・大きな声を出さなくてもできるボイトレ法ってあるの?
・空いた時間に簡単に取り組めるボイトレ法が良い!
上記の方にオススメの記事になります。
この記事では自宅でできるボイトレ法を5つ紹介。
歌の基礎的なトレーニングを行なっていきましょう。
自宅でできるボイトレ法ということで
近所迷惑にもならない方法になります。
スタジオやカラオケでは声を出して歌の練習、
自宅では基礎トレーニングをするという
棲み分けをしておくと効率的ですよ。
今回紹介する基礎的なボイトレ法を積み重ねることで
実際に声を出す時の声量やキーも上がります。
基礎体力をつけてラクに歌えるようになりましょう。
今回お伝えするトレーニングは
いきなり歌が上手くなるような
裏ワザ的なものではありません。
出来れば半年から1年ほど継続しないと
効果が実感できないと思います。
しかし1日のうちの数分で取り組めるものなので
毎日少しずつやってみてくださいね。
このボイトレ法を知っているか
知っていないかで大きく差が出てくるのは
間違いなしです。
それでは始めていきましょう!
自宅でできるボイトレ法を5つ紹介します
今回紹介する自宅でできるボイトレ法は
以下の通りです。
- 姿勢を正す
- ロングブレス
- ショートブレス
- リップロール
- タングトリル
全て歌の基礎となるトレーニング方法です。
これらの練習を継続的に行いましょう。
毎日積み重ねていくことで
必ず自分の歌声に反映していく内容です。
こういう基礎トレーニングをしておかないと
いくら歌い込んでも上手くなれないので注意です。
姿勢を正す
姿勢を正すのも大切なトレーニングです。
姿勢が悪いとどんなに歌い込んでも
思ったように発声ができない原因になります。
見た目も悪く、歌に説得力も出ません。
特に普段、猫背気味の人は
姿勢を正すことをクセづけておきましょう。
姿勢の正し方の手順は以下の通りです。
- 後頭部とお尻、踵を線で結ぶように立つ
- 腰に手を当て背筋を伸ばす
- 全身の力を自然に抜く
足は肩幅くらいに広げておきましょう。
姿勢良く立つ場合、胸を張ると良いと言いますが
正しくは腰を入れる意識を持ちましょう。
あと、全身の力を抜いた際に
肩が前に出てしまう人も多いので
鏡を見ながら行うと良いですよ。
姿勢の悪い人は横から見た時
「く」の字に曲がっていることが多いです。
お尻が突き出てしまっているのを解消すると
自然と胸を張ることが可能です。
無意識に姿勢を正すことが出来るように
このトレーニングは常時行うようにしましょう。
姿勢を正して生活することで
腹筋も鍛えられるので一石二鳥です!
ロングブレス
ロングブレスは腹式呼吸で吸い込んだ息を
一定の量吐き続ける練習です。
息のコントロール力が高められるので
安定した声量を保つことができます。
ロングブレスの手順は以下の通りです。
- 腹式呼吸で息を吸い込む
- 歯と歯の間から「スー」っと息を吐く
- 一定の量を30秒から40秒キープする
腹式呼吸で膨らんだお腹を無理に凹まさず
膨らませたままにするくらいの意識で行いましょう。
息を吐く量は弱すぎず強すぎず、
自然に出てくる量をキープすると良いですよ。
20秒くらいで苦しくなってしまう人は
お腹を膨らませつつ吐くことで解消できます。
発声はお腹の支えがあると安定するので
お腹から少しずつ息が出て行っていることを
意識しつつ行いましょう。
目指すは60秒です。
毎日積み重ねることで
ラクに吐き続けられるようになるので
ぜひ目指してみてください!
