歌ってみた・歌い手の用語辞典【初心者向け・これだけ覚えればOK】

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歌ってみたを始めると、「off vocal」「MIX師」「エンコード」など、聞き慣れない言葉が次々に出てきます。この記事は、歌い手・歌ってみた界隈でよく使う用語をまとめた初心者向けの辞典です。分からない言葉が出てきたら、ここに戻ってきてください。

より詳しい解説がある用語は、リンク先で深掘りできます。

制作・音源まわりの用語

用語意味
off vocal(オフボーカル/オケ)ボーカルの入っていない伴奏音源。歌ってみたはこれに自分の歌を乗せる。「カラオケ音源」とも
本家(ほんけ)その曲のオリジナル。ボカロ曲なら作曲者(ボカロP)の投稿した原曲
MIX(ミックス)録音した歌と伴奏を混ぜ、聴ける形に仕上げる作業(→MIXのやり方)
MIX師(ミックスし)MIXを専門に手がける人。依頼できる(→MIX依頼)
マスタリングMIXの最終仕上げ。音圧や全体の質感を整える工程
エンコード音源と映像を動画ファイルに書き出すこと。専門にやる人は「エンコード師」(→エンコード師の探し方)
DAW(ダウ)録音・MIXをするための音楽制作ソフトの総称
ピッチ補正外れた音程をソフトで直すこと。やりすぎると機械的な声(ケロケロ)になる

歌唱・発声の用語

地声(じごえ)普段の話し声のような、芯のある声。チェストボイスとも
裏声(うらごえ)高音を出すときの柔らかい声。ファルセット/ヘッドボイスに分かれる
ミックスボイス地声と裏声を混ぜた声。高音を力強く出せる(→ミックスボイス)
ハモリメインメロディの3度上下などを歌う副旋律(→ハモリの入れ方)
ロングトーン一つの音を長く伸ばして歌う技術(→ロングトーン)
ビブラート音を細かく揺らす表現(→ビブラート)
こぶし/しゃくり/フォール音を装飾する歌唱テクニック(→こぶし)
エッジボイス「あ゛ー」という低くつぶれた声。声帯閉鎖の練習に(→エッジボイス)
音域(おんいき)出せる一番低い音〜高い音の範囲(→音域の広げ方)
キー曲の高さ。自分に合わせて上下できる(→キーの合わせ方)

活動・投稿の用語

歌ってみた既存曲を自分で歌って投稿する動画・文化
歌枠(うたわく)ライブ配信で歌うこと。「枠」は生放送の意味(→歌枠の始め方)
立ち絵(たちえ)歌い手の姿を描いたキャラクターイラスト。動画や配信の「顔」(→立ち絵の依頼)
ワンコーラス1番だけの短い動画。お試し投稿やショート向け
コラボ/合わせてみた複数人で1曲を歌う企画(→コラボの作り方)
絵師(えし)イラストを描く人。立ち絵やアイコンを依頼する相手
初見(しょけん)配信に初めて来た視聴者。「初見です」とコメントする文化
スパチャ/投げ銭配信中に送る有料の応援。収益源のひとつ(→収益化ガイド)
両声類(りょうせいるい)男声も女声も出せる人(→両声類)

権利まわりの用語

原盤権(げんばんけん)音源そのものの権利。CD・サブスク音源の無断使用がNGな理由(→著作権まとめ)
JASRAC/NexTone音楽の著作権を管理する団体。主要プラットフォームは包括契約を結んでいる
包括契約プラットフォームが団体とまとめて結ぶ利用契約。YouTube等でカバーが歌える理由
親作品登録ニコニコ動画で、本家や音源を「元にした作品」として登録する仕組み

よくある質問

Q. 全部覚えないとダメ?

いいえ。使いながら少しずつ覚われば十分です。分からない言葉が出てきたら、このページに戻って調べてください。

Q. ここに載っていない用語がある

界隈の用語は日々増えています。まずは制作・歌唱・権利の基本用語を押さえておけば、たいていの解説記事は読めるようになります。

Q. 初心者はどの用語から覚えるべき?

まずは「off vocal」「本家」「MIX」の3つ。この3語が分かれば、歌ってみた制作の全体像がつかめます。制作の流れはロードマップで。

場面別に用語を引く

用語は種類ごとに並べると辞典としては整理されますが、実際に困るのは「今この作業をしているときに出てきた言葉」です。制作の流れに沿って、どの場面でどのあたりの用語が出てくるかを並べておくと、探す範囲を絞りやすくなります。

