

歌い出しの音が低く、次の音が高い時は
しゃくりを入れるチャンスだと思いましょう。

 

カラオケ採点の他の加点ポイント

カラオケの採点で加点されるのは
しゃくりだけではありません。

ビブラート、こぶし、フォールという
歌唱技術もあります。

 

「名前は聴いたことがある。」
「なんとなくマークに見覚えがある。」

そういう方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

 

ビブラート、こぶし、フォールは
こちらの記事で解説しています。

興味がある方は
合わせてご覧ください。

フォール やり方

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まず「狙って出したしゃくり」と「勝手に出るしゃくり」を分ける

しゃくりの練習に入る前に確認しておきたいのが、いまのしゃくりが意図したものかどうかです。同じように聞こえても、この2つは対処がまったく違います。判定は難しくないので、録音を1本用意して確かめてみてください。

確かめること狙って出している勝手に出ている
入っている場所毎回ほぼ同じ場所に入るテイクごとに場所が変わる
入れない指示を出したとき入れずに歌える意識しても入ってしまう
入る音の傾向強調したい歌詞に集中している高めの音や出だしに広く出る
上がりきったあと目的の音で止まっている止まらずに揺れたり上ずったりする

右側が多い場合は、表現の練習ではなく音を当てる練習に戻るほうが先です。狙った音に一発で入れないぶんを、下から探って補っている状態と考えられます。音を当てる練習の組み立て方は正しい音程をとる方法にまとめています。上がりきったあとに音が高いほうへ流れる場合は、音程が上ずる原因と直し方もあわせて確認してください。

いったん「入れない」で歌えるようにする

勝手に出るしゃくりを減らしたいときは、なくす練習より入れずに歌える状態を一度作るほうが早い場合があります。1フレーズを、音の頭から狙った高さで出すことだけに集中して録ってみてください。表現としては物足りない録音になりますが、ここが土台になります。入れない歌い方ができるようになってから、意図して足していくと、量を自分で決められるようになります。

狙って入れるときの手順

しゃくりは、感覚で入れると偏りが出やすい表現です。入れる場所を先に決めてから歌うと、量を管理しやすくなります。

  1. 歌詞を書き出し、1コーラスの中で強調したい言葉に印をつける
  2. 印の中から、フレーズの頭か終わりにあたるものだけを残す
  3. 残した箇所から2〜3か所だけを選び、そこに入れると決める
  4. 決めた箇所以外は入れないようにして通しで録音する
  5. 聴き返して、決めた箇所に入っているか、決めていない箇所に入っていないかを確認する

5で「決めていない箇所に入っていた」場合は、その箇所が今の課題です。数を増やすのはそれが減ってからにすると、増やしても崩れにくくなります。

入れる箇所を増やすときの順番

2〜3か所が安定したら、少しずつ増やしていきます。このとき、いきなり全体に散らすのではなく、サビだけ、Aメロだけというように区間を決めて増やすと、聴いたときの印象の変化がわかりやすくなります。区間ごとに入れる量を変えると、曲の中で盛り上がりの差もつけやすくなります。

かけ過ぎになっていないかの判定

しゃくりは入れるほど表情が出るように感じられますが、量が増えると音程が不安定な印象に寄っていきます。次の3つで確認すると判断しやすくなります。

  • 入れた箇所を数える……1コーラスで何か所入っているかを数え、テイクごとに比べます。数字にすると、感覚のブレに左右されにくくなります。
  • 伴奏なしで聴く……歌だけを聴くと、上がりきる前の音が目立ちます。伴奏に混ぜたときは気づきにくいので、判定はこちらで行います。
  • 時間を空けて聴く……録った直後は入れた意図を覚えているため、量が多くても気になりません。翌日に聴くと判断しやすくなります。

減らすときは、フレーズの終わり側から外していくと、歌い出しの印象を保ちやすくなります。なお、音の伸ばしに揺れをつけるビブラートは、しゃくりとは別の表現です。役割を混同しやすいので、揺れの扱いはビブラートのかけ方のほうを参照してください。この記事は音の入り方、そちらは伸ばしている間の揺れを担当する、と分けて考えると整理しやすくなります。

採点の加点表示だけを目安にしない

カラオケの採点画面には、しゃくりの回数が表示される機種があります。数がわかるので便利ですが、これは入っていた回数を示すもので、その入れ方が曲に合っていたかどうかまでは判断していません。回数を増やすことを目的にすると、狙っていない箇所にも入れる歌い方に寄ってしまいがちです。採点表示は「思ったより入っていた」「思ったより入っていなかった」という確認に使い、実際に残すかどうかは録音を聴いて決めるほうが、曲に合わせやすくなります。

曲によって向き・不向きがある

しゃくりは、どんな曲にも同じように合う表現ではありません。テンポが速く音符が細かい曲では、上がりきる前に次の音が来てしまい、音程が不安定に聞こえやすくなります。反対に、ゆっくりした曲や音を長めに伸ばす曲では、入れる余裕があるため扱いやすくなります。練習の段階では、まず余裕のある曲で入れる感覚をつかみ、そのあと速い曲では箇所を絞る、という順番にすると崩れにくくなります。



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