- なぜ本家の動画を使った歌ってみた動画はYouTubeで転載判定を受けるのか?
- 歌ってみた動画がYouTubeで転載判定をされてしまうと、どうなるのか?
- 歌ってみた動画がYouTubeで転載判定されないためにはどうすれば良いのか?
こんにちは!
歌い手部のりょーやです。
歌ってみたの動画を作成する時は
- オリジナルの歌ってみた動画を作る
- 本家動画を使った歌ってみた動画を使う
という二通りの作成方法があります。
これまでは、本家動画を使うやり方は
手軽に作成できることもあり、
よく歌い手初心者がやっている
歌ってみた動画の作り方でした。
しかし、2019年2月を境に、
YouTubeの規約システムの変更があり、
本家動画を使った歌ってみた動画が
転載判定を受けたという報告が相次いでいます。
そこで、今回は、
- 今回起きたYouTubeのシステム変更
- 歌ってみた動画が転載判定を受けないための対処法
についてお伝えしていきます!
本家動画を使った歌ってみた動画がYouTubeで転載判定をされるようになった!?
2019年2月を境にYouTubeで、
本家動画を使った歌ってみた動画が
転載判定をされるようになりました。
歌い手やVTuberのみんな、どうやら歌ってみたで本家映像は使わない方が良さげです。
YouTubeに転載を自動で補足する機能があり、転載が多いアカウントはチャンネルごと収益化を止められちゃうみたいなんだけど、音声関係なく映像が同じだと転載扱いになるようで、歌ってみたがガンガン引っかかってる。 pic.twitter.com/bqs5d1qOft— 和田たけあき (@WADATAKEAKI) 2019年2月17日
本家動画を使った歌ってみた動画とは、
下のような歌ってみた動画のことです。
アウトサイダーは
元々はEveさんが作った曲で
Eveさんがオリジナル曲として
YouTubeに投稿しています。
それが、下の動画です。
多くの歌い手はEveさんが本家動画として
投稿したアウトサイダーの動画を、
自分の歌ってみたの動画として
歌ってみたを作成・投稿しています。
このように本家動画を背景動画にして
歌ってみた動画を作成することは
今までの歌ってみた業界では
主流の方法でした。
(法律的にOK・NGという話ではなく、
あくまで慣習的にという意味です。)
しかしYouTubeでは、2019年2月を境に
本家動画を使った歌ってみた動画が
転載判定されるようになったのです。
なぜ本家動画を使った歌ってみた動画は転載判定をされてしまうのか?
YouTubeでは動画投稿者が
守らなければならないルールである
コミュニティガイドラインにある通り
著作権の遵守を強く呼びかけています。
(引用元:https://www.youtube.com/intl/ja/yt/about/policies/#community-guidelines)
今回、2019年2月に改定された
YouTubeの規約システム変更により、
音声が違っても同じ背景動画を使った
歌ってみた動画は
著作権に違反していると
判定されるようになったようです。
これにより、多くの歌ってみた動画が
転載判定されるようになりました。
ただ、少し法律的な話というか
そもそも論的な話をすると、
動画も立派な著作物なので
著作権法で守られているものです。
なので、無断で本家動画を使うことは
法律的にはそもそもアウトです。
ただ、ボカロ・やってみたの文化の
発展・世の中に広まる過程で
二次創作の功績というのも
少なからずあるのも事実です。
もちろん著作者や著作物が
正しく守られることは重要ですが、
ボカロPさんも歌い手さんも
良い形でまとまることを強く願います。
動画サイトを利用する時は
著作権には十分注意しなくてはなりません。
歌ってみた動画の著作権については
下の記事で詳しく解説しています。
一度必ず目を通しておくようにしましょう!
動画が転載判定されてしまうと何が起こるのか?
