こんにちは!歌い手部のレモンです!
「自分の音域って広い方なんだろうか?
それとも狭い方なんだろうか?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
僕はあります。
僕はもともと声が低かったので、
「他の人はどうなのかな
自分は狭い方なんじゃないかな?」
と、ちょっと不安になりつつも
疑問に感じていた経験があります。
実際、自分の音域がどうなのか
気になりますよね?
今回は男女の平均的な音域はどのぐらいなのか、
音域の違いについて書いていきます。
気になる方はぜひ読んでください!
音域とは?
「そもそも音域って何?」
そんな方のために
まずは音域の説明からしていきます。
音域とは、ある人が歌声として出せる
音程の広さのことを指します。
音域の広さには生まれつきの声の高さや
普段からどの音域で話しているかなどで
個人差が出てくるものです。
日常生活の中で感じているとは思いますが
基本的には男性の音域は低く、
女性の音域は高いです。
次は、男女の音域の違いについて
書いていきます。
男女の音域の違い
声区について
人の声には地声、裏声や
チェストボイス、ミックスボイス、
ファルセット、ヘッドボイスなど、
声の出し方をいくつかに
分けたものを声区と呼びます。
この声区というものは、
専門家の間でも意見が割れるくらいに、
定義が曖昧かつ、
慣習的・感覚的に使われているものです。
これが声区だ!とは
ここで言い切ることはしませんが、
音域についての説明をするためには
避けては通れない語句なので
ここでは
声の出し方をいくつかに分けたものを声区
と定義します。
チェストボイス、ミックスボイス、
ファルセット、ヘッドボイス。
それぞれの発声方法について詳しく知りたい方は
以下の記事をご参照ください!
チェストボイスについてはコチラ。
ファルセット、ヘッドボイスについてはコチラ。
ミックスボイスについてはコチラ。
男性の音域
男性はおよそ最低音がE2前後、
そこからE4の約2オクターブあたりを
地声(=チェストボイス)で出し、
そこから先は裏声か、ミックスボイスを使う
という人が多いです。
E4を超えると、チェストボイスだけでは
キツくなってきます。
そのキツいポイントを
換声点とかブレイク、チェンジと呼びます。
男性の場合、この換声点を超えた音をどう出すか
チェストボイスのまま張りあげるべきか
それとも裏声を使うべきか
というのが問題になってきます。
声区ごとの平均的音域(男性)
声区ごとの男性の平均的音域について
書きました。
ただし、あくまでもこれは平均値なので
実際は個人差が生じます。
参考程度にご覧になってください。
この値はあくまでも、
しっかりと練習した方の平均値です。
練習をすることで、ここまで
出せるようになると思ってください!
女性の音域
そして女性の最低音は、男性より
1オクターブ上のE3程度になりますが、
換声点が男性より
少しだけ上の音にあります。
チェストボイスの最低音は
1オクターブも違うのに、
チェストボイスの最高音は
男性より3~4音上までしか出すことができません。
つまり、男性が2オクターブ程度を
チェストで出せるのに対し、
女性はチェストボイスを
1オクターブ~1オクターブ半程度しか
出すことができません。
声区ごとの平均的音域(女性)
女性の声区ごとの平均的音域は
以下の通りです。
平均値は絶対ではない
あくまでもこれは平均値なので
あなたの声区ごとに発声できる音程は
絶対にこれ!というわけではありません。
また、これはしっかりと発声練習をした人の
平均値となっていますので
もし自分の音域が狭いと感じた方でも
練習することでここまで広げることができる
と思ってください。
そして、上に述べた以上の高い声をだす
ホイッスルボイスという発声が存在します。
ただ、一般的にホイッスルボイスによって出せる音域は
歌ではほとんど使うことはありません。
「もっと高音を出したい!」という人は
以下の記事で詳しく解説してますので、
ぜひ読んでみてください!
あなたの音域をチェックしてみよう
音域を広げる練習をするにあたって、
今あなたがどの発声方法で
どれだけの音域を知っておくことはかなり重要です。
あとどれだけ自分にはのびしろがあるのか、
それを明確化することによって
あなた自身の練習しようという
モチベーションに繋がります。
チェストボイスでどこまで出せるか
ファルセット、ヘッドボイスならどうか
しっかりと自分で把握しておきましょう!
練習したら音域は広がる?
訓練次第で、絶対に音域は広がります。
というのも、キング・オブ・ポップとして有名な
あのマイケルジャクソンさんでさえも
高音が出なくて悩んでいた過去がありました。
彼は、高音の楽曲を歌える状態を
キープしておくために、
普段の話し声から常に裏声で話すようにし、
高音を克服したというのです。
もちろん、人によっては
生まれつき声が高いなど、
今活躍しているプロの歌手、
歌い手さんらの中にも事例は存在します。
しかし中には努力や工夫次第で
今の歌声を手に入れた人も数多く存在するというわけです。
練習次第で必ず出したい音程を
出せるようになります。