原キー(原曲キー)で歌う方法|キーの合わせ方と練習のコツ

原キー(原曲キー)で歌う方法|キーの合わせ方と練習のコツ

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「カラオケで高音域を原曲キーで歌いたい」

そんなことを思ったことがある人は
多いかもしれません。

 

しかし、最近のJpopは
高音が高いものも多いんです。

なので、原曲キーで歌うのが
難しい曲も多いかもしれません。

 

今回は原曲キーで歌うための
方法について紹介します。

是非チェックしてみてください。

原曲キーとは

原曲キーとは、楽曲を出している
歌手のキーという意味です。

歌手は、声域が広く、高いキーまで出せます。

 

高いキーの方が声も大きいし
聞く方にも届きやすいからです。

しかし素人では高いキーは
なかなか出せないでしょう。

 

出せたとしても、音程が整わないと思います。

そのため、多くの楽曲では原曲キーを
少し下げて歌うと歌いやすいようです。

 

 

キーとは

キーとは簡単に言えば、曲全体の高さです。

つまり、キーを一つ下げるとは
曲全体を1段階低くするということです。

 

キーを低くする場合、-か♭
キーを高くする場合+か#で表現されます。

カラオケには標準キーというものがあります。

 

これは原曲キーでは殆どの方が歌えないので
用意された、微調整をしたキーのことです。

 

 

「原キー」「元キー」との違いは?

検索や会話では「原キー」と略されることが多く、「元キー」「源キー」と書かれている場合もあります。いずれも指しているものは同じで、この記事でいう原曲キー——原曲がリリースされたときのキーのことです。表記が違うだけなので、どれで覚えていても問題ありません。

カラオケの機種では、キーの表示が「±0」になっている状態が基本的に原キーにあたります。上下のボタンで数字を動かすと、その分だけ半音ずつ移調されます。1目盛りが半音ひとつ分なので、「キーを2つ下げる」といえば半音2つ、全音1つ分下がることになります。

原曲キーにこだわる必要はあるのか

声の高さというのは千差万別です。

 

「歌うことを楽しめれば良いや。」

という方は原曲キーに
こだわる必要はないでしょう。

 

しかし、原曲の雰囲気をできるだけそのまま
出したい方は原曲キーで歌ってみましょう。

 

原曲の雰囲気というのは原曲のメロディー、
歌詞、アーティストの声

などからできた複合的なものです。

 

つまり、キーを変えると原曲の雰囲気も
失われる可能性が高いんです。

有名な曲であればあるほど、原曲の
良い雰囲気は多くの人が覚えています。

 

彼らの期待に応えたいと思う方は
原曲キーに拘っても良いかもしれません。

 

キーの合わせ方

キーの合わせ方は大きく分けて3つあります。

曲の最高音を基準に合わせる

その曲の最高音が
地声で出せるように調整します。

しかし、ミックスボイスを使う歌手の
歌の場合、低音域が出ないことがあります。

 

ミックスボイスについて詳しくはコチラ

 

歌手の換声点を基準に合わせる

歌手が地声で歌っている部分、裏声で
歌っている部分を見極め、その切り替わる
音程(換声点)を見つけます。

そして、その部分を自分の声の換声点と
合わせる調整をします。

 

同じ歌手の歌であれば、同じキー調整で
歌うことができるため最もおすすめです。

 

自分の好みで合わせる

音感に自信のある方は、自分の
最も歌いやすいキーで調整しましょう。

 

 

キーのより具体的な合わせ方

同性の曲の場合

カラオケで同性の曲を歌っていて歌いづらい
と思ったらキーを2~3上下してみましょう。

キーは一つ変えただけでは
ほぼ違いが分かりません。

 

キー1つくらいでは歌いづらさは
解消できないんですね。

 

異性の曲の場合

カラオケで異性の曲を歌っていて歌いづらい
と思ったらキーを3~5上下してみましょう。

女性が男性曲を歌う場合は+3
それでだめなら、+5

 

それでもだめならキーを-1して
1オクターブ上で歌ってみましょう。

 

 

男性が女性曲を歌う場合

原曲キーの1オクターブ下またはキーを-3
で歌ってみましょう。

 

 

オクターブを変える

キーを5つ変えても歌いづらい場合
1オクターブ変えてみましょう。

1オクターブはキー12個分です。

 

1オクターブも下にすると歌っていても
気持ちよくない

という心配があるかもしれません。

 

その場合、オク下に加え
キー調整の操作もします。

例えば、男性が女性の曲を歌う場合
オク下+4~5キーを高くしてみましょう。

 

