こんにちは、
歌い手部のケイです。
今回は歌い手部総研第九回で、
動画のイラストに関する調査です。
歌い手や歌ってみたと動画に使われるイラストは
切っても切れない関係にあります。
歌い手としてニコニコ動画やYouTubeに
歌ってみた動画をアップすることが主な活動だと思いますが、
イラストが良くて、人気や有名になるきっかけとなることもあれば、
イラストに問題があり、炎上問題に発展することもあります。
歌い手には全く非がないが、イラストに問題があり、
そのせいで動画が炎上したということも実際にあります。
そこで、今回は歌い手部ユーザーが動画イラストを
どうしているのかを調査したので、ぜひ参考にしていただければと思います!
調査概要
調査期間:2020年6月20日~2020年6月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:歌い手部ユーザー34名(有効回答・複数回答)
動画のイラストをどのように用意しているか?
まず、「動画のイラストをどのように用意しているか?」を
質問した結果が以下のグラフです。

意外だったのは、動画のイラストを自分で描いている人が
全体の7割以上もいることです。
確かに、最近の歌い手は歌以外にも
特出した才能や趣味、スキルをもっていることが多いです。
例えば、日本を代表するアーティストとなった米津玄師さんは
ハチの名義で活動している時にイラストを自ら描いていました。
動画のイラストを絵師に頼む予定はあるか?
次に「動画のイラストを絵師に頼む予定はあるか?」について
質問した結果が以下の通りです。

すでに頼んでいる人を含めると、
今後依頼する・したいと回答した人が約7割となりました。
先ほどの質問と合わせて考えると、現在はイラストを自分で描いているが、
今後は依頼したいと考えている方が多いと言えるでしょう。
調査結果から見えること(編集部解説)
ここからは、上記の調査結果について編集部が補足の解説を加えます。以下は調査で新たに得た数値ではなく、調査当時の回答傾向をもとにした編集部の見方です。あらためて数字を整理すると、調査当時、有効回答は歌い手部ユーザー34名で、「動画のイラストを自分で用意している」と答えた方が7割以上、「今後依頼する・したい」と答えた方が(すでに依頼している方を含めて)約7割でした。
「自分で描く」が多かった背景として考えられること
この2つの数字は一見すると矛盾して見えますが、「今は自分で描いているが、いずれは依頼したい」という層が重なっていると読むと自然につながります。編集部としては、次のような事情が背景にあると考えています。
- 活動を始めた段階では、費用をかけずに投稿数を増やすことが優先されやすい
- 投稿のペースを自分で決められるため、納期の調整が不要になる
- イラストの差し替えや作り直しを自分の判断で行える
- 歌以外の表現も自分でやりたい、という動機を持つ方が一定数いる
いずれも推測を含みますが、「自分で描く」が最初の選択肢になりやすい理由としては説明がつきます。
「今後は依頼したい」が多いことをどう見るか
一方で、今後依頼したいという回答が多かったことは、自分で描くことに限界を感じる場面があることを示していると考えられます。投稿を続けるほど1本あたりの制作時間が負担になり、歌の練習や録音に使える時間が削られていきます。依頼は「絵が描けないから頼むもの」だけでなく、「時間の配分を変えるための手段」でもあるという見方ができます。
自分で描く・依頼するの使い分け
どちらか一方に決める必要はありません。編集部としては、次のように場面で使い分ける考え方をおすすめしています。
| 比べるところ | 自分で描く | 絵師に依頼する |
|---|---|---|
| 費用 | 制作の費用はかからない | 費用がかかる(条件により変動する) |
| 時間 | 自分の時間を使う | 依頼と確認の時間、納期の調整が必要 |
| 仕上がりの安定 | 自分の技量に左右される | 作風を選んで依頼できる |
| 作り直しのしやすさ | いつでも直せる | 修正の回数や範囲を事前に決めておく必要がある |
| 権利まわり | 自分の作品として扱いやすい | 利用範囲を取り決めておく必要がある |
| 向いている場面 | 投稿数を増やしたい時期、試作 | 力を入れたい曲、名刺になる1本 |
すべての動画に同じ力をかけない
投稿する動画をすべて同じ水準で作ろうとすると、続けること自体が難しくなります。数を出す動画と、力を入れる動画を分けて考えると、費用と時間の配分が現実的になります。たとえば普段の投稿は自分で用意した素材でまわし、節目となる曲や記念の投稿だけ依頼する、という進め方です。依頼にあたっての条件の詰め方は絵師にイラスト作成を依頼する相場で解説しています。
切り替えるタイミングの目安
いつ依頼に切り替えるかは、活動の状況によって変わります。判断に迷ったときは、次のような点を振り返ってみてください。イラストの制作に時間を取られて投稿の間隔が空いてしまっている、思い描いている構図が自分の技量では再現できない、動画のイラストだけ雰囲気が揃わない、といった状態が続いているなら、一度依頼して基準になる一枚を持っておくという選択肢が現実的になります。逆に、投稿を始めたばかりで方向性がまだ固まっていない時期は、自分で用意しながら試す期間として使うほうが無駄が少なくなります。
自分で描いた経験は依頼の場面でも役に立つ
本文でも触れているとおり、一度自分で描いてみると、依頼するときに伝えるべきことがイメージしやすくなります。構図、表情、色味、背景の有無といった要素に分けて希望を伝えられるようになると、やりとりの往復が減りやすくなります。「なんとなく違う」ではなく、どの要素が違うのかを言葉にできることが、依頼を成功させる大きな要素だと考えています。
この種の調査データを読むときの注意点
最後に、調査結果の読み方についても触れておきます。編集部が実施したものも含め、アンケート調査には必ず前提と限界があります。
| 注意する点 | どう読むか |
|---|---|
| 回答者の人数 | 人数が少ないほど、数人の回答で割合が動く。傾向として読む |
| 回答者の性質 | 歌い手部ユーザーという特定の層の回答であり、全体の傾向とは限らない |
| 調査した時点 | 今回の調査は2020年6月時点のもの。以降の状況の変化は反映されていない |
| 質問の形式 | 複数回答の場合、割合の合計は100%にならない |
つまり、この調査からわかるのは「調査当時、歌い手部ユーザーの間ではこうした傾向が見られた」ということであり、今の歌い手全体がそうであるという意味ではありません。数字は自分の判断材料のひとつとして使い、最終的には自分の活動状況に合わせて決めるのが現実的です。イラストの用途が広がったときに確認しておきたい権利まわりは歌ってみたと著作権を、用意したイラストをサムネイルに展開する方法は歌ってみたのサムネイルの作り方を参考にしてください。
最後に
個人的に、今後絵師に依頼する・したいと考えているが
まずは自分で描いてみるというのは良いやり方だと思います。
まず自分で描く場合には依頼費はかかりません。
歌い手をはじめたての頃や使えるお金に限りがある場合は
ランニングコストはなるべく抑えたいでしょう。
また、自分でイラストを描いてみるという経験は
依頼する時にも非常に活きてきます。
例えば、自分で描いたことがあれば、何を伝える必要があるか
おおよそイメージがつきます。
他にも、イメージのすり合わせや修正をお願いする時も
全く描いたことがない人より具体的に伝えることができます。
「なんかイメージと違う」、「なんかもっと柔らかい感じで」と
言われても絵師さんも困ってしまうでしょう。
より具体的に正確にコミュニケーションを図るという意味で
自分もやってみるということは重要なのです。
ぜひ、まだ一度も描いたことがないという方がいたら
経験としてイラストを描いてみるのもおすすめです。























