こんにちは!
歌い手部のレモンです!
「力強く歌いたいのに裏声しか歌えない…。」
「高い音程は裏声でしか無理!」
せっかく楽しく歌いたいのに
盛り上がるところで弱々しいと
気分も萎えてしまいますよね。
今回は、裏声でしか歌えないという人のために
力強い声で歌う方法を解説していきます。
興味がある方は是非読んでください!
地声と裏声
人間の声は2種類に分けられます。
地声と裏声です。
まずはそれぞれどういった発声方法で、
どういった特徴があるのかを解説します。
地声
自分で意識しなくても
出せることができ、
主に会話などに使われる声のことで、
俗にチェストボイスなんて呼ばれます。
チェストボイスのチェストは
胸という意味があり、
胸あたりを振動させることによって
発声する事から、このような名前で呼ばれます。
音の特徴としては、
主にその人の声質が強く現れやすく、
鍛えれば力強い声を発声する事ができ、
歌うためには必要不可欠な技術です。
以下の記事では
チェストボイスについて詳しく解説しています。
こちらも合わせてお読みください。
裏声
地声の力強さとは裏腹に、
気の抜けたような、
柔らかい印象を持つのがこの裏声。
俗に息漏れのする裏声をファルセット、
息漏れがしない裏声をヘッドボイスと呼びます。
どちらも透き通るような音を
出せるのが特徴です。
普段から地声で歌う習慣が
ある方にとっては、
地声で歌うことは
当たり前のことかもしれませんが、
特に女性の合唱・声楽経験者の中には、
地声で歌うことができないという方が
少なくありません。
裏声についてもっと詳しく知りたい
という人はこちらの記事も
合わせて読んでみてください。
裏声でしか歌えないことのデメリット
裏声でしか歌えないと、
基本的に力強い声は出せません。
なので、ロック系など激しい歌には
合わないと感じる方も多いんです。
さらに、裏声だけでは
高い声を出す事は容易でも、
低い音程を出す事ができません。
様々な歌を歌えるようになるためにも
力強い声を出せるようになるためにも
地声を練習する事は必要となってきます。
地声で歌えることによるメリット
自分の個性が表現しやすくなる
地声は、裏声に比べてると
自分本来の声色、
特徴が顕著に現れる発声と言えます。
合唱のように、1つのパートを
複数人で声をそろえて歌う時には、
個性を出さないようにすることが
必要となる場合もありますが、
ソロで歌う場合や各パートを
一人で担当する場合などには、
地声も取り入れて歌うことにより、
自分の個性をより自然に表現することができ、
鍛えればあなただけの武器にもなります。
歌える曲の幅が広がる
裏声は低音になっていくにつれ、
弱くなっていくという特徴があります。
裏声のみでは、すべての音域を高音と同様に
力強く発声することはできません。
裏声のまま、低音域を無理に
力強く発声しようとすることは、
声帯を過剰に圧迫することとなり、
のどを壊す原因にもつながります。
地声でも歌えるようになると、
無理なく広い音域を力強く歌えるようになるため、
歌える曲の幅が一気に広がります。
地声のような力強いミックスボイスを出せる
例えば、DREAMS COME TRUEの吉田美和さんや
Superflyさんのように高音域を力強く歌うためには、
ミックスボイスというテクニックが必要となります。
このミックスボイスを作り出すには、
地声で使う筋肉と裏声で使う筋肉が
同程度の強さを持つ必要があります。
普段裏声ばかり使っている人は、
裏声の筋肉ばかりが発達し、
地声の筋肉が弱い可能性があります。
裏声でしか高音が出ないという人は
積極的に地声で歌うことにより、
地声の筋肉を鍛えることができれば、
地声のような力強いミックスボイスを
作り出すことが可能となるのです。
ミックスボイスについて詳しくは
以下の記事をご参照ください。
力強い地声で歌うためのコツ
声帯を閉じる感覚をつかんで声を出す
息を吐く、吸うときには声帯は開いており、
声を出す時は声帯は閉じているので
息を止めることでこの声帯を
閉じる感覚を身につける事ができます。
この声帯を閉じる感覚について
詳しくは、以下の記事で解説していますので
こちらも合わせて読んでみてください。
話し声の延長で声を出す
歌声と話し声は全然違うものですが
地声を練習する際、歌うことを意識せず
話し声の延長で声を出してみると
地声の感覚をつかむ事ができます。
最初はこんにちはなど、
最後の母音があで終わる言葉ではじめ、
それに慣れてきたら別の母音で
終わる言葉で練習していきます。
この時音の高さは気にせずに、
普段自分が喋る時の音程で大丈夫です。
胸を震わせる感覚を身につける
地声、もといチェストボイスは
胸を震わせることで
効率よく低い声を出す発声法です。
そのため、胸が震えているか、
自分の手を当ててみて、意識してみてください。
胸が震えている事が確認できたら、
地声習得はもう目の前です!