【男性曲を楽々歌いたい】低い声の出し方と練習方法

低い声 出し方

サクラ
96猫さんの吉原ラメント、かっこいいなぁ…! 私も大人っぽく歌えるようになりたい…。 

アイカ
96猫さんの歌声、すごく大人っぽくてかっこいいよね! サクラもこんな歌声出したいの?

サクラ
はい!大人っぽい低音ボイスは、昔からの憧れです!

アイカ
じゃあ低い声の出し方について、今日はレクチャーしていくわよ!

 

 

 

福山雅治さんや96猫さんのような
かっこいい低い声。

イケボということもできます。

あのかっこよく色気のある歌声に
憧れる人は少なくないはず。

 

「高い声は出るけど低い声が出ない…。」

女性の中には
そんな悩みを抱えている人もいると思います。

 

高い声の出し方はボイトレサイトなどで
比較的多く説明されていますが、
低い声の出し方はあまり書いてありません。

ネットで調べてみても、
結局どうすればいいか
わからないことが多いです。

そこで今回は、低い声の出し方について
徹底的に解説していきます!

 

低い声ってどんな声?

まずはどういった声が一般的に
“低い声”とされるのか特徴を述べていきましょう。

 

声区で判断する低音域

「高い、低い」といった判断基準は
人によって異なります。

そのため、発声のときに「低い音域」として
扱うべき音域について解説していきます。

 

歌う声は、音域でざっくり分けて
3つの「声区」と呼ばれる区切りで分けられていて、
それぞれ適した発声法があります。

  • ヘッドボイス(ファルセット):高音域。頭に響かせる声が中心。
  • ミックスボイス:中音域。頭と胸に響かせる声が混ざる。
  • チェストボイス:低音域。胸に響かせる声が中心。

 

低い声は胸に声を響かせやすく、
チェストボイスで出すのが
最も合理的かつ理想的です。

 

安心感を与えることができる

高い声と低い声だと、どちらの方が
落ち着いた印象がありますか?

低い声の方が落ち着いた印象がある
ほとんどの人が答えるはずです。

 

低い音というのは安心感を与え、
落ち着いた印象があると言われています。

そのため、曲や歌詞によっては
低音で歌う方がイメージに合うことがあります。

そういう意味で、低い声が出せると
表現の幅がグーンと広がります。

 

歌声に深みが出る

バンド、またはオーケストラでは
ベースやヴィオラやコントラバスといった
低音を担当する存在は欠かせません。

 

これは、低音が入ることで音に深みと
安定感が出る効果があるためです。

歌でも、低い声が出せると
歌に深みが出ます。

 

低音を自由に発声できるようになれば、
選曲の幅が広がるだけでなく、

聞き手の印象に残る歌が
歌えるようになるのです。

これは普段の歌声に低音の倍音が加わり、
より重厚な発声となるからです。

 

倍音について詳しくは
下記の記事を参照ください

良い歌声を出すカギになる「倍音」とは?

2017.04.14

 

大人っぽい雰囲気を演出できる

低音は聞く人を落ち着かせる効果があり、
それが「大人っぽい」という印象を
生むことにつながります。

 

例えば96猫さんは数ある
女性歌い手の中でも

歌声が大人っぽい、
余裕のある感じがありますよね。

 

あれは低音の倍音が多い&低音域を
歌で多用しているため、

それが彼女の印象につながっています。

 

96猫さんの歌い方について詳しく知りたい方は
下記の記事をご覧ください

【歌い手紹介】第二弾 96猫 紹介と歌声の特徴について解説

2018.05.27

 

低い声は歌声の土台!

低い声を出せると、
どんな良いことがあるのでしょうか?

実は、ただイケボが出せるだけでなく、
歌全般において重要なんです。

 

芯のある歌声を出せるようになる

高い声なのに、地声っぽくて
聴き心地が良い歌声。

プロの歌手が使っている声は
裏声に低い声の成分を混ぜています。

つまり、低い声は
歌声に芯を作る上で大切なものなんです。

 

主に低い音を出す楽器のことを
ベースと言います。

まさしく音楽の基礎であり、
土台になる部分ということでしょう。

 

 

低い声を伸ばすのは難しい!?

