こんにちは、
歌い手部のケイです。
今回は歌い手部総研第六回で
使用しているマイクに関する調査と考察です!
歌い手を本格的に始める上で、
マイクは最初に買う機材といえるでしょう。
マイクにも様々な種類があり、
たくさんのメーカーから商品が出ています。
値段も、大きさも、音質などの特徴も
それぞれ異なるマイク。
歌い手部ユーザーは
何を使っているのでしょうか。
はじめてマイクを買う時や買い換える時の
参考になると幸いです!
調査概要
調査期間:2020年4月27日~2020年5月2日
調査方法:インターネット調査
調査対象:歌い手部ユーザー56名(有効回答)
マイクを持っているか?
まず最初にマイクを持っているかどうかを聞きました。
その結果、持っていない方が31人(57%)、
持っている方が27人(47%)という結果となりました。

率直な感想としては、
マイクを持っていない方の割合が意外と多いと感じました。
また、マイクを持っていない方の録音機材を深堀りしたところ、
スマホを使っていることがわかりました。
マイクを持っていない方の20%以上の方が
スマホで使えるイヤホンマイクを使用しているとのことでした。
イヤホンマイクは通常のマイクと比較すると
音質などが劣る面もあり、本格的な歌い手活動にはあまり向きません。
イヤホンマイクを使われている方は録音や投稿に慣れたタイミングで
機材を揃えるのも良いかと思います。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクのどちらを使っているか?
次にマイクを持っている方に、
使用しているマイクについて聞きました。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクのどちらを
使っているか質問した結果がこちらです。

5名(25%)がダイナミックマイクを使用、
15名(75%)がコンデンサーマイクを使用という結果となりました。
それぞれメリット・デメリットがありますが、
コンデンサーマイクは音質が良い特徴があります。
昨今の音楽シーンを考えると、音質にこだわる方が
増えていると推察されます。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを
知りたい方はこちらをご参照ください!
メーカーはどこを使っている?
最後に使っているマイクのメーカーについて聞きました。
その結果が以下の表です。