すると原曲の雰囲気を保ったまま
歌えるはずです。

 

 

原曲キーで歌うコツ

原曲キーで歌うことができれば
曲のキーを変えず歌えます。

原曲の雰囲気のまま歌えるだけでも、
上手く聴こえるので
是非挑戦してみてください。

 

 

原曲をしっかり聴く

原曲キーで歌うためには原
曲を聴き込むことが重要です。

歌詞を見ずに歌えるくらい聴き込んで
メロディーやキーを覚えましょう。

 

周囲の雑音があると正確に覚えられないので
ヘッドホンで目をつぶって聴きましょう。

 

 

自分のキーを知っておく

原曲キーで歌うためには
自分のキーを知ることが重要です。

慣れないうちは自分のキーと
近い曲を選んで原曲キーで歌いましょう。

 

自分のキーを知るには、楽器で音を出して
出せるオクターブを確認するのが良いです。

曲のスピードを遅くして練習

原曲キーで歌うためには曲の速度を遅くして
練習することも有効です。

遅くした状態でブレスや音の出し方を
正確に覚えましょう。

 

カラオケマシンやスマホアプリの
遅くする機能を使って練習してみましょう。

 

 

原曲と歌い方を変える

原曲キーで歌う場合、高音域の発声が
ネックになります。

そこで、高音域はミックスボイスに
切り替えて発声してみましょう。

声区の切り替えが頻繁に起こり
良い練習になります。

 

原曲キーに届かないときの、次の一手

ここまで見てきたとおり、原曲キーは最初に歌った人の声に合わせた設定であって、歌の正解ではありません。聴き込んでもサビが苦しいままなら、練習量ではなく高さの設定を見直す番なのかもしれません。自分に合うキーの見つけ方では、音域の測り方から、曲の最高音と最低音を先に調べて上下どちらが先に外れるかで動かす方向を決める手順、下げすぎて低い部分が埋もれる失敗の避け方までを整理しています。そのうえで、それでも原曲キーで歌えるようになりたい場合は、高音の出し方を体から見直す話になります。ボイトレ教室を比較した記事には、教室に通うのと宅録の環境を整えるのとどちらを先にするかを整理した章もあるので、あわせて読んでみてください。

「原曲キーで歌える」は、出る・出ないの2択ではありません

原曲キーに挑戦するとき、多くの人は最高音が一度出せたかどうかで判断してしまいます。ところが実際には、一度出せることと、曲として最後まで成立することの間には、いくつも段階があります。いま自分がどの段階にいるかを見分けられると、次にやることが変わります。

段階いまの状態曲の中で起きやすいこと次にやること
1その高さの音が出ないサビで声が止まる、または裏返って途切れる原曲キーの前に、高さの設定そのものを見直す
2調子の良い日に、単発でなら出る日によってサビの出来が大きく変わる日を変えて、同じ箇所が再現するかを確かめる
3出るが、その音だけ声質が変わる・苦しく聞こえるその一音で曲の流れが途切れて聞こえる出し方を変えるか、その箇所だけ処理を変える
4曲の中では出せるが、最後まで持たないラストのサビだけ崩れる、録り直すほど悪くなる持久力の問題として扱う。録る順番を変える
5通しで、日を変えても安定して出せる特に問題なく歌い切れる原曲キーで進めてよい段階

目安になるのは、段階4と5の間に線があるということです。段階2や3の状態で本番に臨むと、うまくいった録音を採用できたとしても、次の曲でまた同じところから始めることになります。

判定する前に、曲の側を3つ調べておく

同じ最高音でも、曲によって難しさはまったく違います。音の高さだけを見て「この曲は無理」と決めてしまうのは早すぎるということです。判定に入る前に、次の3つを確認しておくと精度が上がります。

  • その高さが何回出てくるか。1曲に1回だけなのか、サビのたびに繰り返し出てくるのかで、必要なものが変わります。1回だけなら通過できることがあります
  • どのくらいの長さ出しているか。短く当てて抜ける音と、伸ばして聴かせる音では別物です。伸ばす音は、出せるだけでは足りません
  • 曲のどこに置かれているか。前半に出てくるのか、体力を使い切ったラストに出てくるのか。後半に集中している曲は、単体で試すと簡単に見えてしまいます

あわせて、原曲側がその音をどう出しているかも聴いておきます。地声寄りで押している音なのか、軽く抜いている音なのかで、真似すべき出し方が変わります。ここを揃えずに音の高さだけ合わせると、出ていても曲の印象が違って聞こえることがあります。