実は、高い声を伸ばすことに比べて、
低い声を伸ばすことの方が難しいのです。

「いやいや、低い声は出るけど、
高い声を出そうとしても出せない!」

と思われるかもしれませんが、
低い声を伸ばす方が難しいのです。

 

声は声帯という2枚のヒダがくっついて、
振動して出る音のことです。

声帯がくっついている長さが短いほど
高い音が出ます。

逆に低い音を出すためには
声帯全体をベターっとくっつける必要があります。

 

くっついている長さを短くすることは
理論上いくらでも可能です。

そのため、ボイトレ的には
高い声はかなり伸ばすことができます。

 

しかし、低い声は
その人の声帯の長さで限界があります。

高い声よりも低い声の方が
出せる音の限界にぶつかりやすいです。

 

また、高い声を出すためには
声帯をピンと張る必要があります。

一方、低い声を出すためには
できるだけ脱力する必要があります。

 

人は意識して力を入れることは
ある程度簡単にできますが、

意識的に脱力することは難しいです。

いくら頑張って脱力しようとしても、
ちょっとは力が入ってしまうもの。

 

つまり、発声の仕組み・脱力の問題から
低い声を伸ばすのは難しいといえます。

 

とはいえ、ほとんどの方は自身の身体を
最大限使いこなせていないので、

練習次第で今よりも格段に低い声を
出せるようになります。

以下で練習法を書いておいたので、
ぜひ参考にしてみてください。

 

低い声の出し方

リラックスをする

先ほど言ったように
低い声を出すポイントは脱力です。

緊張して身体がこわばっていると、
低い声を出すことはできません。

 

そのためストレッチをして、
身体をほぐしておくのがポイントです。

歌う前のストレッチメニューについては
こちらの記事をご覧ください!

たった3分で歌が劇的に上手くなる!!歌う前にやるべきウォーミングアップ

2019.07.24

 

胸に響かせる

高い声は頭の高い位置で響いています。
低い声を出すには、この声を響かせる位置を
胸のほうに変える
必要があります。

実際に胸に手を当てて
可能な限り低い声を出すことに
チャレンジしてみてください。

 

低い声ほど、胸の振動が強くなるのが
感じられるはずです。

この感覚を忘れずに
胸の震えを意識しましょう。

これが低音発声の出しやすさにつながります。

 

低い声が出ない原因

低音が出ないと思い込んでいる

今まで出したことのない音程を
出そうとするわけですから、

イメージできず”低音が出ない”という
先入観のせいで出ないということがあります。

 

そう言った先入観があると無意識に身構えてしまい、
身体に力が入り喉が締まって
空気の通り道が狭くなることで

出したい低音域が出ないという
結果につながってしまいます。

 

また、喉に力が入った状態での発声は
喉を痛める原因にもなるため、低音が出ないと
思い込みすぎないことが大切です。

「今よりも低音が少しでも出たらいいな」、
「低音が出せるようになりたい」ぐらいの
気持ちで根気よく練習をしましょう。

 

声を胸に響かせることができていない

チェストボイスの発声は
胸に声を響かせることが必須です。

口元で出ている声を飲み込み、
身体の下に押し込むような感覚で、
声の響きをコントロールしてみましょう。

 

腹式呼吸で発声できていない

響きのある低音を出すには、
息をたくさん使います。

そのため、主に胸部で行う胸式呼吸ではなく、
より多くの息をコントロールできる
腹式呼吸をマスターすることが大切になります。

 

腹式呼吸については
下記の記事をご参照ください!

【歌が上手くなりたい人必見!!】正しい腹式呼吸を身につけよう!~ボイトレ基礎編~

2021.10.25

 

喉が開けていない

十分に喉を開かなければ
低い声を響かせることは難しいです


あくびをする時の喉の形が、
低音ボイスを発声する時の
理想的な喉の開きになります。

 

あくびをすると息を大きく吸うことになるので、
喉の奥に空間ができるような
感覚があると思います。

 

この状態を意識して発声すると、
低い声を出す感覚を掴みやすいです。

喉が開いて余計な力が抜けると、
喉を傷めることもなくなります。

 

身体がリラックスできていない

低音域の発声は、いかに声を胸に
共鳴させるかにかかっています。

共鳴とは、振動を別の物体に
伝えることを言います。

 