安定の「audio-technica」が堂々の一位でした。
当サイトでもマイクなどの機材でおすすめとして
よく紹介されていただいているメーカーですね。
そして、続く2位が「SHURE」、
同着3位で「SONY」、「ZealSound」という結果でした。
調査結果から見えること(編集部解説)
ここから先は新しく取得したデータではなく、上記の調査結果に対する編集部の解説です。追加のアンケートや再集計は行っていません。以下で触れる数字は、すべて調査当時(2020年4〜5月実施・有効回答56名)のものです。回答者数が限られた調査であり、また実施から数年が経過している点にもご注意ください。録音まわりの環境はその後も変わり続けているため、現在の傾向がそのまま同じとは限りません。
「マイクを持っていない人が多い」をどう読むか
調査当時の回答では、マイクを持っていない方が半数を超えていました。この結果は「機材が足りていない人が多い」とも読めますが、別の見方もできます。マイクを買う前の段階で、すでに録音や投稿を始めている人が一定数いるということです。
実際、機材をそろえてから始めようとすると、何を買えばよいかを決める段階で止まってしまいがちです。手元にある環境でまず録ってみて、足りないと感じた部分から順に足していくほうが、判断の材料を持った状態で買い物ができます。手持ちの環境だけで始める方法はスマホだけで歌ってみたを完結させる方法にまとめています。
種類の内訳から読み取れること
当時の回答では、マイクを持っている方のうちコンデンサーマイクの使用者が多数を占めていました。ただし、これはどちらが優れているかを示すものではありません。マイクの種類は、置かれている環境と録り方によって向き不向きが変わります。次の章で整理します。
マイクの種類ごとの向き不向き
製品ごとの違いを見る前に、まず大きな種類の違いを押さえておくと選びやすくなります。以下は一般的に語られている特徴の整理です。
| 比べる観点 | ダイナミックマイク | コンデンサーマイク |
|---|---|---|
| 拾う範囲 | 近くの音を中心に拾いやすい | 周囲の音まで広く拾いやすい |
| 部屋の環境の影響 | 受けにくいとされる | 受けやすいとされる |
| 細かい音の描写 | やや大づかみになりやすい | 息づかいまで残りやすい |
| 必要になりやすい機材 | 接続機器が必要な場合が多い | 電源供給に対応した接続機器が必要な場合が多い |
| 扱いやすさ | 比較的丈夫で気を使う場面が少ない | 湿気や衝撃に配慮が必要とされる |
| 向きやすい状況 | 生活音が入る部屋、防音が難しい環境 | 静かな環境を用意できる場合 |
表のいちばん下が実質的な判断の分かれ目です。周囲の音を抑えられる環境があるかどうかで、選ぶべき方向が変わります。静かな部屋を確保しづらいのに広く拾うマイクを選ぶと、エアコンの音や外の音まで一緒に入ってしまい、あとの作業が増えます。種類ごとの詳細はダイナミックマイクの選び方で解説していますので、あわせてご覧ください。
選ぶ前に決めておきたいこと
マイク選びで迷いが長引くのは、たいてい比較を始める前の条件が決まっていないからです。次の項目を先に決めておくと、候補が自然に絞れます。
1. どこで録るか
自室なのか、家族がいる時間帯なのか、カラオケなど外で録るのか。録る場所が決まると、必要な条件がはっきりします。外に持ち出す前提なら扱いやすさが優先されますし、静かな自室が確保できるなら別の選択肢が出てきます。宅録の防音対策で環境側を先に整えられるかどうかも、判断材料になります。
2. 何につなぐか
パソコンに直接つなぐのか、接続機器を挟むのか、スマホで完結させるのか。ここが決まっていないと、買ったあとにつながらないという事態が起こります。とくに電源供給が必要なタイプは、対応した機器が必要です。接続側の考え方はオーディオインターフェースの選び方を参照してください。
3. どこまで一度にそろえるか
マイク本体だけでは録音は始められません。ケーブル、スタンド、風よけ(ポップガード)、そして接続機器と、周辺のものが必要になります。予算をマイク本体に全部使ってしまうと、結局録れないという状態になりがちです。まとめて必要になるものを先にリスト化してから配分を決めるほうが失敗が減ります。何が必要かを一覧で確認したい方は歌ってみたスターターセットが参考になります。
環境と設定が音を決める割合は小さくない
マイクを変えれば音がよくなる、と期待して買い替える方は少なくありません。ただ、録れる音を決めているのはマイク本体だけではないという点は押さえておきたいところです。
| 要素 | よくある状態 | 見直しの方向 |
|---|---|---|
| 部屋の反響 | 声が壁で跳ね返り、こもって聞こえる | 吸音できるものを近くに置く、録る位置を変える |
| 生活音 | 空調や家電の音が薄く入り続けている | 録音中だけ止める、時間帯を変える |
| マイクとの距離 | 近すぎて低音が膨らむ、遠すぎて薄くなる | 距離を変えたテイクを録り比べて決める |
| 入力レベル | 大きすぎて割れる、小さすぎてノイズが目立つ | いちばん大きく歌う箇所を基準に設定する |
| 向きと角度 | 正面に息が直撃して低音が乱れる | 少し角度をつける、風よけを使う |
この表の内容は、マイクを買い替えなくても今日から試せるものばかりです。買い替えを検討する前に一度ここを見直すと、本当に機材が原因なのかどうかの判断がつきやすくなります。入力レベルの決め方は録音レベル(ゲイン)の設定方法で手順を解説しています。
なお、具体的な製品の価格や仕様は時期によって変わります。購入を検討する際は、必ずメーカーの公式サイトや販売ページで最新の情報を確認してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
マイクは歌い手活動でずっと使っていく
いわば相棒のような存在です。
以下の記事では、各マイクの特徴や選び方、
おすすめのモデルなどを紹介しています。
ぜひ、あなたに合った一本を見つけてください!


























