こんにちは、
歌い手部のケイです。
今回は、歌い手部総研の第二回目の記事です。
第一回はこちらからご覧できます!
歌い手部総研とは、歌い手や歌い手活動に
関する調査をして、その結果をレポートする企画です。
学術的・科学的なアプローチで導き出された調査結果を
様々な観点で分析していきたいと思います。
皆さんの歌い手活動のお役に立てるような
意外な事実や潜在的なニーズを明らかにしていきます。
現時点では、歌い手部の公式LINEの友だちを対象に
アンケートをとらせて頂いています。
ボイトレ情報など様々なコンテンツも配信しているので、
まだ登録されていない方は友だち追加してね!
調査概要
調査概要は以下の通りです!
調査期間:2019年7月29日~2019年8月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:歌い手部ユーザー18名(有効回答)
※複数回答可
アンケート結果
今回は歌やボイトレに関する悩みについて質問しました。
その結果が、以下の通りです!

第1位は練習場所に関する悩み
まず、回答の中で際立っているのが
第1位の練習場所(8票)でしょう。
練習場所がなくて困っているという方が
非常に多いことがわかりました。
「家では家族がいて歌えないし、
カラオケやスタジオはお金や時間的に行けない…。」
そんな学生の方が多いということでしょう。
こちらの記事で歌の練習に使える場所と
メリット・デメリットについて解説しています。
練習場所で悩んでいる方はぜひ見てみてくださいね!
ボイトレ・歌に関する悩みは2種類に分けられる
また、回答の内容を紐解いていくと、
大きく分けて2種類に分けられます。
高音の出し方がわからない、音程が合わないなど
テクニックや技術的な悩みを感じている方。
練習時間やお金がないなど
周りの環境や理解に悩みを感じている方。
テクニックや技術的な悩みを感じている方は
今後とも歌い手部をご活用していただければと思います。
記事やYouTube動画、LINEなどがありますので、
ぜひチェックしてみてください!
場所がない、時間がないなどで困っている方は
一工夫することを意識してみると良いです!
例えば、歌を聴くのも立派なボイトレですし、
音を出さない練習法もあります。
なんとか時間を作り出して、その中でできることをやる。
その意識と積み重ねが歌の上達に繋がります!
調査結果から見えること(編集部解説)
ここから先は新しく取得したデータではなく、上の調査結果に対する編集部の解説です。新たな集計値や追加のアンケート結果は含みません。数字はすべて、上に掲載した調査当時のものを参照しています。
読み進めるにあたって、前提を確認しておきます。この調査は調査当時に歌い手部の公式LINE登録者を対象として行ったもので、有効回答は18名です。回答者の数は限られており、対象も「すでに歌い手部を知っている方」に偏っています。したがって、ここで挙がった悩みの並びを、歌い手全体の傾向としてそのまま一般化することはできません。あくまで「こういう悩みが実際に寄せられていた」という事例の集まりとして読んでいただくのが適切です。
そのうえで、編集部として価値があると考えているのは順位そのものではなく、挙がっていた悩みに対して、では何から手をつけるのかという部分です。調査当時から時間は経っていますが、寄せられていた悩みの種類自体は、現在いただくご相談とも重なる部分が多くあります。以下では、悩みの種類ごとに最初の一歩を整理します。
悩みの種類ごとに、最初に切り分けること
悩みを聞いたとき、いきなり解決策に飛びつくとうまくいかないことがあります。同じ言葉で語られている悩みでも、中身が違うためです。まずは切り分けを一段挟むと、やることが具体的になります。
| 挙がっていた悩み | 最初に切り分けること | 切り分けた後の一歩 |
|---|---|---|
| 練習場所がない | 足りないのは「音を出せる空間」か「時間」か「費用」か | 足りない要素だけを補う手段を選ぶ |
| 高音の出し方がわからない | 出ないのか、出るが安定しないのか | 前者は発声の土台、後者は再現性の練習へ |
| 音程が合わない | 聴き取れていないのか、聴けているが声が付いてこないのか | 前者は耳の練習、後者は発声のコントロールへ |
| 練習時間がない | まとまった時間がないのか、細切れ時間も使えていないのか | 後者なら、声を出さない練習を差し込む |
| お金がない | 継続費用が問題か、初期費用が問題か | 優先順位をつけ、片方だけ先に解決する |