身体が固まっていると胸を
振動させづらくなってしまうので、

練習中は身体に力が入っていないか
意識しましょう。

練習の合間にジャンプをしたり、
深呼吸をすると効果的です。

 

低い声の練習法

脱力した状態で発声する感覚を身につける

低い声を出せるようになるためには
脱力して声を出す感覚をつかむ必要があります。

 

イスにリラックスして座り、
自分がいつも歌う曲を静かに口ずさみましょう。

可能な限り、だらしなく歌います。

リズムや音程については
そこまで気にしなくて大丈夫です。

 

この練習は朝起きた直後が効果的です。

朝起きた時が一番、
声帯がリラックスした状態だからです。

 

この練習を繰り返すことで、
声帯がゆるんだ感覚がわかるようになります。

つまり、自分の出せる
カッコいい低い声を出す感覚です。

発声に関わる筋肉は記憶力が高いので、
繰り返すことで低い声が出るようになります。

 

声の響きを胸に共鳴させる練習

出せるけど出しにくい、
自分にとってギリギリ出せるぐらいの
低音域で「アー」と声を出しましょう。

口元から出ている声を
喉の奥の方に引っ込めるように
意識を変えてみます。

出ている声をそのまま飲み込むような感覚です。

※喉の奥の方で声がぶつかっている、
 響いているような感覚があればOK

 

そのまま、喉奥の響きを下(胸のある方向)に
持っていくように意識をしてみましょう。

 

胸に手を当てた時、振動していれば、
胸元に声が響いて振動して
いるような感覚があれば成功です。

そのまま音程を下げていきましょう。
低い音が出しやすくなっているはずです。

※女性は胸を共鳴させることに慣れていないため
 感覚を掴むのに時間がかかります。

 

また、低音域を発声しようとする際に
アゴが下がってしまうのは
滑舌や発音が悪く聞こえてしまうのでNGです。

 

低い声が代表的な歌手・歌い手

福山雅治さん

低音ボイスがかっこいい男性といえば
福山雅治さんは必ず名前にあがります。

低音ボイスを出す際、
福山雅治さんはとても滑らかに、

まるで楽器のベースのように
発声することができています。

まさに、低音発声の完成形と言えると思います。

 

蛇足さん(現:川村さん)

低音ボイスで歌い手界の一斉を風靡した
男性歌い手といえば、
蛇足さん(現:川村さん)です。

 

現在はストリーマーとしての
活動がメインとなっていますが、

その魅力あふれる歌声で女性ファンを
虜にし、歌い手という文化の一時代を築きました。
選曲や歌い方、ぜひ参考にしてみてください!

【歌い手紹介】第十三弾 蛇足 紹介と歌声の特徴について解説

2018.09.07

 

絢香さん

最近、ONE OK ROCK のTakaさんと
フューチャリングして話題になった絢香さんは、

数ある女性シンガーの中でも
低音の倍音が多く、太く力強い歌声で
訴えかけるような歌い方が特徴です。

今でも語り継がれる名曲、三日月でも、
その実力を遺憾無く発揮しています。

 

96猫さん

セクシーな姉さんボイスの歌い手といえば
この人の右に出るものはいません。
96猫さんです。

彼女は初めて投稿した歌が批判され、
それが悔しくて猛練習した結果、
今の歌声を手に入れることにつながりました。

【歌い手紹介】第二弾 96猫 紹介と歌声の特徴について解説

2018.05.27

 

他の歌い手にはない、
大人の魅力たっぷりでめちゃくちゃ
かっこいい歌声の持ち主です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

もしかすると、この記事を読んでいる方は
女性が多いかもしれません。

男性は普段の話し声から
意識せずチェストボイスを使っているので、
低音が出しやすいのです。

逆に女性は普段の話し声から
意識せずミックスボイスを含む裏声を
使っているので、高音が出しやすいです。

 

自分にとってできないことを
練習しようとしているのですから、

一朝一夕でいきなり低音が
出るようになるということはありません。

 

根気よく、可能な限り毎日
練習することを心がけましょう。

 



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2 件のコメント

    • 私女の子なんですけど、私イケボやカワボが出したいんです、なかなか出せなくて困ってます!助けてくださいカワボはなんとかできるんですけどイケボは低いから難しくて私でもできそうな、簡単なイケボやカワボの出し方教えてください

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