プロセカ(プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク)で好きになった曲を歌ってみたで歌おうとして、「この曲ってプロセカのオリジナル曲だっけ? それとも前からあったボカロ曲だっけ?」と迷ったことはありませんか。
プロセカの収録曲は、大きく分けて2種類あります。ひとつはゲームのために新しく書き下ろされた曲、もうひとつは以前からネットに投稿されていたボカロ曲をゲームに収録した曲です。この区別は、オフボーカル音源の探し方、概要欄での曲紹介のしかた、そして「原曲は誰の何年の曲か」を正しく書けるかどうかに、そのまま影響します。
この記事では、公式ニュースやレーベルの発表で「プロセカへの書き下ろし楽曲」と明言されている曲だけを、ユニット別に整理しました。あわせて、自分で「書き下ろしかカバーか」を調べる手順も解説します。
結論早見表:書き下ろし曲とカバー曲はここが違う
まず全体像です。細かい話は後述しますが、この表だけ押さえておけば選曲で迷いにくくなります。
| 項目 | 書き下ろし曲 | カバー曲(既存ボカロ曲の収録) |
|---|---|---|
| 作られた順番 | プロセカのために新しく作られた | 先にボカロ曲として世に出ていた |
| 初出 | ゲームの告知・実装と同時期 | ニコニコ動画やYouTubeへの投稿が先 |
| 担当ユニット | 特定ユニットのために書かれた曲が多い | 後からセカイver.の歌唱ユニットが決まる |
| 原曲キー | バーチャル・シンガーver.が「原曲」にあたる | 投稿時のボカロ版が「原曲」にあたる |
| 歌ってみたでの扱い | 「プロセカの曲」と紹介して差し支えない | 原曲のボカロPと投稿年を書くのが親切 |
ざっくり言えば、「先にゲームがあったのか、先に曲があったのか」の違いです。ここを取り違えると、概要欄で「プロセカのオリジナル曲」と書いてしまい、原曲のボカロPに触れないまま投稿することになりかねません。
プロセカの書き下ろし曲一覧(ユニット別)
以下は、公式サイト・ゲームメディアのニュース・CDのディスコグラフィーなどで「書き下ろし楽曲」と発表されている曲です。プロセカには数百曲が収録されているため網羅ではありませんが、歌ってみたでよく歌われる曲を中心にまとめました。
Leo/need(レオニ)
| 曲名 | 作詞・作曲 | 公開 |
|---|---|---|
| needLe | DECO*27 | 2020年 |
| ステラ | じん | 2020年 |
| 霽れを待つ | Orangestar | 2021年 |
「needLe」と「ステラ」は、Leo/needの1stシングル『needLe/ステラ』として音源化されています。どちらもバンドサウンドで、歌ってみたでは言葉数の多いAメロをどうさばくかが最初の関門になりやすい曲です。
「霽れを待つ」はOrangestarによる書き下ろしで、2021年1月にゲーム内イベントとあわせて追加されました。テンポが速く、息継ぎのポイントを先に決めてから録るタイプの曲です。
MORE MORE JUMP!(モモジャン)
| 曲名 | 作詞・作曲 | 公開 |
|---|---|---|
| アイドル新鋭隊 | Mitchie M | 2020年 |
| Color of Drops | 40mP | 2021年 |
「アイドル新鋭隊」はMitchie MがMORE MORE JUMP!のために書いた曲で、1stシングル『アイドル新鋭隊/モア!ジャンプ!モア!』に収録されています。コールが入るアイドル曲なので、歌枠との相性がよい一曲です。
Vivid BAD SQUAD(ビビバス)
| 曲名 | 作詞・作曲 | 公開 |
|---|---|---|
| Ready Steady | 作曲:Giga/作詞:q*Left | 2020年 |
| Forward | R Sound Design | 2020年 |
「Ready Steady」はGigaによる書き下ろしで、Vivid BAD SQUADの1stシングル『Ready Steady/Forward』に「Forward」とともに収録されています。リズムの切れ味で聴かせる曲なので、ノリを揃える練習にも向いています。
ワンダーランズ×ショウタイム(ワンダショ)
| 曲名 | 作詞・作曲 | 公開 |
|---|---|---|
| セカイはまだ始まってすらいない | ピノキオピー | 2020年 |
| トンデモワンダーズ | sasakure.UK | 2021年 |
「トンデモワンダーズ」は2021年6月にsasakure.UKの書き下ろし楽曲としてリズムゲーム楽曲に追加された曲で、SNSでも広く拡散されました。転調と言葉遊びが多く、譜割りを覚えるまでに時間がかかるタイプです。
25時、ナイトコードで。(ニーゴ)
| 曲名 | 作詞・作曲 | 公開 |
|---|---|---|
| 悔やむと書いてミライ | まふまふ | 2020年 |
| ジャックポットサッドガール | syudou | 2020年 |
| ロウワー | ぬゆり | 2023年 |
「悔やむと書いてミライ」はまふまふによる書き下ろしで、2020年に公開されました。「ジャックポットサッドガール」はsyudouの書き下ろしとして2020年10月にリズムゲーム楽曲に追加されています。「ロウワー」はぬゆりの書き下ろしで、4thシングル『ロウワー/トリコロージュ』に収録されています。
バーチャル・シンガー/全ユニット
| 曲名 | 作詞・作曲 | 備考 |
|---|---|---|
| アイムマイン | halyosy | 2023年/バーチャル・シンガーのユニットソング |