録音で確かめる——判定を1日で終わらせない

判定でいちばん多い失敗は、調子の良い日の1回で決めてしまうことです。次の順で進めると、実力の範囲がつかみやすくなります。

  1. 最高音が出てくる箇所だけを取り出し、単体で出せるかを確認します
  2. その箇所を含むブロックを、頭から通して録ります。直前のフレーズで息を使い切っていないかを見るためです
  3. 曲全体を1回通して録ります。ここで初めて、持久力を含めた判定になります
  4. 同じ日にもう一度通して録り、2回目に何が先に落ちるかを確かめます。落ちる場所は人によって決まっていることが多く、練習の的になります
  5. 日を変えて、同じことが再現するかを見ます。再現したら、それがいまの実力です

録音を聴くときは、出せたかどうかだけでなく、その音の前後がどうなっているかにも耳を向けてください。最高音に気を取られて直前の言葉が潰れている、というのはよく起きます。

届かないときの選択肢と、引き換えに起きること

届かないと分かったときに取れる手はいくつもあり、どれも一長一短です。「楽になるか」ではなく「その曲で何を聴かせたいか」で選ぶと決めやすくなります。

選択肢得られること引き換えに起きやすいこと
曲全体のキーを下げる高音に余裕ができ、言葉が置きやすくなる低い箇所が埋もれ、曲の印象が変わることがある
高い箇所だけオクターブを下げる曲全体の高さを保ったまま、その箇所を通過できる下げた箇所だけ流れが途切れて聞こえることがある
その箇所を裏声やミックスに切り替える高さを変えずに出せる。表現の幅も増える切り替えが目立つと、そこだけ別人のように聞こえる
歌い回しを変えて、当たる音をずらす原曲の雰囲気を保ちながら負担を減らせるやりすぎると、原曲を知っている人に違和感が出やすい
いまは別の曲にする成立する作品を1本増やせるやりたかった曲が先送りになる
時間をかけて出せる範囲を広げるその曲以外にも選択肢が増えるすぐには結果が出ない。今回の1本には間に合わない

下げる方向で調整する場合、どちらへ何段動かすかの手順は自分に合うキーの見つけ方にまとめています。歌ってみたとして投稿する場合は、伴奏音源の側をどう用意するかで選べる幅が決まる点にも注意してください。音源の扱いはオフボーカル音源の探し方と使い方を確認しましょう。そもそも上下どちらも収まらない曲だった、という結論になることもあります。その場合の曲の探し直しは歌ってみたの選曲のコツが参考になります。

「原キー」と紛らわしい言葉を、並べて区別する

原キーで歌うと決めたあと、カラオケの画面や解説記事で似たような言葉に出会って手が止まることがあります。原キーと隣り合う言葉は、指しているものが少しずつ違います。ここで並べて整理しておくと、画面を見たときに迷わなくなります。

言葉指しているもの原キーとの関係
原キー/原曲キー原曲がリリースされたときの高さ同じものを別の言い方で呼んでいるだけです
標準キーカラオケ側があらかじめ設定してある高さ原キーと一致しているとは限りません
おすすめキー・推奨キー機種が性別や声域の情報をもとに提示してくる高さ原キーからずれた値が出ることがあります
±0(プラスマイナスゼロ)キーを動かしていない状態の表示その曲に設定されているもとの高さ=原キーにあたります
移調曲全体を半音単位で上下させること動かした時点で、原キーではなくなります

とくに間違えやすいのが標準キーと原キーは同じとは限らないという点です。標準キーは多くの人が歌いやすいように整えられたものなので、これを基準にして「原キーで歌えた」と判断すると、実際には原曲より低い高さで歌っていた、ということが起こります。原キーで歌えたかどうかを確かめたいときは、画面の表示が±0になっているかを先に見てください。

機種によって、画面に出てくる言葉が違う

同じ「キーを戻す」操作でも、DAMとJOYSOUNDでは表示の言葉や初期設定の考え方が違います。店舗で慌てないように、自分がよく使う機種の画面を一度確認しておくと安心です。機種ごとの違いはカラオケの機種を徹底解説!DAMとJOYSOUNDの違いは?にまとめてあります。キー調整そのものの考え方を整理したい場合は歌を上手く歌えるようになる「キー調節」ってなに?も合わせてどうぞ。