ショートブレス
ショートブレスは息を「ハッハッハッ」っと
小刻みに吐き続けるボイトレ法になります。
別名、犬の息継ぎのようなので
ドッグブレスとも言います。
このトレーニングをすることで
曲中のブレスを素早く行えるようになります。
ブレスをしっかりと行わずに歌うと
無理をした発声になり喉を壊す原因にもなるので
このトレーニングもかなり大切なんです。
鋭く勢いのある声を出す時の息の吐き方でもあるので
早口な楽曲を歌いたい人は必ず取り組んでください。
ショートブレスの手順は以下の通りです。
- 腹式呼吸で息を吸い込む
- 1秒に1回のペースで息を吐く
- 20秒から30秒繰り返す
お腹に手を当てて、お腹が動いているかを
確認しながら取り組んでください。
動いてない場合は十分な息を吐けていないので
注意してくださいね。
このボイトレ法は酸欠になりやすいので
無理をせず、辛くなったら休憩をしましょう。
リップロール
リップロールは軽く閉じた唇に息を当て
ブルブルと震わすトレーニングになります。
口元や声帯に対してのリラックス効果があります。
歌を歌う際は口元の柔軟さが必要不可欠です。
口元が固まったままでは迫力のある歌声は出ず、
滑舌も悪く聞こえてしまいます。
表情豊かに歌うためにもリップロールで
顔の脱力を意識できるようにしましょう。
リップロールの手順は以下の通りです。
- 腹式呼吸で息を吸い込む
- 軽く閉じた唇に息を当て震わす
- 5秒から10秒キープする
上手くできない人は脱力が足りていません。
少しでも力が入ってしまうと難しいので
気をつけてみてくださいね。
慣れてきたら音程を付けながらやってみると
実際に歌う際もラクな発声が可能になります。
タングトリル
タングトリルは舌先を上前歯の裏に当て、
「ルルルルル」と音を鳴らすトレーニングです。
リップボイスと同様に口元の柔軟さを養う
トレーニング方法になります。
舌の動きが柔軟になることで滑舌も良くなり、
声帯へのマッサージ効果もあります。
タングトリルの手順は以下の通りです。
- 腹式呼吸で息を吸う
- 舌先を上前歯の裏に当て息を吐く
- 5秒から10秒キープする
コツとしては、音を出す前に
「お」と言ってみると良いですよ。
「オルルルル」って感じです。
舌先を上前歯の裏に当ててしっかりと
出口を塞ぐようにすると上手くいくかと思います。
あるいは舌を巻いて「コルァ!」と怒ってみると
タングトリルの「ルルルル」の感じが掴みやすいです。
慣れてきたらこれもリップボイスのように
音程を付けながら行ってみてくださいね。
基礎トレーニングを複合して行う
これらのトレーニングを複合して行うことで
楽曲を歌う際の実践的なトレーニングになります。
以下の手順で複合して行ってみましょう。
- 姿勢を正し腹式呼吸で息を吸う
- 歯と歯の間から「スー」っと息を吐く
- 息を止めずにリップボイスに移行する
- 息を止めずにタングトリルに移行する
- 息を止めずに「あー」っと声を出す
この一連の流れをBPM100ほどの速さで
2拍ごとに切り替えて行いましょう。
最初に吐いた息を使って乗り切ってください。
最後の「あー」は出来れば大きな声で、
難しい場合は低音で小さな声でも大丈夫です。
歌を歌っている中で、言葉によって
発声や発音が変わることを想定しつつ行うことで
より実践的なトレーニングになります。
まとめ
今回は自宅でできるボイトレ法を
5つ紹介しました。
- 姿勢を正す
- ロングブレス
- ショートブレス
- リップロール
- タングトリル
大きな声も出さず、場所の制限も無く
取り組めるものばかりですよね。
とっても地味な内容ですが、
今よりももっとレベルアップしたいなら
こういったトレーニングも大切になります。
基礎を固めないまま歌い込んでいても
いつまでも変化は見られませんし
喉や体を壊してしまう原因にもなります。
すぐに効果を実感できるものではありませんが
継続的に行うことで確実に歌声に活きてきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!