| 群青讃歌 | Eve(編曲:raku(tayori)) | 周年記念曲/複数ユニットが歌唱 |
「アイムマイン」は2023年10月、周年記念の追加楽曲としてリズムゲーム楽曲になりました。初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・KAITO・MEIKOが参加しています。「群青讃歌」はEveによる記念曲で、複数ユニットが歌う編成になっている点がほかの書き下ろし曲と違います。
書き下ろしかカバーかを自分で調べる3つの方法
新しい曲が追加されたとき、その曲が書き下ろしなのかカバーなのかを自分で判断できると、概要欄を書くときに迷いません。次の3つを順番に確認するのが確実です。
- ボカロPの公式チャンネル・公式サイトを見る。書き下ろしの場合、作者本人が「◯◯(ユニット名)に書き下ろしました」と告知していることが多いです。逆にカバーなら、ゲーム実装よりずっと前の日付で原曲が投稿されています。
- 公式ニュースの文言を見る。ゲームの公式発表やゲームメディアの記事では、書き下ろしの場合に「書き下ろし楽曲」という言葉が使われます。既存曲の追加なら「リズムゲーム楽曲として追加」といった書き方になることが多いです。
- 原曲の投稿日を確認する。ニコニコ動画やYouTubeの投稿日が、ゲームの配信開始(2020年9月30日)より前なら、ほぼ確実に既存曲の収録です。
この3つが食い違うことはほとんどありません。どれか1つでも確認が取れれば十分ですが、概要欄に書くなら2つ以上で裏を取っておくと安心です。
同じボカロPが「両方」出しているので混乱しやすい
見分けづらさの最大の原因は、同じボカロPの曲が、書き下ろしとカバーの両方でプロセカに入っているケースが多いことです。代表的な例を挙げます。
- DECO*27:書き下ろしは「needLe」。一方「ヴァンパイア」は2021年3月にボカロ曲として投稿された曲で、後からプロセカに収録されました。
- じん:書き下ろしは「ステラ」。「カゲロウデイズ」は2011年投稿の曲で、2021年にプロセカへ追加されています。
- ピノキオピー:書き下ろしは「セカイはまだ始まってすらいない」。「ノンブレス・オブリージュ」は2021年6月に投稿された自身のボカロ曲で、2022年12月にプロセカへ追加されました。
つまり「このボカロPはプロセカに曲を書いている」=「その人の曲はすべて書き下ろし」ではありません。曲単位で確認する癖をつけてください。既存曲のほうはプロセカ収録のボカロカバー曲まとめで整理しています。
歌ってみたで書き下ろし曲を選ぶときの注意点
オフボーカル音源の有無を先に確認する
書き下ろし曲は、ボカロPによって「バーチャル・シンガーver.」のボカロ版が動画サイトやサブスクで公開されているものと、ゲーム内中心のものがあります。オフボーカル音源が用意されているかどうかは曲ごとに異なるので、録音の準備を始める前に、どの音源で歌うのかを決めておくほうが手戻りが少なくて済みます。探し方はオフボーカル音源の探し方と使い方にまとめました。
キーは「どのバージョンを基準にするか」で変わる
プロセカの曲には、キャラクターが歌う「セカイver.」と、バーチャル・シンガーが歌う「バーチャル・シンガーver.」があります。曲によっては、この2つでキーが異なる場合があります。自分が耳コピして覚えたメロディがどちらのバージョンなのかを把握しておかないと、カラオケやオフボーカル音源と噛み合いません。詳しくはセカイver.とバーチャル・シンガーver.の違いと、自分に合うキーの見つけ方をあわせて読んでみてください。
権利表記は公式の案内に従う
ゲームの楽曲を歌ってみたで扱う際のルールは、楽曲ごと・権利者ごとに条件が異なります。この記事の情報だけで判断せず、必ず公式サイトや権利者の案内を確認してください。一般的な考え方は歌ってみたと著作権まとめで解説しています。
書き下ろし曲から1曲目を選ぶなら
「どれから歌えばいいか分からない」という場合は、次の順番で絞り込むとまとまりやすいです。
- 好きなユニットを1つ決める(曲数が多すぎて選べない問題がここで消えます)
- そのユニットの書き下ろし曲を通しで聴き、サビの最高音が出せそうな曲を2〜3曲に絞る
- 絞った曲のオフボーカル音源が手に入るかを確認する
- 残った曲でワンコーラスだけ録ってみて、無理なく歌えるほうを本番にする
いきなりフルで録らず、ワンコーラスで判断するのがコツです。選曲そのものの考え方は歌ってみたの選曲のコツで詳しく扱っています。また、プロセカをきっかけにボカロ曲全体へ広げたい場合は、定番・有名なボカロ曲のまとめもあわせて眺めてみてください。
ユニット別・パート別にさらに詳しく
この記事では書き下ろし曲全体を横断して紹介しました。ユニットごとの傾向や、コラボでのパート分けについては、それぞれの記事にまとめています。
- 25時、ナイトコードで。の書き下ろし曲
- Vivid BAD SQUADの書き下ろし曲
- MORE MORE JUMP!の書き下ろし曲
- ワンダーランズ×ショウタイムの書き下ろし曲
- Leo/needの書き下ろし曲
- パート分けで歌えるコラボ向け楽曲
まとめ
- プロセカの収録曲は「書き下ろし曲」と「既存ボカロ曲の収録」に分かれる
- 書き下ろしかどうかは、作者の告知・公式ニュースの文言・原曲の投稿日の3点で判断できる
- 同じボカロPが書き下ろしと既存曲の両方でプロセカに入っていることが多いので、曲単位で確認する
- 歌う前に、オフボーカル音源の有無と、どちらのバージョンを基準にするかを決めておく
曲の背景を正しく把握しておくと、概要欄が丁寧になり、原曲を知っているリスナーからの信頼にもつながります。気になる曲が増えたら、その都度この手順で確認してみてください。



