オクターブを下げた場合、原キーで歌ったことになるのか

キーの数字を動かしていない以上、流れている伴奏の高さは原キーのままです。その意味では「原キーの音源で歌った」ことになります。ただし歌っている側の高さは1オクターブ分変わっているので、原曲と同じ高さで歌い切ったかというと別の話です。男性が女性ボーカルの曲を歌う場面などでよく起きるので、どちらの意味で言っているのかを自分の中で分けておくと、練習の目標がぶれません。いま自分がどの高さまで届いているのかは自分の音域の調べ方・測り方で数字にしておくと、曲ごとの判断が早くなります。

原キーで歌うと採点は有利になるのか

「原キーのほうが点が出る」と言われることがありますが、採点モードの評価項目にキーの値は入っていません。メーカーの公式説明で案内されている項目を並べると、次のようになります。

採点モード公式に案内されている評価項目
分析採点マスター(JOYSOUND)音程・安定感・抑揚・ロングトーン・テクニックの5つ。テクニックはこぶし・しゃくり・ビブラートの3つ
精密採点DX(DAM)音程・安定性・表現力・ビブラート&ロングトーン・リズム
精密採点Ai Heart(DAM)音程・安定性・表現力に加えて「聴感」があり、ボーナスは「ハートボーナス」

どの項目にも「原キーで歌ったかどうか」はありません。音程は、そのとき選んだキーのガイドメロディとどれだけ一致したかで見られます。つまり、キーを2つ下げても、下げた状態のメロディに合っていれば音程の評価は下がりません。逆に、原キーのまま高音でぶら下がって歌えば、音程も安定性も落ちます。

採点で数字を伸ばしたいなら、キーを原曲に合わせることより、無理なく届く高さを選ぶほうが素直です。採点そのものの考え方はカラオケで高得点を取る方法にまとめてあります。

原キーに近づける練習は、順番を決めて進める

「今日は届かなかった」で終わらせず、届く日を増やしていきたい場合は、いきなり原キーで通さずに段階を分けます。

段階やること
1届かない箇所を1フレーズだけ抜き出す。曲を通さない
2歌詞をつけず、母音だけでそのフレーズを歌う
3力が入るようならリップロールに置き換えて、同じ高さをなぞる
4出せる高さから半音ずつ上げ、外れたところで止める
5歌詞を戻し、その高さで通せるか確かめる

歌詞をつけた状態でいきなり原キーに挑むと、子音や言葉数のほうで崩れているのか、高さで崩れているのかが分からなくなります。母音だけにすると、原因が高さかどうかを切り分けられます。半音ずつ上げていく進め方なら、今どこまで来ているかも数字で残ります。

ここで外れる位置が毎回同じなら、練習の問題ではなく音域そのものの問題かもしれません。測り方は音域の平均はどのくらい?男女別の目安で、自分の位置を先に確認しておくと判断が早くなります。

なお、外れる位置が日によって前後する場合は、記録を1日で取らないほうが確かです。声の出方はその日の睡眠や時間帯でも変わるので、同じフレーズを何日かに分けて試し、いちばん悪かった日でも通せる高さを本番用に選んでおくと安全です。日ごとの差については音域は日によって変わる?高音が出る日・出ない日の差で整理しています。

キーを合わせても歌えない曲は、高さではなく速さのほうが原因になっていることがあります。テンポを落とせば歌えるなら、足りないのは音域ではなく言葉を置く準備です。速い曲が歌えない原因の切り分けはBPM別の歌の練習法と原因の切り分けで手順にしています。

原曲キーで1番は歌えるのに、2番から声が細くなるという場合は、キーそのものより1曲の中での出力の配分を疑うほうが早いことがあります。前半で出しすぎていれば、後半に残る量は減るからです。どこで落ちているかを録音から特定する手順は、曲の後半で声量が落ちる原因とスタミナ配分の設計にまとめています。

聴いている側は、原キーかどうかを見ていない

カラオケでも歌ってみたでも、聴き手が受け取るのは「気持ちよく聴けたかどうか」であって、画面の数字ではありません。原キーのまま苦しそうに出した高音と、2つ下げて落ち着いて歌い切ったサビを比べたとき、後者のほうが良かったと言われることは珍しくありません。

プロの歌手も、ライブでは音源より低い高さで歌うことがあります。年月が経てば声の出方も変わるので、同じ曲をずっと同じ高さで歌い続けるとは限りません。キーを動かすことは手抜きではなく、その日の声に合わせるための調整です。原キーを目標に置くのは構いませんが、人前で歌う日は、届く高さを選ぶほうを優先してかまいません。



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