| 周りの理解が得られない | 音の問題か、活動そのものへの理解の問題か | 音の問題なら技術的に減らせる余地がある |
この表で言いたいのは、ほとんどの悩みは、そのままの形では大きすぎて手がつけられないということです。一段小さく分けると、今日できることが見えてきます。
最も多かった「練習場所」を分解する
調査当時、最も多く挙がっていたのは練習場所に関する悩みでした。ただ、この「場所がない」という言葉の中には、性質の違う3つの制約が混ざっていることが多いと編集部では考えています。
1. 音を出せない(空間の制約)
家族や近隣への音漏れが理由で声を出せないケースです。この場合、必要なのは広い部屋ではなく音量を下げても成立する練習メニューです。呼吸を整える練習、リズムを体で取る練習、歌詞を声に出さずに読む練習などは、音量をほとんど使いません。具体的な組み立ては家で大きな声を出せない人の歌練習法にまとめています。
2. 行く時間がない(時間の制約)
移動を伴う練習場所は、往復の時間まで含めて考える必要があります。片道30分かかるなら、1時間歌うために2時間を確保しなければなりません。この制約が主因なら、移動しない練習の比率を上げるほうが現実的です。週に一度まとめて行く前提を外し、家でできることを平日に分散させる形に組み替えます。
3. 費用が続かない(お金の制約)
継続費用が理由の場合、毎回の単価を下げる方向と、行く回数を減らして一回の密度を上げる方向があります。後者を選ぶなら、行く前に「今日その場所でしかできないこと」を決めておくと無駄が減ります。家でもできる練習を現地でやってしまうのが、いちばんもったいない使い方です。
どの制約が自分にとって一番重いのかによって、選ぶべき場所は変わります。場所ごとの向き不向きは歌の練習場所はどこが良いのかで比較していますので、条件に合うものを探してみてください。
技術的な悩みは、手をつける順番を決めておく
調査では、悩みが技術面と環境面の2種類に分けられることが示されていました。このうち技術面の悩みは、複数を同時に抱えていることが多いという特徴があります。高音も音程もリズムも気になる、という状態です。
この状態でつまずきやすいのは、日によって取り組む項目が変わってしまうことです。昨日は高音、今日は音程、明日はリズム、という進め方をすると、どれも中途半端なまま「上達していない気がする」という感覚だけが残りがちです。編集部としておすすめしたいのは、期間を区切って、取り組む項目を一つに絞るやり方です。
- 気になっている項目をすべて書き出す。
- その中から「歌ったときに一番聴き手に伝わってしまう」ものを1つ選ぶ。
- 期間を決めて、その期間はそれだけに集中する。
- 期間の最初と最後に同じ曲を録音し、並べて聴き比べる。
4番目の記録が重要です。技術的な変化は自分では気づきにくく、比較できる記録がないと、進んでいても実感が持てません。この実感のなさが、練習が続かなくなる大きな理由のひとつでもあります。続け方そのものに悩んでいる方は、歌の練習のモチベーションが続かないときの対処法を読んでみてください。
なお、高音に関する悩みは、原因のタイプによって進む道が分かれます。まずは今の自分がどの段階にいるのかを把握してから練習を選ぶほうが遠回りになりにくいので、ミックスボイス習得ロードマップで現在地を確認してみるのも一案です。
歌い手部総研では、この回以降も複数回にわたって調査を行ってきました。各回の結果を通して見ると、悩みの傾向や活動環境の変化が見えてきます。全11回分は歌い手部総研 全11回の調査結果総まとめで俯瞰できますので、他の回の数字とあわせて読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
技術的な悩みと環境に関する悩みの2つに
分けられることがわかりました。
技術的な悩みを感じている方は
歌い手部をどんどん活用していただき、
環境に関する悩みを感じている方は
上手く工夫することを意識してみてください!
それでは、また、第三回の総研レポートでお会いしましょう!
感想やこんな調査して!というリクエストがあれば、
コメントしてください!
- 歌やボイトレの悩み第1位は「練習場所がない」だった。
- 歌やボイトレの悩みは大きく分けて、技術的な悩みと環境に関する悩みに分けられる。
- 技術的な悩みは歌い手部を活用、環境に関する悩みは工夫することを意識してみよう!


























