「息継ぎが上手くできない…。」
「息が苦しくなってしまう…。」
そんな悩みを抱えている人は
意外と多いようです。
最近は速い曲も増えたので、
息継ぎのタイミングが掴みづらいです。
また、素早くブレスしなければならなく、
息が足りなくなってしまうことも…。
そこで、今回は
上手くブレスをするコツをお伝えします。
息継ぎには2つのタイプがある
息継ぎをする方法は
鼻呼吸と口呼吸があります。
鼻呼吸とは鼻で息を吸うで、
口呼吸とは口で息を吸うことです。
歌を歌う時には
どちらの呼吸が良いのでしょうか?
それぞれの長所・短所を見てみましょう。
鼻呼吸について
鼻呼吸のメリット
まず喉に変な力が入ることがなく、
乾燥しにくくなります。
声帯に優しいと言えるでしょう。
また口呼吸と比べて、
腹式呼吸になりやすいと言われています。
発声の基礎とも言える腹式呼吸は
歌を上手く歌う上で必須と言えるでしょう。
また鼻呼吸の特徴として
ブレス音が小さいことも挙げられます。
息継ぎする音は個性にもなりますが、
うるさいと台無しです。
そういう面でも、
コントロールできた方が良いでしょう。
鼻呼吸のデメリット
鼻呼吸のデメリットとしては
息を吸うのに時間がかかることです。
一瞬で息を吸うには
あまり向いていない呼吸法です。
口呼吸について
口呼吸のメリット
口呼吸のメリットとしては
瞬間的に息を吸うことができます。
フレーズとフレーズの間など
息継ぎできる時間が短い時に役立ちます。
口呼吸のデメリット
喉に余計な力が入りやすく、
乾燥しやすくなってしまいます。
あまり声帯に優しくない呼吸法です。
また口で息を吸って、
口で息を吐いて声を出します。
その切り替えにタイムラグが
少し生じてしまいます。
どちらの呼吸が正しいの?
こういう話をすると、
どちらの呼吸が正しいかと聞かれます。
また人によっても、
どちらが正しいか異なります。
鼻から息継ぎをしなければならないと
指導する方もいるようです。
ただ、個人的には
あまり気にしなくて良いと思います。
口だけで息を吸う人も、
鼻だけで息を吸う人もほとんどいません。
口と鼻の両方を上手く使って
呼吸しています。
呼吸に意識するあまり、
不自然な呼吸になってしまった。
そんな風になってしまうのが
一番良くないです。
上手くブレス(息継ぎ)するコツ
腹式呼吸をする
やはり腹式呼吸は
発声の基礎の基礎です。
逆に言うと、腹式呼吸ができると
安定した発声ができるようになります。
その結果として、
上手くブレスもできるようになります。
腹式呼吸について詳しく知りたい方は
コチラをご覧ください。
息を吐き切ることを意識する
肺は風船のようなもので、
膨らんだりしぼんだりします。
ちょっとしか息を吐いていないと
息を吸うことは難しいです。
何が言いたいかというと、
息を吸うためには吐くことが大切です。
息を吸うためのスペースを
しっかりと作る必要があるからです。
ブレスする場所を決めておく
いちばん大切なことは
ブレスする場所を決めておくことです。
曲をしっかりと聴き込むと、
息を吸うタイミングがわかります。
息の使い方がわかるようになるので、
歌いやすくなります。