今回のYouTubeのシステム変更で
転載判定をされた動画のように
YouTubeで動画が転載判定されると
どうなってしまうのかというと、
まず、転載判定をされた動画は
基本的に収益化がストップします。
2019年2月現在、YouTubeでは
転載判定された動画は収益化をストップする
という処置を取られていますが、
今後、転載判定された動画は
即削除される可能性も考えられます。
転載が多いアカウントは
チャンネル全体の収益化を停止する場合もあるようです。
これからのYouTubeでは
収益化が停止されないためにも
歌ってみた動画が転載判定をされない
ような歌い手活動が重要になってきます。
(もちろんボカロPさんや
著作者の権利を正しく守ることも含め、です。)
歌ってみた動画がYouTubeで転載判定をされないためには?
今後、歌ってみた動画がYouTubeで
転載判定をされないためには、
オリジナルの背景を
作成することが望ましいでしょう。
オリジナルの背景にも
動画と画像の二通りがあります。
オリジナルの動画とは
天月さんの歌ってみた動画のような
自分でオリジナルの動画を用意して
歌ってみたを作るということです。
動画なので、目を引きやすかったり
自分の世界観を出すことができますが、
イラストを用意したり、動画を作ったり
ハードルは少し高めと言えるでしょう。
少し難しそうと感じる方は
イラストを使う方法をおすすめします。
オリジナルのイラストを作成するか
フリーのイラストを使いましょう。
また自分で描けなくても
絵師さんに依頼するという方法もあります。
オリジナルの歌ってみた動画を作成しよう
オリジナルの歌ってみた動画の作成は
一見、難しいと思われがちですが、
全体像を掴んで、作成の流れを
覚えてしまえばとても簡単です。
また、お金はかかりますが
動画師に作ってもらう方法もあります。
いずれにしても歌だけでなく、
背景も自分で作るべきでしょう。
オリジナルの歌ってみた動画の作成方法
については下の記事で解説しています。
ぜひ、見てみてくださいね!
それが難しい場合は、イラストを使おう!
オリジナルの動画を作ることが
ハードルが高いと感じる方は
イラストを使う方法を
おすすめします。
自分で描くか、絵師に描いてもらうか、
フリーのイラストを用いましょう。
いずれにしても著作者の許可がある
ということが重要になります。
ただ、今回のシステム変更が
許可の有無まで調査できているとは考えにくいので
類似性の高い動画が複数あることが
NGだと捉えた方が良さそうです。
推測になりますが、投稿日が早い方を
オリジナルと判断しているのではないかと思います。
自信を持ってオリジナルの歌ってみた動画を作るために歌唱力を上げよう
これからは、背景動画も含めて
オリジナルの歌ってみた動画を
作成することが重要になってきます。
オリジナルの歌ってみた動画を
作成する時には、
MIX師や動画師に自分の歌声の
音声を渡す機会が多くなるのですが、
自分の歌唱力に自信がないと、
歌声の録音を渡すことに壁を感じます。
「恥ずかしくて歌ってみた動画の
作成を依頼することができない。」
といった悩みは
いち早く解消したいものです。
歌唱力をアップさせることは
人気を上げていくためにも大切なことです。
最後に
YouTubeでは、著作権の取り締りが
年々強くなっている傾向があります。
今回のシステム変更で、
本家動画を使った歌ってみた動画が
転載判定されるようになりました。
しかし、これは逆に
チャンスと捉えることもできます。
多くの歌い手が転載判定に苦しんでる中、
オリジナルの歌ってみた動画を作成すれば
他の歌い手に、再生回数や収益額で
大きく差をつけることができるのです。
歌ってみた動画はスマホだけでも
作成することはできるので、
まだオリジナルの歌ってみた動画を
作成したことがない場合は
まずは一本、歌ってみた動画を
作成してみましょう!
何ごとも一歩からです!
- 2019年2月を境にYouTubeで、本家動画を使った歌ってみた動画が転載判定をされるようになった。
- 転載判定をされた動画は収益化がストップしてしまい、チャンネル内に転載判定をされた動画が多くあるとチャンネル全体の収益化がストップする可能性もある。
- 今後、歌ってみた動画がYouTubeで転載判定をされないためには、背景もオリジナルの歌ってみた動画を作成する必要が出てくる。