場面よく出てくる用語この場面でのつまずきどころ
曲を決めるとき本家、キー、音域、ワンコーラスキーと音域を同じ意味で使ってしまい、話が噛み合わない
音源を用意するときoff vocal、オケ、原盤権、包括契約音源の入手先ごとに条件が違うことに気づかないまま進める
録るときDAW、テイク、ハモリ、ロングトーン「録る」と「書き出す」の区別がつかず、データが探せなくなる
仕上げるときMIX、マスタリング、ピッチ補正、MIX師依頼したい内容を表す言葉が分からず、依頼文が曖昧になる
動画にするときエンコード、立ち絵、絵師誰に何を頼めばよいのかが整理できない
投稿・配信するとき歌枠、初見、コラボ、親作品登録投稿先ごとの仕組みの名前を取り違える

この並びは、そのまま制作の順番にもなっています。用語をすべて覚えてから始める必要はなく、その場面に入ったときに、その行の言葉だけを確認するという使い方で十分です。制作全体の流れをまだ把握していない場合は、歌い手の始め方ロードマップで工程を確認してから戻ってくると、用語の位置関係がつかみやすくなります。

混同しやすい用語の対比

意味を単独で読んだときは分かったつもりでも、似た言葉と並べると区別があやふやになる、という組み合わせがあります。よく取り違えられるものを、違いの軸とあわせて並べます。

紛らわしい組み合わせ違いの軸見分け方
キー / 音域曲の側の話か、人の側の話かキーは曲の高さ、音域は自分が出せる範囲
MIX / マスタリング工程の段階MIXは各パートを混ぜる作業、マスタリングはその後の最終調整
裏声 / ファルセット広さの違い裏声のほうが広い言葉で、ファルセットはその中の一つ
ハモリ / ユニゾン高さが違うかどうかハモリは別の高さ、ユニゾンは同じ高さで重ねる
本家 / 歌ってみたどちらが元か本家はオリジナル、歌ってみたはそれを歌った投稿
MIX / エンコード扱っているものが音か動画かMIXは音の作業、エンコードは動画ファイルにする作業

とくに「キー」と「音域」は、依頼や相談の場面で取り違えると話が通じにくくなる組み合わせです。曲の高さを下げたいのか、自分の出せる範囲を広げたいのかで、取るべき手段が変わります。曲側を調整する方法は自分に合うキーの見つけ方で扱っています。

対比で覚えると忘れにくい

用語を一つずつ暗記しようとすると、数が多くて続きません。上の表のように二つ並べて違いの軸を一本決めるという覚え方にすると、後から思い出しやすくなります。「これは曲の話か、人の話か」「これは音の話か、動画の話か」といった軸を一つ持っておくだけで、初めて見る言葉でもおおよその見当がつくようになります。

逆に、軸がはっきりしない用語は無理に区別しようとしなくても構いません。界隈で使われる言葉には、人によって指す範囲が少しずつ違うものもあります。そうした言葉は、やり取りの中で相手がどの意味で使っているかを確認するほうが確実です。

用語が分からないまま進めると詰まりやすい場面

知らない言葉があっても、たいていは後から調べれば足ります。ただ、人とやり取りする場面だけは、用語の取り違えがそのまま手戻りにつながりやすいので、先に確認しておくと安心です。

制作を依頼するとき

MIXや動画制作を頼むときは、こちらが渡す素材と、相手に頼む作業の範囲を言葉でそろえる必要があります。「MIXをお願いします」と伝えたつもりでも、相手はマスタリングや動画への書き出しまで含むと受け取るかもしれません。どこまでを頼むのかを工程の名前で書いておくと、行き違いが減ります。用意する素材と伝える内容はMIX依頼の準備にまとめてあります。

概要欄を書くとき

担当した作業を書く欄では、工程の名前をそのまま使います。ここで用語の範囲を誤ると、実際にやっていない作業まで自分の担当として書いてしまうことがあります。書き方の枠組みは歌ってみたの概要欄の書き方で確認できます。

調べものをするとき

検索する言葉が違っていると、必要な情報にたどり着けません。たとえば音量のバランスを直したいのに「マスタリング」で調べると、目的とずれた情報が並びます。やりたいことを工程の名前に置き換えてから検索すると、必要な記事に当たりやすくなります。

まとめ

歌い手界隈の用語は、最初は呪文のようでも、活動していくうちに自然と身につきます。この辞典をブックマークして、分からない言葉に出会うたびに戻ってきてください。用語が分かると、他の解説記事もぐっと読みやすくなります。



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